未経験からデータ人材になりたい人へ。リスキル講座受講不要派からの進言
今日もお疲れ様です!よしゆーです。
ゲーム会社のマーケティング部門でアナリストをしてます。
前職の人材業界勤務経験と、2回の転職経験を踏まえて「未経験職種への転職攻略」関連記事を投稿しています。
さて今回は賛否両論巻き起こりそうなテーマですw
昨今盛り上がりを見せる「リスキリング系の講座」。
未経験からエンジニアやデータサイエンティストになりたい人に人気のコンテンツとなっているようです。
国からの補助金なども相まって、受講者にとって大変受講したくなるようなプロモーションが展開されているように見ています。
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(こうしたサービスを展開している企業の方には申し訳ありませんが、)私個人としては、こうした講座を受講している時間があるなら転職しちゃえ!!というある種暴論を唱える一人です。。。
ここまで読んでみて、
・なんで??理由が知りたい!
と前向きにとらえてくださった方は引き続き読み進めていただければと思います。
大前提、こちらの内容は個人的意見ですので、そうした講座を受講されている方を否定するわけでも、そうしたビジネスを展開する方々を批判するわけでもないことをご了承ください。
あくまで私のスタンスとしてとらえていただきたく存じます。
学んだ⇒転職できる、ではない
よくみなさんが誤解されていると感じるのは、スキルをどこかで学んだ証があれば転職できるという認識を持たれている点です。
大前提、スキルを学んだ状態は経験者ではありません。
つまり、経験者をもとめる多くの企業にエンジニアやデータサイエンティストとして入社するのは極めて難易度が高いです。
これまで30人を超える方を支援してきましたが、「自学自習」や「リスキリング講座」に時間を費やした結果、いざ転職活動をしてみるとなかなか転職先がみつからないケースを多く見てきました。
時間は有限です。
10年前と比べると、転職に年齢は関係ないと言われるような時代になってきました。
しかし、それは「経験を活かしてレベルアップした転職をする」ケースの話です。
未経験の職種にシフトするということは、ある意味キャリアを再形成するに近い動きとなります。そうするとライバルは誰か。勿論転職希望者はライバルです。しかし、これから新しく学び始める新卒の方もそれに該当します。何なら、若さという最大の武器を持った新卒の方が企業にとって価値が高い可能性だってあります。
以上を理解いただいた上で、そもそも不利な戦況にあるということを感じてもらえたのではないでしょうか?
その上に、学びに必要以上に時間をかけることで、これ以上自分を追い込む必要はないのではないでしょうか?
少なくとも私はそう思っています。だからリスキル講座受講不要派だったりするわけですね。
じゃーどうすればいいの?という話になると思います。
当然、諦めましょう。という話になるはずがありません。
なぜなら、私自身が20代後半で未経験業界&未経験職種に転職し、30代の今、希望の会社でデータ人材として働けているからです。
ここからは、おすすめのステップをお伝えさせていただきます。
①目標からの逆算
きっと、データ人材になることで叶えたい夢や実現したいキャリアがあることでしょう。
まず、その「目標」から「なるべきデータ人材」を逆算しましょう。
データ人材にもいろいろなジャンルが存在するので、大変重要です。
ここでジャンルを間違えると、目標から遠ざかってしまいます。
例えば、「○○株式会社でデータ人材として事業横断的にデータ活用を牽引したい」という目標があったとします。
そんなとき、
・○○株式会社ではどのようなデータ活用をしているのか/したいのか
⇒顧客データ?プロダクト利用履歴?経営データ?
・事業横断的にデータ活用する⇒社内DX推進できるデータ人材
等々、求人情報や会社のHP、口コミなどから集められるだけ情報を収集しましょう。
そして、目標の解像度をできる限り上げていきましょう。
②未経験OKの求人で入社⇒一旦データ人材のキャリアを作る
目標の解像度があがったら、どこに転職するか考えましょう。
「え??何を勉強するかじゃないんですか?」
「どこの講座を受けると良いか調べたりしなくていいんですか?」
何度も言っていますが、不要です。
最初にもお伝えしたとおり、自分で学ぶよりも現場で経験を積んだ方が圧倒的に学びになります。
なぜなら、座学や講座で登場するようなデータは、リアルな現場で登場するデータとは質が違います(座学や講座では、扱いやすいようなダミーデータを扱うケースが多い)。
また、実際データ分析はデータ人材としての業務のごくごく一部です。データを通してどんな課題を解決するのか、どうやって解決するのかを現場で使って学んでいくことの方が何倍も重要なスキルだからです。
話は戻ります。
では、どこに転職すると良いか。
未経験からのチャレンジをするのであれば、「未経験OK求人」を狙いことをおすすめしています。
※未経験OK求人の取り扱いが豊富な求人媒体の紹介はまた別途記事を書こうと思います。
ここで、あらゆる未経験OK求人を手当たり次第応募することは危うい戦略です。なぜなら、①で書いたように、目標からの逆算をしたときに、「どんなデータ人材になるのか」に合わせて、そのスキルが身につくor経験ができるような企業ないしは求人を選択することが重要です。
さいごに
今回の記事は、転職をせかすように受け取ってしまう方がいたらすみません。決してそんなつもりはありません。
あくまで、
・リスキリング講座受講
vs
・転職
という手段を比較したとき、目標の実現可能性が高い方ってどっちか、という視点から「転職派」として持論を述べさせていただきました。
データ人材に本当に求められるスキルって何なのか、実務を通して感じたことからの一主張として受け取っていただけたら幸いです。
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それではまた次回の投稿で!