【求職者必見!】職務要約、書き方に正解ない問題に対して答えを提示したい
今日もお疲れ様です!よしゆーです。
ゲーム会社のマーケティング部門でアナリストをしてます。
前職の人材業界勤務経験と、2回の転職経験を踏まえて「未経験職種への転職攻略」関連記事を投稿しています。
今回は、職務経歴書のパーツである「職務要約」についてお話しようと思います。
意外にみなさん悩んだことあるのではないでしょうか?
・社会人歴10年あるんだけど、どこまで書いたらいいの?(実績がたくさんある)
・どれくらい具体的に書いたら良いの?
・どのくらいの文字数が妥当??
そんなもやもやに対する私なりの回答を、今回はまとめてみたいと思います!くれぐれも、これなら面接に通過できる!と太鼓判を押すものではないことをご承知おきください。
職務要約って?
「職務要約=看板」です。
もちろん、在籍企業ごとにご経験されてきたお仕事、そこでの実績など細かく書かれているので、なくて良いのかもしれません。(みなさんが一番力を入れてPRする場所ではないでしょうか?)
しかし、採用人事や面接官の立場に立ってみると、一日数十件、人気企業では数百件の応募書類を受け取ります。
それを細部まで目を通していたら一日が終わるどころか採用活動が進みません。
そんなとき、まず職務要約読んでその先を読む(書類通過可能性あり)か、読まないか(お見送り)で分岐するのです。
つまり、
・その人の能力
・その能力を発揮して提供してきた価値
・その価値によってもたらされた実績
これらがコンパクトにまとまっている必要があるわけです。
そんなこと言われても。。。
と思う方もいらっしゃるのでは?
ここからは、以下のフローに従って整理すればOKという型について書いていきます。
職務要約の型
私が推奨する職務要約は2つのステップに従って作っていきます。
1st. Step「起承転結」を意識した流れ
起:キャリアの始まり…どこで、どんな職?
承:取り組んだ業務…どんな仕事?商品を扱った?
転:課題解決で発揮した能力…どんな技術?スキル?
結:結果…どんな実績となった?
ありふれたフォーマットですが、まずこれが基本の型です。
これを、まずはご自身が経験されてきた会社ごとに作ります。
このとき、できるだけ起承転結は1文ずつの計4文で構成しましょう。
2nd. Step 応募先の職種や要求スキルと合致した箇所に重みづけ
1st.Stepだけでは、キャリアが長い人、転職経験が多い人の場合1000文字を超えてしまします。
「看板」と表現したとおり、ぱっと見でわかりやすくないといけません。
そこで私は
350文字~400文字
を推奨しています。書いてみたら分かりますが、こちらかなり短いです。
この文字量に留めるためにもどこをスリムにするかが大変重要です。
このときのポイントは、
・応募先の職種
・応募先の要求スキル
に着目しましょう。そうしたら、
・求職者の過去の経験職種や培ったスキルのうち、上記の2点を押さえている時期の話の文字数はできるだけ減らさない。
・それ以外の時期の話は省くか端的にまとめる。
そうすることで、人事や面接官の方は「ポジションに合っていそう!」と期待値を下げることなく以降の文章に目を通してくれやすくなるでしょう。
※なお、あなたがどんな人物か全く伝わらないのでは、看板として機能していません。つまり、文字数が少なすぎてもNGです。
必要最低限、人が目を通そうと思ってもらえる最大の文字数が上記だと考えています。
注意点 (はまりがちな落とし穴)
ここまでくればみなさん最適な量&適した内容の職務要約が書ける!となれば万々歳なのですが、定番の落とし穴がいくつかあるので、こちらだけ記載させていただきます。
落とし穴①業界人しか伝わらない言葉・表現を使っている
職種は変えず、業界を変えた転職をされるケースでよく起こります。
例えば、広告業界を経験されてきたアナリストが、小売業界のアナリストとして転職を志したとします。
そのとき、職務要約に「分析結果から提案した施策により、CPRが10%向上し、CPOを15%改善したことで~」と実績を書いたとします。
これを広告運用に精通していない方がみても何がすごいのやらさっぱりです。
これは、"すごみが伝わらない"=もったいない看板を掲げてしまっています。
めちゃくちゃカレーが美味しいお店なのに、誰も聞いたことないようなスパイス名を表に出しているお店をみて、カレーの味を知らない見込み顧客は「つまり美味しいカレーを提供しているんだ」とはなりません。
このように知る人ぞ知る実績を書いてしまうケースはあるあるです。
こうしたケースでは、言葉を平易に書くか、業界を横断した共通の指標で成果を上げた事例をピックアップするなどの工夫をしましょう。
落とし穴②スキルが細かすぎる/曖昧過ぎる
どっちだよ!と、つっこまれそうですね💦
塩梅が大事です。
例えば、求人の求める人材欄に「統計学/機械学習の実務経験」とあったとします。
そんなとき、
細かすぎる場合:「k-近傍法を用いて顧客の分類をしたことにより~」
曖昧過ぎる場合:「データサイエンスを活用した意思決定支援を実施してきました。」
どちらも行き過ぎていることが分かるでしょうか?
細かすぎる話は、是非職務内容欄に書いてください。
ここでは、求人の求める人材に最低限合致していればOKです。
逆に、曖昧過ぎた場合、この人はその技術領域のどういったスキルを持っているのか…と結局職務内容欄を読まないと判断ができません。
とはいえ、自分自身で客観的にチェックすることは容易ではないと思います。なので、自分の職務要約を読めば求人の求める人材欄との適合度チェックが過不足なくできるかどうか第三者に見てもらうのも手でしょう。
落とし穴③実績が職務内容欄と対応していない
そんなばかな…と思うかもしれませんが、たまにあります。
職務要約欄に書いた仕事と実績は、先ほどからの話で分かるように人事や面接官の興味を特に惹く内容です。
したがって、職務内容へその話を深くしりたいと思い探しに行くでしょう。ここでその話が全く出てこなかったり、数字が異なっていたりすると違和感や不信感につながります。
ここは、見直しで十分回避できる落とし穴なので、面倒くさがらず必ずチェックしましょう。
さいごに
今回は、職務要約について私見を述べました。
勿論、企業や採用担当者によって書類の扱いにばらつきはあると思います。
しかし、どの企業も職務要約欄は、応募者の「これまでの働き」を知る上で重要な情報源にされていると思います。
是非、情報の
・リッチ化
・コンパクト化
を心掛けつつ、本記事の「職務要約の型」にならって一度作成してみてください。
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それではまた次回の投稿で!