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IFAってなんだっけ

こんばんはyubiです。
この記事は調べ物の解説記事なので少し固い感じになりますので。

友人が独立してIFAになったようです。

FPとか流行ってますけど、似てるようで少し違うのがIFAなのですが知らない方も多いと思いますので調べてみました。

ちなみに私は金融勤務でFPは大学の時に3級、社会人になって2級を取りました。懐かしい。


IFAの基本的な内容

IFAとは「独立系ファイナンシャルアドバイザー(Independent Financial Adviser)」の略で、特定の金融機関に所属せず、独立して資産運用や保険、年金などの相談に乗る専門家のことです。

様々な金融商品を取り扱うことができ、顧客に最適なアドバイスを提供します。IFAの主な役割は、顧客の財務状況や目標に基づいて、最適な投資戦略や保険商品を提案し、顧客の資産を効率的に運用する手助けをすることです。

特定の金融機関に所属しない、独立しているというのが割と大事ですね。FPは大体どこかの組織に所属していますからね。ちなみに欧米だとIFAは割と普通なのですが、日本だとあまり見ないですね…

欧米におけるIFA

IFAは欧米では非常に一般的のようです、特にイギリスやアメリカでは、多くの人々がIFAのサービスを利用しています。

これにはいくつかの理由があります。まず、IFAは特定の金融機関に属さないため、さまざまな金融商品や投資オプションを提案することができます。

これにより、顧客は自分に最適な商品を選ぶことができます。また、IFAは顧客の利益を最優先に考え、利益相反が少ないです。彼らは顧客のニーズや目標に基づいてアドバイスを提供します。

さらに、欧米ではIFAの活動は厳しく規制されているので、顧客は安心してサービスを利用できると言われています。


IFAの利用者

IFAのサービスを利用する人々は多岐にわたりますが、主に以下のような方々が多いです。

1. **高額所得者や資産家**:大きな資産を管理している人や高額所得者は、税務や投資の複雑さからプロの助言を求めることが多いです。

2. **退職前後の人々**:退職を控えた人や退職後の生活を計画している人々は、年金や資産運用についての専門的なアドバイスを必要とします。

3. **自営業者や中小企業のオーナー**:自分でビジネスを経営している人は、個人とビジネスの両方の財務計画を立てる必要があるため、IFAの助言が役立ちます。

4. **複雑な財務状況にある人**:相続、離婚、遺産管理など複雑な財務問題に直面している人は、IFAの専門的な知識を活用します。

5. **投資初心者**:投資について詳しくないが、資産運用を始めたいと思っている人もIFAを利用して、適切な投資方法を学び、リスクを最小限に抑えながら資産を増やすことができます。

実際にIFAの方とお会いしたこともありますが、お客さんに退職者、経営者は割と多いらしいです。お金はあって運用はしたいけど時間、運用知識が無いみたいな人はイメージつきやすいかもしれませんね。

IFAとFPの違い

一般的に言われているIFAとFP(ファイナンシャルプランナー)の違いも列挙しておきます。

1. **所属の違い**:IFAは独立しており、特定の金融機関に所属していません。一方、FPは金融機関に所属していることもあり、所属先の金融機関が提供する商品やサービスを中心にアドバイスすることが多いです。

2. **サービス内容の違い**:IFAは主に投資や資産運用、保険、年金などの分野で専門的なアドバイスを提供します。一方、FPは家計管理、教育資金の計画、ライフプランニング、リタイアメントプランニングなど、より広範な個人の財務計画に関する相談ができます。

3. **報酬体系の違い**:IFAは手数料ベースや、顧客の資産運用額に応じた報酬を受け取ることが多いです。一方、FPは手数料ベースの他、金融商品を販売することで手数料やコミッションを受け取ることもあります。

4. **規制と認証の違い**:IFAは多くの国で厳しい規制の下に置かれており、資格や登録が必要です。FPも資格試験に合格し、認定を受ける必要がありますが、国によって規制の内容は異なります。

日本のFPは割と年金とかにも通じてる人は多い印象です。ただ、ほとんど保険屋さんなのも事実。
無料相談をしてもコンサルフィーは得られない、つまり何かしらの商品で手数料を稼ぐしかないということです。

FPの無料相談と聞くと保険を売りつけられそうというイメージの方も多いのでは?

IFAのメリットとデメリット

IFAを利用する利点としては、顧客の利益を最優先にした独立したアドバイスを受けられること、幅広い金融商品の中から最適な選択ができること、専門的な知識を持つアドバイザーからのアドバイスが受けられることが挙げられます。

一方で、IFAを利用する際には、そのアドバイザーが本当に信頼できるかどうかを慎重に見極める必要があります。また、手数料が高額になる場合もあるため、事前に費用についても確認しておくことが重要です。

日本におけるIFAの現状

日本でもIFAは徐々に認知され始めており、その利便性や専門性が評価されています。しかし、欧米に比べるとまだ発展途上の段階にあります。

今後はIFAの利用が増え、より多くの人々が独立した専門的なアドバイスを受けられるようになることが期待されています。また、規制や認証の整備が進むことで、IFAに対する信頼性も高まると考えられます。

日本だと相談にお金を払うって感覚がまだまだ多くないなと思うことがあります。何かしらの成果物や商品に対して払うのはわかるけどノウハウにお金を出すっていう経験をした人が多くないというのもあるのかもしれませんね。

おわりに

そんな感じで軽くIFAのことを調べてみたのでだらだらと書いてみました。仕事柄そういう方と会うことも多いので調べたこと+実体験みたいな感じです。

お金に関するコンサルっていうことでFPが流行ったのですが、実際は相談するだけでは相手方は利益にならないので金融商品を勧められることも多いです。一方でIFAはコンサルそのものを商品にしていると考えると分かりやすいかもしれませんね。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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