事務員暦25年のまとめ 2
これではいけない。
疲れてるだけで時間が過ぎてしまう。
この手書き地獄をなんとかしたい…
思いつつも目の前のことに忙殺され、対策を考える余裕もなく日々が過ぎていきました。
繁忙期はというと
繁忙期の年度末は、部署内では書類をさばききれない事態に陥ります。
他部署の仲間にお願いして
5分でいいから、
一台でいいから、
と、手書きをお手伝いしてほしいとお願いしていました。
今から考えると手書きが多いのは、他の部署も同じ。それなのに自分の部署の仕事だけ手伝ってほしい、というのが当たり前になってたのはどうかと思います。
ただ、登録業務課ほど時間厳守しないとアウトな部署はなく、残業して今日のうちにやればOKという種類の仕事ではなかったのも事実でした。
なので、他部署からも
「登録業務だから、まあ大変だし、仕方ないよね」
と思われてた所は大きいと思います。
キッカケになったひとこと
そんな状態を知っている先輩が、わたしたちを見かねてなのか、書類作成の手伝いに疲れたのか、独り言のように
「マクロでどうにかできるといいのにね...」
と言ったんです。
マクロ...
それって何だろう。
Excelをなんとなくしか使ってなかったので、それが何を指すのか、その時はわからなかったです。
でも、マクロというものが今のこの手書き地獄を救ってくれるかもしれない。
とりあえずマクロについて調べてみよう。
そう思った瞬間でした。
Excelマクロについて知る
繰り返しますが、1人1台のパソコンが与えられていない時代。
それでも、わたしが入社してしばらく後にはWindows95が導入されてました、多分。
記憶はあいまいです。
わたしもパソコンには興味あったので、自宅にはデスクトップパソコンがありました。
ですが、当時はインターネットは今のように普及していません。
ネットに繋ぐときは、ダイヤルアップ接続という電話回線を使った方式でした。
本当に今では信じられませんが、インターネット接続している間は家の固定電話は不通になっていたのです。
スマホもまだなく、ガラケーかPHSでしたね。
懐かしい。
話がそれました。
とにかく調べるにも、ネットだけでは不十分でしたので、人に聞く、本を読んで調べることに頼りました。
そうして調べつつVBAで自分が書いたものが、思った通りに動作したときは本当に嬉しかったです。
そして、休日や仕事の合間にExcelマクロに時間を費やしちゃう毎日が始まりました。
つづく。