相剣優勝デッキ解説
こんにちは。リズねえちゃん同好会です。6/20の毎日CSで優勝した際に使用した相剣デッキについて解説していきます。
デッキレシピ
使用したデッキレシピは下記のとおりです。
構築方針
環境分析
毎日CSでの優勝を目的としていたため、毎日CSで流行しているかつ強いと感じたデッキや出張ギミックを仮想敵にしていました。
具体的には、エルドリッチ・シャドール・鉄獣・電脳堺・相剣・幻影騎士団とデスフェニです。
相剣の特徴
相剣は相剣モンスターがチューナートークンを特殊召喚するため、1枚からレベル8~10までのシンクロが可能なカテゴリです。
レベル8~10のシンクロモンスターは強力な効果を持っているモンスターが多く、これらのモンスターを安定して繰り出せることで盤面を制圧していきます。
さらに、デッキの必須パーツが少ないため、手札誘発をデッキに多く投入できます。これにより、相手への妨害手段も豊富です。
反面、リソースの回復手段に乏しいため、中長期戦には弱いです。基本的に短期決戦で相手を倒しきる必要があります。
MDの特徴
これはゲームルールの特徴なので仕方ないですが、MDはサイドデッキなしBO1のため、先攻後攻どちらでも強く出られる必要があります。
構築ポイント
上記のことから、デッキ構築する際に意識したこととして下記の点を重視しました。
エルドリッチ・シャドール・鉄獣・電脳堺・相剣に対し有効なカードが投入されている
中長期戦になると弱いため、短期決戦で決着をつけられる
先攻後攻どちらでも動ける
流行のデスフェニも何とかしたい
相剣カードを厚めにして1ターン目に動ける確率を上げる
主な採用カード
全部書くと量が多くなるため、相剣のテンプレ構築とは異なる部分を主に書いていきます。
No.100 ヌメロン・ドラゴン
このデッキのキーカードその1。相剣は中長期戦が苦手にも関わらず、手札が上振れていない限りワンキル出来ないカテゴリです。そのため、ヌメロン・ドラゴンギミックを採用することでワンキルルートを増やし、短期決戦が出来るようにしました。
大霊峰相剣門
このデッキのキーカードその2。相剣カードのため、莫邪や龍淵コストにもなります。相剣の数少ないワンキルギミックのひとつのため、採用は必須です。下記のルートで龍相剣現1枚からワンキルまでいけます。※手札に龍相剣現以外の相剣カードor幻竜族があることが条件
龍相剣現→泰阿サーチ→泰阿召喚→ショウフクS召喚→泰阿効果で莫邪を墓地へ→ショウフク効果で墓地の莫邪を特殊召喚→赤霄S召喚→大霊峰相剣門をサーチ→大霊峰相剣門でショウフクを墓地から特殊召喚→レベル8エクシーズでドラッグラビオン→ヌメロン・ドラゴン9000パンチ
ダイナレスラー・パンクラトプス
主にエルドリッチ対策。相剣はスキルドレインやサモンリミッターに弱いので、こいつで割ります。
妖眼の相剣師
我らがフルルドリスお姉様。このカードを投入できるから、このデッキを組んだと言っても過言ではない(迫真)
うららなどに比べ手札誘発としては強くないが、このデッキでは強みとなる点がいくつかあります。
レベル8かつ特殊召喚条件が緩いため、レベル8エクシーズの素材に使える
このデッキはヌメロン・ドラゴンによる短期決戦で決着をつけるコンセプトなので、特殊召喚条件の緩いレベル8モンスターというだけで強いです。
さらに、相剣モンスターのため、莫邪や龍淵のコストにも使用できます。
誘発効果が特定条件下だと妨害として強い
例えば、電脳堺から出てくるシンクロモンスターは大体耐性がありません。
そのため、妖眼の相剣師の効果で破壊することで妨害になります。
また、これは実際に大会で相剣ミラーのときにやったのですが
場に効果が無効化された莫邪が存在し、手札にパンクラトプスと妖眼の相剣師がいる状態で相手が手札から龍淵の効果を発動
それにチェーンして妖眼の相剣師を特殊召喚
龍淵が手札から特殊召喚されたので、それに対応して妖眼の相剣師の効果発動。手札のパンクラトプスを特殊召喚
パンクラトプスの効果で、龍淵が出した相剣トークンを破壊
このように制圧して勝った試合もありました。
獣王アルファ
汎用レベル8モンスター。条件の緩い特殊召喚に、バウンス効果、さらに攻撃力3000と高い打点を持つ弱いところが無いモンスター。
デスフェニなどを対象に効果を発動すれば、強制的に効果を吐かせられるため、後攻の捲り札として優秀かつレベル8エクシーズの素材にできるので採用しました。
機巧蛇-叢雲遠呂智
汎用レベル8モンスター。フリーチェーンの特殊召喚に、モンスター破壊効果もあるモンスター。
