損害保険
損害保険料のしくみ
🔶損害保険独自の基本原則
給付・反対給付均等の原則(レクシスの原則)
・・それぞれの危険度に応じた保険料を負担しなければならないとういう原則
利得禁止の原則
・・損害保険金の受取りにより設けを得てはならないという原則
🔶超過保険
保険金額 > 保険価額 保険金額が保険価額よりも大きい保険
→実損てん補
🔶全部保険
保険金額 = 保険価額 保険金額と保険価額が同じ保険
→実損てん補
🔶一部保険
保険金額 < 保険価額 保険金額が保険価額よりも小さい保険
→比例てん補
火災保険
🔶住宅火災保険と住宅総合保険の補償の範囲
🔶保険金の支払額
保険金額が保険価額の80%以上→実損てん補
保険金額を限度に実際の損害額が
支払われる
保険金額が保険価額の80%未満→比例てん補
下記の公式によって保険金
が支払われる
損害保険金=損害額×保険金額/保険価額×80%
地震保険
🔶ポイント
★単独では加入できず、火災保険とセットで契約する
★住宅と住宅内の家財(1個あたり30満を超える貴金属等を除く)が補償の対象となる
★保険金額は火災保険の30%~50%の範囲で設定できる。ただし上限あり(建物5000万、家財1000万円)
★損害の程度(全損、大半損、小半損、一部損の4段階)に応じて、保険金が支払われる
★保険料の割引制度がある。ただし、重複適用はできない
自動車保険
🔶自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)・・強制加入の保険
★補償対象は対人賠償事故のみ
★保険金の限度額(死傷者1人あたり)
死亡保険・・最高3000万円
傷害事故・・最高120万円
後遺障害の場合→75万円~4000万円
🔶任意加入の自動車保険
主なものとして対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、
自損事故保険、無保険車傷害保険、車両保険、人身傷害補償保険がある。
傷害保険
🔶主な傷害保険
普通傷害保険
★病気、細菌性食中毒、自殺、地震、噴火、津波を原因とする障害は対象外
国内旅行傷害
★細菌性食中毒は補償の対象
★自身などによる障害は対象外
海外旅行傷害保険
★細菌性食中毒、地震、噴火、津波による障害も補償の対象
★家を出てから帰宅するまでの障害が補償の対象
賠償責任保険
🔶主な賠償責任保険
個人賠償精勤保険
・・日常生活における事故によって、他人にケガをさせたり、他人のものを壊したことにより、損害賠償責任をを負ったときに備える保険
★業務遂行中の賠償事故は対象外
PL保険(生産物賠償保険)
・・製造、販売した製品の欠陥によって、他人に損害を与えたときに備える保険(例:ホテルの食事で食中毒を出した場合など)
施設所有(管理)者賠償責任保険
・・施設の不備による事故または施設内外で業務遂行中に応じた事故の賠償責任に備える保険
受託者賠償責任保険
・・他人から預かった物を壊したり、なくしてしまった場合等の賠償責任に備える保険
損害保険と税金
🔶地震保険料を支払ったときの税金(自身保険料控除)
🔶保険金を受け取った時の税金
★損害保険金は原則として非課税
★死亡保険金(傷害保険など)、満期返戻金、年金として受け取る場合の保険金については、生命保険と同様の扱いとなる。
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