今度はお団子を作ろう
先日、生協さんから立派な白菜が届いたので、冷凍庫にあった鶏手羽と一緒に、鶏手羽と白菜のとろとろ煮を作ることにした。
レシピは、NHKのきょうの料理で見つけたもの。
面接を受けた帰りに、駅前の小さなスーパーで、とろみをつけるための片栗粉を探す。
ふだん行かないスーパーなので、どの辺に片栗粉があるのか分からない。コンビニより小さい規模のスーパーで棚も商品も密集している上に、スーパーにしては珍しいことに手暗がりで商品名がよく見えない。なんだか一昔前のグロッサリーストアという感じ。
粉物が色々置いてありそうな棚をのぞくと
「・・・粉」
という文字が目に入った。袋も小ぶりで、手に持つとサラサラというよりクシャシャクという硬い質感で、片栗粉だなと分かったのでカゴに入れた。
着替えを済ませて、台所に立つ。瑞々しい白菜をサクサク切って、軽く塩胡椒した鶏手羽を炒め、取り出して、白菜を炒め、水200ccに炒めた白菜と鶏手羽を入れて沸騰させ、酒、砂糖、醤油で煮る。
さあ、仕上げは水溶き片栗粉だ。
片栗粉を入れすぎると美味しくなくなっちゃうから気をつけなきゃと思いながら、片栗粉と水を1:1で溶いてみる。スプーンが引っかかる感じの硬めの質感を想像したんだけど、
なんかサラサラしてる。
片栗粉に対して水が多かったかなと思いながら、気にせず、レミパンに入れる。
混ぜる。
全然、とろみがでない。
そこで、もう1匙分、水溶き片栗粉を作る。
混ぜる。
全然とろみがつかない。
あれ〜。と不思議に思いながら、
また、水溶き片栗粉を作り、混ぜる。
少しだけ、とろっとしたような、してないような。
でもスープの透明度は下がった!ので、これで良しとして食卓に出し、家族を呼んで食べ始めた。
とても美味しい。
温まる。
美味しいけど、、、
サラサラしてる!
なんで?
でも疲れてたし、美味しかったので、
ふーふー息を吹きかけながら
そのまま手羽を食べ白菜を味わい
熱々サラサラのスープを飲んだ。
翌日。
何気なく、台所の棚を見ると、
輪ゴムでとめた使いかけの袋が目に入った。
お団子の絵がプリントされており、
筆ペン風の達筆な字で「上新粉」と書いてある。
上新粉
「え。なにこれ?お団子?」
袋の裏の成分表を見たら、うるち米とある。
なぜ、うちにお団子の粉がーーー。
待てよ。この袋、なんか見覚えが。
ん。昨日。
その時、通りかかった家族が、私を見て
「うん、そうなんだよね。昨日、なんで白菜のスープに上新粉入れてんのかと思った」
「えええ!」
私は、白菜と鶏手羽の煮物に、うるち米の粉を入れていたのか。
とろみはつかないのに、うっすら白っぽくなったのは、団子を溶かした効果だったのか。
上新粉は、まだたくさんあるので、とりあえず、今度はちゃんとお団子を作ろうと思う。
みたらし団子がいいな。
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