(もしかして諦めかけている)若手研究者の君へ
筆者は研究を始めてはや18年、まだ研究を続けています。
業績を出さなきゃ、ボスに認められなきゃ、活躍しなきゃ、何かの役に立つ研究だって示さなきゃ。
そんなことを必死に考えている時代もありました。
むしろ、長いこと、この考えに囚われておりました。
でも、一番大事なことは、研究が好きだからやってるだけってこと。
活躍してなきゃポストがない?
今の日本30代アカデミア、絶滅危惧種レッドリスト入りしてますよ。
旧帝大が募集して、人が集まらんと嘆いていることさえあったりします(分野による)。
つまり、「選んでくださいお願いします靴舐めます」という根性は必要なくて、「なんか来て良いらしいから行きます、研究続けて良いらしいからやります」ってスタンスで、良いんじゃないかい。
教授に煙たがられて任期制度で追い出される人がいるとかいないとか。
それがなんのその。
追い出されたら、次のポストを探して「来て良いらしいから行きまーす」くらいどっしり構えたら良いのじゃない。
肩の力を抜いて、研究を楽しんでくれ。
最後に一言。
「ノノは本当に馬鹿でした! NSCがあるとかないとか、関係ないのです! “NSCさえあれば” なんて思う者が、本当の研究者になれるハズがありません! なぜならば……! 自分の力を最後まで信じるものにこそ、真の力が宿るからです! きっと、本物の研究者は――本物のアカデミアは、心にNSCを持っているのだから!」