効果コストのデッキを裏側除外が痛いですが、こいつを出すときはワンキルのダメ押しかヌメロン・ドラゴンの素材用のため、コストによるデメリットはあまり気になりません。
アークネメシス・プロートス
最近、相剣で採用率が高くなっているカード。幻竜族のため、莫邪や龍淵のコストになります。龍相剣現からサーチできるため、先攻制圧の最後のひと押しやワンキル時のダメ押しにも使えます。基本的に強力なモンスターが多い闇属性を指定します。特殊召喚を封じるため、デスフェニ対策にもなります。
拮抗勝負
このデッキの後攻捲り最強カードその1。発動タイミングが限られているため扱いが難しいですが、無効化されるパターンがエルドリッチの神の宣告や@イグニスターのダンマリ@イグニスターの効果くらいなので、基本的に発動すればほぼ確実に通るカード。
裏側除外するため、墓地利用を多用する現代遊戯王の環境デッキほぼ全てに刺さるカード。
さらに、裏側除外はプレイヤーに強制するので、アライバルやファイナルシグマなどの完全耐性持ちも除外対象に入ります。
これだけ強いのにターン1制限がありません。手札に2枚以上あれば、仮に無効化されてもそのターン中にもう一度使えます。初手に複数枚来ても腐りにくいため、3積み推奨カード。
大会では、@イグニスターの先攻虚無アライバルを拮抗勝負2枚で強引に突破して勝ちました。
レッドリブート
エルドリッチ対策最強カード。あらゆる罠カードの発動を無効化でき、かつ手札から発動できるため、相手の不意をつけます。スペルスピード3のため、基本的にエルドリッチの神の宣告以外では無効化されません。
環境デッキは専用罠カードによる妨害手段を持っていることが多いため、エルドリッチ以外にもシャドール・鉄獣・相剣・幻影騎士団にも刺さるカードです。
罠カードの発動を無効化して破壊せずに再セットさせるという一見デメリットのような効果ですが、セットカードが公開情報になるため、バロネスの効果で相手の強い妨害カードを確実に除去できます。
大会では影依の偽典の発動にレッドリブートを発動し、セット状態にした影依の偽典をバロネスで破壊して勝ちました。
不採用カード
少し前の毎日CSでは、下記のようなレシピで準優勝しました。
そこから、以前使っていましたが不採用になったカードを記載します。
ディメンション・アトラクター
シャドール・幻影騎士団・電脳堺・鉄獣を1ターン確実に止められるカード。非常に強力ですが、下記のような問題点があったため不採用となりました。
基本的に1ターン目に1枚しか使えないため、初手に複数枚来ても使えない。
デュエル中盤以降だと引いても使えないため、事故要因にしかならない
後攻1ターン目に来るとノーリスクで強いが、先攻1ターン目だと莫邪のドロー効果などが使えなくなるため、デメリットが目立つ
MDはBO1の一回勝負のため、事故要因になるカードがあるだけで勝率が下がります。実際、デッキの試運転を行っていた時はこのカードでの手札事故で負けた試合が多く、強力な効果に対してリスクが大きすぎると感じたため不採用になりました。
三戦の才
発動条件さえクリアすれば強力な効果がノーコストで使用できる強力なカード。
しかし、相剣はうららに強く、受ける手札誘発は無限泡影が多いため、発動条件があまり満たされませんでした。そのため、不採用です。
抹殺の指名者
先攻制圧を補助する強力なカード。入れた方が強いですが、手札誘発や後攻捲りカードの投入、事故を減らすために相剣カードの投入でデッキスペースが足りなくなったので抜きました。
他にも下記のような理由から不採用になりました。
シャドール・エルドリッチ・電脳堺が相手だと、相手の手札誘発が少ないため、腐る
相剣は莫邪以外にも龍淵やエクレシアなどの初動が豊富のため、1妨害くらいなら乗り越えて展開できる
増G・うらら・ヴェーラーに加え、エルドリッチなどの墓地利用デッキに刺さる墓穴の指名者の方が優先度が高い
後攻捲り札が豊富のため、最悪先攻制圧が上手くいかなくても充分後攻で捲れる
D-HERO デストロイフェニックスガイ
強力だが、融合素材のディバインガイとダッシュガイが手札事故要因になりやすかった。
また、今回のデッキ構築は短期決戦を意識した構築のため、毎ターンアドを取っていくデスフェニは中長期戦向けのカードのため、構築と噛み合わなかったので不採用となりました。
終わりに
以上で、デッキ構築の解説は終了です。
時間が無かったので、何かあれば追記します。
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