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メンタルに悩んだときにおすすめの本たち(エッセイ編)
周りの人から「読書家」と言われることの多い自分ですが(でも周りにもっと読んでいる友人や家族がいるので自分ではあまりそう思わない…)、最近はエッセイが好きでよく読んでいます。
もともと人間観察とか、人間心理とかが好きなのもあり、色んな人の頭の中をのぞけるエッセイは面白いなと思います。
そんな私がおすすめしたいエッセイ一つ目はこちら。
これは少し前に読了していたのですが、最近また図書館で借りて読んでみました。
星野源、歌も演技もできて、文章も書けるなんて多彩すぎる!の感想に尽きるのですが、こちらには「新垣結衣という人」という章があり、結婚前に書かれていたことから結婚時に話題になったような記憶があります。
もちろんこの章もとっても素敵なのですが、私は「友人」という章が好きです。
星野源はくも膜下出血で倒れて緊急手術により一命をとりとめたことがあるのはファンの間では有名な話かと思いますが、手術後の入院時に、寂しすぎてツイッターの裏アカを作って、知らない人と交流していた時のお話が書いてあります。
まさかその交流していた相手も、星野源とやり取りしていたとは夢にも思ってないだろうな~と考えると、世界は広いようで狭い気持ちになります。
星野源のエッセイのいいなと思うところは、適度に人としての闇があるところ。
スーパー明るい人じゃない(と私は感じます)からこそ、メンタルが落ち込んでいる時でも安心して読めます。
学生の時、精神的に不安定になった時期もあるそうで、そういう辛い時期もあったからこそ、このあたたかい、人を傷つけないけど面白い文章が書けるのかなあと感じます。
人のことがすごく好きなのに、拒否されて傷ついた経験から「自分は人間なんて嫌いだ」という虚構の性格をつくり、ずっと人との交流を避けていたこともあるそうです。
こういう自分の過去もオープンに話しているのがすごく素敵だなと思うし、なんだか人間らしくていいなあと思いました。
あと、「YELLOW DANCER」という章を読んでからは、星野源のライブに行ってみたい…!!と思ってしまっている自分もいます。
二つ目のおすすめはこちら。
こちらも私が読みがちな精神科医の先生が書かれた本です。
残念ながら強気モードの時に本を手放してしまったので手元にはないのですが、友人にもプレゼントしたことがあります。
当時のメモに、自分が印象的だと思ったパートが残っていました。人生の軌跡という章です。
「人生の軌跡を長い目で見れば、ジグザグのように見えて一直線の場合もあり、真っ直ぐ迷わず進んできたはずなのに大きく湾曲していることもある。寄り道のつもりだったのが案外近道だったり、最短距離だと思って選んだ道が行き止まりになってしまうこともある。なにが近道でなにが遠回りなのかは、人生の最後になってみないとわからないのだろう。きっと。
空は広く、道はない。紆余曲折。試行錯誤。なんでもいい。それでも行きたいと思っていた方向にいつか人生は収束していくのだと、どこかで深く信じていたい。」
行きたいと思っていた方向にいつか人生は収束していく、という話にとても救われました。
人生の大きな決断について後悔して、あの時ああしていれば、、、と人間は考えがちですが、人生は毎日のプロセスの積み重ねだと私は思っているので、小さな毎日の決断や、毎日の生き方を大切にしたいなあと思います。
ちなみに私は自分のこれまでの決断や行動にあまり後悔したことがありません。(忘れていたり、思い込ませようとしているだけかもしれませんが、、、)
あの時ああしていればって後悔しても仕方ないし、変えられるのは自分と未来だけなのではと思うので、これからの自分の行動や考え方になるべくフォーカスしたいと思っています。
もちろんそれが出来なくてずーっと考えても仕方ないことを考えてしまうこともありますし、失敗することもあるし、躓くこともあるし、周りから見たらなんでそんなことをするんだ?と思うこともあるかもしれませんが、私は自分の人生は自分で決めて行動して、自分で切り開いていきたいのです。
現実的に妥協して置きに行くような人生は歩みたくない、と私は思います。
長くなってしまったので、今日はこのへんで。