新NISA投資戦略②
ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事で新NISA戦略では、使用用途別に分けて商品購入が出口戦略を考える上で売却や取崩について精神的負担が低いと記載しました。
その点を深堀して記載していこうと思います。
色々な記事やYouTubeで共通していることは、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
といった、インデックス投資を進めている方が非常に多く、私も同じ意見です。
しかし、漠然と新NISA制度が始まるからなんとなく周りの人が進めている金融商品を購入すればいいのではないかという方が多いと思います。
その中でも、個人的には出口戦略を考えて、金融商品を分けて購入する事によって、売却が精神的に楽だと考えております。
仮に、新NISA制度枠限界の1,800万円をeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資したとして、運用効果で倍くらいの金額になった時に、毎年定率で何%と取り崩すことが出来るのかといった精神的な負担が重くのしかかります。
上昇相場では上がり続ける時価がまだ上がるのではないかという期待が、下落相場では、低い金額で売却すると非課税運用効果が低いという悲壮感がメンタルに影響を与えて結局売却することが出来ない方が増えるのではないかと思います。
理論上では、年初に定率数%の売却をすれば良いという意見がありますが、果たしてそんなに簡単に機械的に取り崩す可能でしょうか?自動設定したとしても実行できるでしょうか?
購入するよりも売却する方が難しいと思います。
その中で、資金用途別は人生のライフイベントが起こったタイミングで売却する。老後資金を目的としている金融商品については、従来の積立NISAの投資スタイルを継続し、20年満期等(定年までの期間)という考えて用いて、投資した期間から決めた年数を過ぎたら売却するという形もいいのかもしれません。
個人的には簡単に投資信託に投資できるようになったからこそ、売却が難しくなるので各々の出口戦略が非常に重要になってくるのではないかと思います。
次回の記事では、成長投資枠を利用した新NISA投資戦略を考えたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。