少額投資は無意味なのか

内容紹介
少額から投資を始めてみたいけど、少額ではあまり増えないし意味がないのでは？
投資はお金持ちがやるもの、そんな認識をお持ちの方に読んでほしい内容になっています。

本編
株式投資やその他の金融商品への投資を考えるとき、多くの人が「少額投資は意味がないのではないか」と疑問に思うかもしれません。

しかし、少額投資には多くのメリットがあり、特に投資初心者にとっては非常に有益です。ここでは、少額投資の意義についてみていきましょう。

1.マネーリテラシーの会得
他にもいくつか一般論的なメリットを書いたのですが、私が最も大事だと考えているのはこれです。

身銭を投じることで投資のことを調べたり考えたりすることで「マネーリテラシーが付く」ということです。具体的にはいくつかありますが、その中でも大きい効果として「詐欺に遭いにくくなる」というのが挙げられます。

例えば株式投資の仕組みを知っていれば月に確実にいくら稼げるという確定した利益や、月利10%以上という単語は聞いただけで怪しいということがわかります。

配当やその控除の確定申告について学べば還付金というものがどのように給付されるかも理解できるでしょう。ぼんやりと聞いた話は抜け落ちてしまいがちですが、身銭を払っているものは真剣に調べようと思うものです。

投資をするということは同時に知識も身につくということです。投資は危ないという方を見かけることがありますが、過剰なリスクをとったならともかく投資をしない方が知識が身に付かず危ないことがあると考えています。

2. 投資の学習
少額投資は、投資の基本を学ぶための最良の方法です。株式市場や投資信託、不動産投資など、さまざまな投資方法がありますが、これらの基本を理解するためには実際に投資を経験することが重要です。

少額から始めることで、失敗しても大きな損失を避けることができ、安心して投資の基本を学ぶことができます。初めは少額の資金を使って、自分の投資スタイルやリスク許容度を見極めることが大切です。

3. 複利効果の享受
少額でも、長期間にわたって投資を続けることで、複利効果を享受することができます。

複利とは、元本に対する利息だけでなく、その利息自体にも利息がつく現象を指します。例えば、毎月少額を積み立てることで、その元本が時間とともに増加し、さらにその増加分に対しても利息がつくため、資産が雪だるま式に増えていくのです。

この複利効果は、投資を長期間続けることで最大限に活用することができます。

4. リスク管理
少額投資は、大きな損失を避けるための良い方法です。投資初心者にとって、最初から大きな金額を投資することはリスクが高く、不安も大きいでしょう。

しかし、少額から始めることで、損失が発生した場合でもダメージを最小限に抑えることができます。これにより、精神的な負担も軽減され、冷静な判断を下すことができます。

5. 定期投資の効果
少額でも定期的に投資を続けることで、ドルコスト平均法を活用することができます。

ドルコスト平均法とは、一定の金額を定期的に投資することで、市場の変動に関係なく平均的な購入価格を下げることができる投資手法です。

これにより、市場のタイミングを図ることなく、安定した投資が可能となります。少額投資を定期的に行うことで、このメリットを享受することができます。


まとめ
少額投資は意味がないと考えるのは誤りです。

投資初心者にとって、少額投資はリスクを抑えながら投資の基本を学び、複利効果を享受し、リスク管理を行い、定期投資の効果を活用するための有益な方法です。

少額でも投資を始めることで、将来的に大きな資産を築く基盤を作ることができます。投資は小さな一歩から始まり、その一歩が大きな成功への道を開くのです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。