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豊かな人生
みなさんこんにちは、くるみこです。
みなさんにとっての「豊かな人生」ってどんなものですか?
わたしは、このテーマについていつからかぼんやり考えるようになりました。
休職中に、自分ってどういう風に生きていきたいんだろうって考えるようになったのも大きかったと思います。
なかなかしっくりくるものに出会えていなかったのですが、去年の春くらいにこれだ!と思うものに辿り着きました。
「色んな感情に出会えること」
これが自分にとっての豊かな人生だなあ、と思いました。
生きていたら、嫌なことや辛いこともあります。
なるべく前向きな気持ちでいる時間を増やしたいので、マイナスな感情は早めに手放すようにしているのですが、避け難くそういう気持ちになる出来事に遭遇する時もあります。
でも、その自分の過去とか、できた傷とか、感じた痛みとかも、否定せず受けとめて生きていきたいなあって思うのです。
わたしは、他の人が平気な場面で傷ついたり、しんどくなったりすることがあります。
逆に、他の人からしたらハードル高いことを平気でやってしまう場面もあります。
「ああ、これがしんどいなあ」って思って、それを人に相談した時に、
「でも、ここより大変な場所とか、大変な出来事なんて山ほどあるから」
って言われたこと、割とあります。
おそらくそのあとには、「だから、この程度のしんどさ、自分でなんとかしなきゃいけないよ」って続くんだと思います。
でも、人によってしんどさって違うじゃないですか。
誰かにとってしんどい場面も、自分にとっては平気だったり、その逆も然りで。
それって、比べるものじゃないと思うのですよね。
でも、元気がない時にこういうこと言われると、「やっぱりこういう風に感じてしまう自分がおかしいのかな」とか、「考え方とか解釈を変えなきゃ」って自分を責める方向にわたしは向かいがちです。
結果、「自分のこういう感性とか、繊細なところとか、めんどくさいな、、、もっと図太く生きていきたい、、、」て思ったこと、山ほどあります。
今日、たまたま見始めたオーディション番組で、わたしを救ってくれる言葉がありました。
参加者へのフィードバックの時に、プロデューサーのちゃんみなが、
「自分が出会った出来事で感じたものを、「悲しい」「寂しい」「嬉しい」「つらい」って同じ箱に入れてしまっている」
「もっと色んな感情に出会わないと、表現の幅が広がらない」
「天性の武器を持つ人は、その武器とか才能を使いこなせるスキルがないと、苦労する。周りからみると羨ましくても、本人は苦しむことが多い」
と言っていました。(意訳)
わたしは何のアーティストでもない、ただの一般人ですが、
「ああ、自分の個性とか、感性とか、大事にしていいんだな。色んな感情を持てた方が、人間としての幅が広がるんだもんな」
と、この言葉を聞いて、なんだか救われました。
今になってやっと知った
痛みって美しいんだ
私を綺麗にしたんだ
ちゃんみな、まだ20代なのに、コメントがとても哲学的かつ本質的で、この人はどれだけ長い時間、自分と向き合って自問自答してきたんだろうかと思いました。
感情って、特に仕事してると、余計なものとして処理されがちな気がします。
でも、合理的に割り切れることばかりじゃないです。
人間は感情の生き物だから。
これからも、自分の気持ちとか感情を大事に生きていきたい。