総合商社比較

アメリカ著名投資家 バフェット氏が、買い推奨した日本の総合商社を比較いたしました。住友商事、丸紅の配当利回りは5%強で、三菱商事、三井物産、伊藤忠の配当利回りは3.5%前後となります。

日本5大商社の比較

ただ、例えば三菱商事は1株あたり710円の純利益を出していて、そのうちの155円を株主に還元する予定です。利益のうち21.8%を還元して、残りは来期への事業運営、投資に充てられます。710円利益出しているんだから、710円を還元しろよ。という考えもありますが、それでは企業成長が止まってしまいます。配当性向が高いというのは、株主重視のようにも見えますが、将来の成長性を考慮すると疑問符が付くところです。
パチでいうと、貯玉、メダルを全部換金して、次の種銭は現金投資から行い、換金ギャップを食らうようなものです。会社だったら、利息のつく借入金で事業運営、投資するということです。

さて、商社の比較ですが、利回り3.7%の三菱商事より、利回り5.4%の住友商事に投資したほうが利回りは良さそうですよね。っていうか良いですよね。でも三菱商事も配当性向きを26%にしたらどうでしょうか?
700円*0.26=182円  182/4200=4.3%の利回りとなります。
利回りだけを考えれば、住友商事5.4%に軍配が上がるかな。過去4年間の利益伸び率も、大きく変わらないですし。

各商社の四季報コメント
三菱商事の連結決算 経営成績
住友商事の連結決算 経営成績

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?