人生の転機(135期 井染)
お久しぶりです。
早くも引退してから1ヶ月も経ってしました。ブログの締め切りを大幅に過ぎてしまったので、焦りながら書いています。
引退する前は引退ブログについて何を書こうかあれやこれや考えていたのですが、いざ引退してみると考えていたアイデアのほとんどが陳腐に思えてきました。引退しても意外と込み上げてくる気持ちもなくて何を書けば良いか分からなくなったので、僕がボートを初めてから今までについて書いていこうと思います。
僕は幼少期からサッカーや水泳、体操など色んなスポーツをかじってはいましたが、どのスポーツにもハマらずなあなあでやっていました。中学の時も弓道部に所属していてあまり積極的に体を動かすような生活はしていませんでした。しかし、弓道部で高校生の学生コーチから塾高の端艇部が楽しそうということを耳にしまし、今まで何かに没頭したことがなく、何か新しいことに没頭してみたいと思っていた僕はとても興味を持ちました。内部進学で高校に行く前に中学の校長との面談があるのですが、その面談で「高校で何をしたいか」と聞かれた時も「ボート部に入って熱中することを作りたいです!」と答えるほどに惹かれていました。実際に入ろうという時も中学で同じクラスだった朝倉や神代も入ろうとしていたため、余計入部意欲が増しました。
しかし、いざ入部してみると期待とは裏腹に地獄の日々が始まりました。今までハードな運動をしてこず、体格も小さめだった僕はボート部のハードな練習や慣れない合宿生活に打ちひしがれました。それに加え何をやっても上手くいかず厳しい顧問にも目をつけられいびられることが増えたことで精神的にも困憊していき辞めることを本気で考えていました。そんな中でも辞めずに続けられたのは同期の存在でした。ボート競技は嫌になっていても同期との合宿生活はとても楽しいもので、ただそれだけをモチベーションに続けました。そうこうしているうちに高校3年間を無事やり切ることができ、大学になりました。当初は大学でボートを続ける気はあまりありませんでしたが、コロナでサークルが活動していなかったこと、塾高の同期が沢山入ったことが理由で続けることにしました。
入ってみるとこの大学4年間はとても楽しかったです。大学生というより自由度の高い環境と寮という唯一無二の環境がとてもマッチしていました。本当にあっという間の4年間でした。この楽しく有意義な経験を与えボート部や体育会本部などの同期を引き合わせてくれたのはボート部であると断言できます。小学校の時の自分からは想像もつかない道を辿っていますが、高校時代に辞めずに続けてきてよかったと思います。よく継続は力なりと言いますが、それを身をもって味わいました。
ここまでダラダラと自分の話をしてきましたが、最後に一つ伝えたいこととして仲間を大切にして欲しいということを書きます。ありふれた言葉ですが、この学生時代特に部活動の仲間が一番深い関わりにあると思います。僕も歳をとっても同期たちとは関わりがあると思います。このような関わりを途切れさせないためにも、同期の大切さを感じましょう。僕は1年生の時は135期の同期中は無敵で揺るがないものであると思っていましたが、そんな135期でさえも全く揺らぐ場面がなかったとは言えませんでした。わだかまりの一つや二つあると思いますが、そんなんで断ち切れる中ではないので、部活の仲間は唯一無二であるということを改めて感じて今後のボート部を過ごして欲しいと思います。
これからも頑張ってください。
応援してます!