Axie infinity体験記1
挨拶
みなさん今日は。
川村修一です。
今日もよろしくお願いします。
『PLAY TO EARN』も下落相場には勝てなかった
昨年辺りから暗号資産の世界で大ブームとなったゲームをプレイして稼ぐ『PLAY TO EARN』は、年初からの下落相場にはやはり勝てませんでした。
特に2022年5月に止めを刺されました。
いくらゲームで大勝しようが、獲得できるトークン価格が大暴落しては稼げません。
ゲームに参加するために購入したアイテムの価格も大暴落し、買値よりも大幅値下げしても買い手が見つからない状態です。
ゲームをプレイして稼ぐ、について以下の記事を投稿しました。
関心のある方は是非お読み下さい。
PLAY TO EARNの王者だったAxie infinity
Axie infinity
PLAY TO EARNで大ブームとなったゲームがAxie infinityです。
Axie infinityはPLAY TO EARN世界の王者でした。
過去形で記載したのは、稼げたのは過去の話になってしまったからです。
Axie infinityのバブルは完全に弾けました。
Axie infinityの世界トップクラスのプレイヤーでもない限り今は稼げません。
そんなAxie infinityでの私の体験記をお話しいたします。
もしも、稼ぐのが目的でこれからAxie infinityを始めようとしている方がいましたら、この記事を読んでからにしにして下さい。
ゲームに関心のない私がAxie infinityのスカラーになる
私は、ほぼ一年前の2021年の7月頃からAxie infinityを始めました。
ネットでたまたまAxie infinityの存在を知ったのがきっかけでした。
「1ヶ月で原資を回収した」
「先月は30万円稼いだ。今月は50万円を超えた」
なんて威勢の良い情報に魅惑されて「俺も1ヶ月50万円以上稼いでやる」と鼻息荒く始めました。
私はゲーム自体に興味はありません。
「スーパーマリオ」も「ファイナルファンタジー」も「ドラゴンクエスト」も名前くらいは知っていますが、プレイをしたことはありません。
そんなゲーム音痴の私が、儲かるからという理由だけでAxie infinityを始めたわけです。
キャラクターアイテムを購入しスカラーを募集する
キャラクターアイテムを購入する
Axie infinityをプレイするためには、キャラクターアイテムが最低3個必要となります。
価格はピンからキリまでありますが、そこそこに強いキャラクターを購入するためには1個3万円位、3個で9万円位必要でした。
ネットで適当に情報を集めて、とりあえず3個のキャラクターアイテムを購入しました。
この3個のキャラクターで相手と対戦し、勝利すればSLPという暗号資産を獲得できます。
獲得したSLPをそのまま保有しているプレイヤーは少なく、多くのプレイヤーはBINANCEなどでSLPを他の暗号資産と交換していました。
要は稼ぐのが目的でプレイしていたわけです。
スカラーを募集する
Axie infinityでは、自分でプレイしなくても他人に自分が所有するキャラクターを貸し出してプレイしてもらえます。
プレイする人をスカラー、キャラクターを貸し出す人をマネージャーと言います。
そしてスカラーとマネージャーで獲得したSLPを分け合います。
この仕組みをスカラーシップと呼びます。
自分でプレイするだけでは限界があるので、多く稼いでいる人はみなこのスカラーシップを実行していました。
自分でプレイする気のない私にっとて、このスカラーシップ制度は有り難い制度です。
この制度がなければ私がAxie infinityを始めることはなかったでしょう。
キャラクター購入後、私はすぐにスカラーを探しました。
Discordで1人募集したところ、数分もしない間に多くの希望者からDMが届きました。
そのほとんどの人がフィリピン人でした。
当時フィリピンではAxie infinityが社会現象になるほどの大ブームだったそうです。
大卒社会人よりも稼いでいる人も珍しくなく、プレイして家を建てたなんて人までいたそうです。
しかし、キャラクターアイテムを自前で用意できる資力のあるフィリピン人はごく一部しかいません。
そこで、多くのフィリピン人がマネージャー募集の投稿をDiscordにしていたのです。
スカラー希望者を見つけること自体は簡単でしたが、Axie infinityのゲーム内容すら良く分からない私ですから、どんな人を採用したら良いのかさっぱり分かりません。
なのでDMの返信が早い人を選びました。
当初ははそこそこ稼げたが・・・
そんないい加減な選び方でも、当初は稼げました。
1日プレイすればどんな下手なプレイヤーでも最低150SLP稼げるシステムでしたので、SLP価格は既に下落傾向ではありましたが、それでも1日約4000円にはなりました。
6対4でスカラーとSLPを分け合いますので、私の取り分は約2400円。1ヶ月で約7万2000円儲かる計算です。
ですから1ヶ月半もあれば原資回収できる見込みでした。
スカラーを26人にまで増やす
浮かれた私は、一機にキャラクターを増やしました。
キャラクターアイテムを75個追加購入し、合計78個のキャラクターのオーナーになりました。
投資額は約185万8000円。
スカラーも26人になりました。
今から思えば狂気の沙汰ですが、当時は「遅くとも2ヶ月で原資を回収し、3ヶ月後からは不労所得180万円じゃぁ」と本気で思っておりました。
捕らぬ狸の皮算用とはこのことです。
当時は超買い手市場でしたので、マネージャーによっては7対3とか、8対2の分け前で募集していた人もいましたが、それでも希望者が殺到していました。
私のスカラーも「家族をスカラーにしてくれ」「友人をスカラーにしてくれ」と頼んでくる人が非常に多く、断るのに苦労しました。
捕らぬ狸の皮算用どころではなくなる
3ヶ月後の不労所得を夢見て毎日スカラーの管理に追われていました。
スカラー26人はマネージャーとしてはそんなに大所帯ではありません。
それでも「ログインできない」とか、「プレイの仕方が分からない」とかの問い合わせをしてくるスカラーが沢山いました。
つまりそれだけスカラーのレベルが低かったわけです。
いい加減なスカラーの選び方をしていましたし、いい加減な選び方しか私自身できなかった結果です。
それでも当初はそこそこ稼げていました。
まさにバブルです。
しかし、そのバブルは直ぐに崩壊し始めました。
捕らぬ狸の皮算用はすぐに終わってしまったのです。
次回に続く
追伸
今日も、こじょりん(小城徹也)さんのイラストを使わせていただきました。
こじょりんさん、素晴らしいイラストを描いて下さりありがとうございます。
これからも楽しいイラストを生み出して下さいね。