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投資とギャンブルとゲーセン

先日YouTubeを見ていたらクレーンゲームで荒稼ぎしている方の動画を見つけました。

最近では滅多に遊ぶことも無くなったけど実家にいた時に近くのゲームセンターよく行ったな、と思い出して懐かしい気持ちで見ていました。

配信者は非常に上手く、テクニックを駆使したり設定の穴をついたりしており、色々な攻略方法があるのだと感心しました。

彼らは少ないプレイ回数で高額な景品を獲得しており複数人で各地のゲームセンターを巡回して設定が甘い台などを狙っているのだそうです。景品をオークションやフリマサイトに出して利ざやを稼ぐようでした(実際の運営を見ているわけではないのでどういった構成でやっているのかは分かりませんが)

さて、タイトルの件ですが彼らは移動費やプレイにかけるお金のことを「投資」と表現していました。

クレーンゲームで投資という言葉が出るのは面白い表現な気がします。彼らの中ではある一定の金額をかければ景品によって利益が得られるという算段があり、かけた金額はあくまで将来的な利益のためです。

そして彼らはしっかりと高額景品を手に入れて投資額を回収している。つまり投資として成功しているのです。

これが投資として成り立っているということはある一定の再現性があり、期待値として利益が出るものは投資という表現になるのかな、とふと思ったというのが今回の投稿です。

投資という言葉は、通常、株式や不動産など、ある程度のリターンが見込まれるものに資金を投じる行為を指します。しかし、今回の件を投資と捉えることは、まさに「リスクを伴う資金運用」の新たな形を示しています。

彼らにとって、これはただの娯楽ではなく、技術と経験に裏打ちされた戦略的な資金運用の場なのだということです。

これに対して、ギャンブルはどうでしょうか。ギャンブルは基本的に運に依存するもので、結果が予測できないため、多くの人が損失を出すことを前提にしています。

一方で、クレーンゲームはスキルと経験が重視されるため、単なる運任せのギャンブルとは異なる性質を持っているようです。勿論、動画の中で彼らも「運の要素が絡む」という表現を使っていたので技術だけではないのでしょう。

しかしそれは株も不動産投資も同じで、規模に差はあれど熟練したプレイヤーは、その運を可能な限りコントロールし、利益を生み出す確率を高めることができます。

結局のところ投資、ギャンブルというテーマは、どれも「リスク」と「リターン」の関係性に基づいています。それぞれの活動において、リターンを最大化するためにどのようなリスクを許容し、どのようにそれを管理するかが鍵となります。

クレーンゲームで稼ぐ集団が示しているのは、リスクを管理し、リターンを追求する新たな方法論であり、それを「投資」と表現する彼らの考え方には、ある種の合理性があると言えるでしょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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