CFDでスワップサヤ取り始めました! ドル円相場に注意しよう。
挨拶
みなさん今日は。
川村修一です。
今日もよろしくお願いします。
CFDスワップサヤ取りの注意点
CFDスワップサヤ取り
原油CFDでスワップサヤ取りを始めたことは、先日投稿しました。
よろしければお読みください。
原油CFDでのスワップサヤ取りでの注意すべき点は、基本的にはFXでのスワップサヤ取りと同じです。
どちらかのポジションが必ずマイナスになりますので、マイナスになったポジションがロストカットにならない様に注意します。
もう1点注意しなければならないのはドル円相場です。
上記の投稿ではこの点について軽く触れただけでしたので、今回詳しく記載します。
原油CFDの多くはドル建商品
原油CFDの多くはドル建商品です。
(ちなみに、くりっく株365の原油は円建商品です)
ドル建ですので、ドル円相場の変動次第では、スワップポイントが積みあがっても円換算したら損失が発生してしまう可能性があります。
仕掛け
例えば、
1バレル100ドル、
1ドル120円、
1lot=10バレル、
レバレッジ20倍で仕掛けたとします。
スワップ受取は1lotで1日0.2ドルだったとします。
(分かりやすくするためスプレッドは無視します)
この時に必要な資金は、
買いポジション
100ドル×120円×1lot×5%=6000円
売りポジション
100ドル×120円×1lot×5%=6000円
合計12000円が必要となります。
決済
2ヶ月後、1ドル100円と仕掛け時より円高になった状態でこのポジションを閉じるとします。
原油CFDの価格は100ドルのまま変化なしだったとします。
買いと売りのポジションそれぞれを決済すると、
買いポジション
100ドル×100円×1lot×5%=5000円
売りポジション
100ドル×100円×1lot×5%=5000円
合計10000円が決済受取額となります。
つまりポジション自体の損益は、
-12000円+10000円=マイナス2000円
となってしまいます。
受取スワップ
受取スワップポイントは
0.2ドル×60日=12ドル
60日間のドル円の平均レートが110円として
12ドル×110円=1320円
合計収支
-2000円+1320円=-680円
合計収支はマイナス680円。
損失となってしまいました。
ドル円相場に注意しよう
このように、スワップポイントの受取額でポジション本体の為替損をカバーできない場合があります。
ドル建では利益になっても、円建てでは損失となってしまう可能性があるのです。
ですので、日々のドル円レートにも気配りする必要があります。
もちろん、円安になってくれれば、決済受取額も利益になります。
しかし、この投資法はあくまで日々のスワップポイント受取を積み重ねて利益を挙げることを目指した投資法です。
為替利益は結果にすぎません。
円安による為替利益を狙うのであれば、単純にUSD/JPYでドルの買いポジションをもてば良いのです。
原油CFDでスワップサヤ取りを実行する場合は、是非この点を注意して取り組んで下さい。
ドル円相場の変動によるポジションへの影響については、経済ジャーナリスト後藤達也氏がYouTubeチャンネルで、S&P500を例に解説しています。
とても参考になりますので是非ご覧ください。
スワップポイントについて
現在、楽天原油CFDの受取スワップは1日0.78ドルと高いですが、これがいつまで続くかは分かりません。
4月の終わり頃から1ヶ月間位は1日0.13ドルと現在の6分の1でした。
またいつ大幅に減るか分かりません。
(それでも証拠金から換算すると、FXに比べてかなり高いですが)
楽天証券CFDのスワップポイントは事前に公表されていますので、毎日チェックすることをお勧めします。
まとめ
原油CFDスワップサヤ取りの注意点をまとめますと、
ロストカットされない様に、証拠金には余裕を持たせる
ドル円相場に気を配る
この2点となります。
相場の上げ下げを気にしなくて良い投資法というのは、ストレスが少なくて精神的に楽です。
この楽さがスワップサヤ取りの最大の魅力ですね。
もちろん投資ですからリスクはあります。
しかし、片張り投資に比べて大幅にリスクが低いのも事実です。
高い受取スワップが続くことを願いましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
追伸
今日も、こじょりん(小城徹也)さんのイラストを使わせていただきました。
こじょりんさん、素晴らしいイラストを描いて下さりありがとうございます。
これからも楽しいイラストを生み出して下さいね。