行政書士になるまでの道のり②
行政書士の橋岡です。うだるような暑さが続きますね。日焼け止めを塗ってもかりんとうのようにこんがり焼けちゃうくらい日差しが強くて困ってます(笑)。さて、今回も自分語りをしていこうと思いますのでよかったらお付き合いください。前回の続きから。16歳で社会に出たところまでは書きましたね。初めに就職したのは当時バイトをしていたガソリンスタンドでした。当時はいまのようにセルフサービスは少なく、フルサービス(実際にガソリン入れたり窓を拭いたりする)が主流でした。日焼けで真っ黒になりながら外でこういった仕事だったり、蒸し暑いピットの中でタイヤやオイルの交換だったり…。働くことが凄く楽しく感じたことを覚えています。給料は月12万くらいと泣けるくらい安くてしんどい感じで、納得がいきませんでした。しかし、今考えれば車の免許もなければ経験もない16歳の小僧がやれることは少なく、ましてや高校もまともに行けてないのに働かせてくれただけマシだったなと感謝しています。そんなこんなでこの職場を1年ちょっとで辞めて、そこからは本当に職を転々としました。引っ越し屋、飲食店、建設作業員、倉庫作業、車のライン製造、パチンコ屋…。日々をなんとなく生きてきました。そんな生活を続けていた中で僕の人生において極めて大きな分岐点がやってきます。妻との出会い、息子の誕生です。23歳の時に妻と出会い、すぐに息子を授かりました。ここでいままでの自分を振り返り、自分が1番嫌っていた『父親』になるという事実と向き合い、自分の息子には自分と同じ思いはさせたくないという意識が自分の中に強く根を張っていく感じがしました。妻と結婚(おかげさまで17年目)し、息子を迎える準備を整え、仕事に打ち込むようになりました。しかし、家族のために仕事を頑張っているはずが、いつの間にか自分の承認欲求を満たすために働くようになり、家庭を顧みなくなり、崩壊寸前にまでなりました。ふと我に返り、これではなんのために仕事を頑張ってきたのかがわからなくなり、自分探しをするために勤めていたパチンコ店を退職、心機一転建設会社へ転職して建築営業をすることにしました。ここで宅地建物取引士という国家資格を知り、取得しないとクビだと言われ(多分冗談だったと思いますが)、それは困ると人生で初めての自分から勉強をすることに。これがハマったんですね。めちゃくちゃ難しく感じましたけど、めちゃくちゃ楽しかった。やればやっただけ成果が出たんですね。勉強とはこんなに楽しいものだったのか!という感覚は今でも覚えいます。合格後のことが何度も夢に出てきて、会社に言われたからでなく、自分がやりたくて進んで勉強しました。僕の人生を変えるにはこれしかない!そう信じて勉強を続け、なんとか宅建を合格(初学で一発合格)しました。すると、周りの僕を見る目が明らかに変わったんです。これはいいと調子に乗った僕は勉強が習慣になっていたこともあり、本屋さんで行政書士のテキストと問題集を手に取り、受験勉強を始めることになります。
さて、今回はここまでにします。次回は行政書士試験についてを実体験を基にしながら詳しく書いていきますね。ではまた。
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