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JKにわかるように簿記2級の税効果会計解説してみる。

税効果会計て難しいですよね~。
初めて勉強したころ凄く難しくて悩んだ気がします。
税効果で悩んだ人向けに出来る限りわかりやすくイメージできるように書いていきます。

税効果会計を難しく感じる原因を少しでも和らげていけたらと思います。
目次にしてみました。


難しくしている要因

会計上の利益と税法上の利益(所得)が違う事だと思います。
簿記の勉強をし始めて、理解していなくても問題は解けるかもしれませんし、合格は出来るかもしれませんが、会計(簿記)と税金計算はセットで考えます。

で、難しくしているところは、同じようなルールでやっているけど、別物だからです。
スポーツでいうと会計は野球で税務はソフトボールみたいな感じです。
凄く似ているけど、スポーツとしてはやっぱり違うと感じると思います。
この違いを理解しないまま個別の問題を解こうとするからキツイですよね。
バットを持ってボールを打つことは共通しているのですが、ソフトボールは下投げしないいけないというズレ(相違点)が生まれます。
このズレ(相違点)が税金計算と税効果の論点(問題)になってきます。
ソフトボールにはソフトボールのルールで試合しないと審判(国税庁や税務署)が怒ります。みんな怒られるの嫌だからしぶしぶソフトボールのルールに従うというようなイメージです(ソフトボール関係者の皆様すみません)。

会計と税務のズレ(差異)について

では、その会計と税務のズレを簿記2級の試験範囲からやんわり説明していきます。
ズレのイメージとしては、会計ではこうやってるけど、税務ではダメだよだけです。

そこで基本的な例題をもとに考えます。

例題
売掛金に対して貸倒引当金を1,000円計上する。貸倒引当金は税法上損金に算入することが認められなかった。(実効税率30%)

答え
貸倒引当金繰入額 1,000 / 貸倒引当金 1,000
繰延税金資産    300 / 法人税等調整額300

というようなありがちの問題です。
ここで、貸倒引当金仕訳は問題ないと思います。
上記の問題の中でズレは税法上のなんとでわかるかなぁと思います。

だけどこのズレの意味が分からないから難しいんです。

簡単にいうと、1,000円の返ってこなさそうなお金を、あらかじめ準備するために貸倒引当金を設定してみたけど、ごり押しで設定したため、税法のルール違反で認められないよということです。
だから、会計と税務で1,000円分ズレが生じます。

ここで問題なるのは、繰延税金資産と法人税等調整額という言葉です。
人を馬鹿にしてるんか?ていうくらい分かりづらすぎです!!

繰延税金資産は簡単にいうと、将来税金が安くなる金額です。
ズレに対する税率をかけると税金の金額になります。
1,000円がズレた、30%の税率で300円分将来やすくなる

今回、税法のルール違反で認められなかったけど、もしかすると来年には認められるかも知れないと思って期待するものみたいなイメージでいいと思います。
法人税等調整額は、会計と税務つなぐ橋渡しみたいなイメージでいいと思います。将来税金が安くなる金額を当期に計上することでズレた金額を調整しているものです。

次回に続きます。2回目はこちら↓



記事を書いた経緯

去年に地方で飲み会をした時に、商業高校で簿記2級の税効果会計と連結会計を教えれる人がいないという話を聞いて記事を大人じゃなくて子供向けに書いてみました。

個人的には、日商簿記2級の範囲は中小企業の会計をメインとしていたはずなのに、上場企業やでかい非上場企業の会計処理を試験範囲に入れるのはどうかと思う。
そういう役割は簿記1級でいいと思う。

それでも試験範囲に含まれということは悩む人が多いと思い、少しでも簿記の楽しさを継続して出来るようにするにはと思った次第です。

もしよろしければスキやフォローよろしくお願いいたします。
励みになります。


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