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なぜボートを始めたか(138期 谷水)

なぜボートを始めたか

 はじめまして!慶應義塾高等学校出身、環境情報学部1年の谷水祐仁と申します。さっそくですが、艇庫生活が始まって約3ヶ月がたった今、自分が一番感じていることは「SFCと端艇部の相性悪すぎ問題」です。戸田からSFCまでは片道2時間ほどかかり、日吉や三田の倍以上かかります。それにより、1限がある日は4:30から練習しないと学校に間に合わないというとんでもないことになっています(ちなみにこれでも始業ギリギリなので電車が少しでも遅れると遅刻します笑)。クルーボートに乗るときにはクルーメンバーもこの時間に起きないといけないため、当然ながらものすごい反感を買います。ただ、それでも自分の練習時間に合わせて練習に付き合ってもらえているので、本当に良い先輩方に恵まれているなと感じています。秋学期以降は時間割の組み方を真剣に考えようと思います。
 前置きのつもりで書いたSFCのヤバさが思ったより長くなってしまいました。ここからは自分がなぜボート競技を始めたのかについて書きたいと思います。自分は慶應高校でボートに出会い塾高端艇部に入部しました。中学の頃はバレーボールをやっていました。真面目に練習に取り組んでいたのですが、3年間で自分の満足するような活躍はできませんでした。そこで、高校からは全く新しいスポーツを頑張りたいと思って塾高での部活選びを始めました。塾高は多くの部活があるため、なるべく経験者がいない高校から始めるスポーツがいいなーと思っていて、その中に端艇部も候補としてありました。そんな中で端艇部を選んだ決定打は部活紹介に書いてあった「やる気のある選手はタイムも漕ぎも驚くほど成長する」という文言と「大会に出る選手は大会ごとにタイムトライアルで決める」という部の方針でした。バレーボールの競技の性質上、プレーの上手さにおいて絶対的な指標がありません。そのため、自分がどのくらい上手くなっているのかは感覚と見た目以外にありません。また、試合に出られるかどうかも監督やコーチの主観が少なからず入ってきます。そのため、中学の頃は自分の成長度合いや、自分が試合に出るレベルまでどのくらい足りていないのかも分からない状態で活動していました。そこで、自分の努力がタイムという絶対的な数値として表れる上に、そのタイムで大会への出場権を得ることができる、というものがとても魅力的に感じたのです。そんな感じで端艇部の魅力に惹かれてボート競技を始めました。それから競技を続けていく中で、水上を滑る気持ち良さや、艇が自分と一体になって進んでいく感覚など、さらにたくさんの魅力に気づいていき、ボートの虜になっていきました。そして高校だけで満足できるはずもなく、大学でも続けることを決めました。ボート競技自体は皆が言う通り、練習も試合も本当にきついスポーツだし、練習も試合も誰よりもきつくやらないと絶対に勝てないスポーツです。しかし、その練習を仲間と共に耐えて乗り越え、試合で勝った瞬間は本当に最高なものです。その最高の瞬間を少しでも多く掴み取れるように日々努力していこうと思います。
 かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!1日でも早くチームに貢献できる選手になれるように頑張ります!

138期
谷水祐仁

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