なぜボート部か(136期 徳永)
こんにちは!137期法学部法律学科の徳永恒晴と申します。私は慶應義塾高校からボートを続けていて、漕歴は4年目になります。おそらく皆さんの中にボートという聞きなれない競技をなぜ高校から始めて、サークルなどたくさんの選択肢がある中で大学でもボートを続ける選択をしたのか気になる方もいるかもしれないので説明したいと思います。
私はもともと球技などの運動神経が必要なスポーツをやった経験がなく、水泳や柔道などのそういったものとは無縁なものしかやったことがありませんでした。なので高校に入った時も同じ類の部活に入ろうと思っていたのですが、当時の数学の先生でボート部の顧問だった方の授業時間の半分くらいを使った熱烈な勧誘に惹かれたのと、以前にご縁からボート部OBの方と知り合う機会があったこともありボート部への入部を決めました。
最初は、とにかくボートを漕ぐということが楽しくて練習も大好きでしたが、デビュー戦となった試合で初めてボートという競技がどれだけしんどくて地獄のようなスポーツか知ることになり、レースの真っ只中に「なんでこんな部活に入ったんだ、辞めてやる!」と思ったのは今でも覚えています。しかし、レースが終わってみればそんな気持ちは消えており達成感と爽快感だけが残っていました。
そんなこんなで、部活を続けたわけですが結果的に高校3年間で関東で優勝したり全国大会でも7位をとったりと割と自分的にいい成績を残しながら満足した部活動生活を送れたのですが、いざ引退した時に大学でも続けるかどうかをすぐに決断することはできませんでした。というのも、高校時代の練習もそれなりにきつかったしなにしろほとんどの時間をボート部の活動につぎ込んでいたので、大学では違うことをしてみたいなという気持ちが多少あったからです。
結局、良くも悪くもボートしかしていなかったせいで他のやりたいことが見つからずこのままだと何もない大学生活を送ってしまいそうだと感じたので、先輩方と同じように流れで大学でもボート部に入部しました。
入部してから早1年がもうすぐ経ちますが、今のところ面白い同期にも恵まれ、楽しい艇庫生活が送れています。後悔はありません。残りの3年間も精進し続けいい成果を得たいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
137期 徳永恒晴