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同じ地獄で待つ

みなさんこんにちは、くるみこです。

もう、今年も終わりますね。
年末は紅白歌合戦を見るのが楽しみのひとつですが、今年は旅行に出かける予定なので見れなさそうです。。。

今年、星野源さんが紅白で「地獄でなぜ悪い」を歌うことが発表されました。
この曲は、彼がくも膜下出血で入院した時の経験をもとにつくられたそうです。
やっぱり彼の書く詩は、どん底を経験して、そこからなんとか這い上がってきたからこその詩だなあと感じます。

無駄だ ここは元から楽しい地獄だ
生まれ落ちた時から 出口はないんだ

地獄でなぜ悪い

なんだか最近、生きるのって大変だなあと感じることが増えました。
最近というより、20代後半くらいからそう感じることが増えたように思います。

この頃から、周囲のライフステージがどんどんバラバラになっていって、気軽に会える友達が減ったなあ、と思うことが増えたのが原因の一つだと思います。

あと、自分はこの頃に人生最初の一人暮らしを始めて、それまではありがたいことにあまりお金の心配をせず実家でのほほんと暮らしていたのですが、実家を出てみて、生きているだけでめちゃくちゃお金がかかるなということを痛感しました。
(そこからはお金の心配も悩みのひとつに…)

前述の「生まれ落ちた時から 出口はない」に、共感の嵐です。
生まれてきたから、生きなければいけない。生きるって、ただそれだけなんだろうなあと思ったりします。

ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ

地獄でなぜ悪い

この歌詞は、色んな地獄を経験しつつも、ひたすら前に進んできた彼だからこそ、書けるものだなと感じました。

わたしも休職したときは、自分の人生終わったし、これから楽しく元気に過ごせる未来なんて一ミリも想像できなかったけど、なんとかそこから抜け出したくて、もがいて苦しんで一歩ずつ進んできて、また前向きに笑える時がきました。

今は、自分の人生に必要な時間と経験だったと思うことが出来ています。今、また不眠気味になって休職してしまっていますが…

でも、いつかまた笑える日は来るし、別にこれで自分の人生が終わることはないと思えるのは、あの辛かった日からなんとか這い上がってきた経験があるからだなと思えています。

そういう意味では、前よりも強くなったし、休むことへの抵抗がなくなりました。
自分には自分のペースがあるから、必ずしも人と同じように生きなくても大丈夫。

それに、人生ずっと順調な人よりも、挫折したり苦しんだりしてきた人の方が、わたしはずっと魅力的に感じます。
人の痛みがわかる、優しい人間でありたい。

作り物だ世界は 目の前を染めて広がる
動けない場所から君を 同じ地獄で待つ
同じ地獄で待つ

地獄でなぜ悪い

こんな風にわたしたちを励ましてくれる、強く優しい曲だから、ぜひ紅白で色んな人に知ってほしかったけど、色んな事情で曲が変更になったみたいです。

でも、変更後の曲を最近の曲ではなく、「ばらばら」にしたところに、星野源のロック魂を感じました。(ただでは起き上がらない感が最高です)

世界はひとつじゃない
ああ そのまま 重なりあって
ぼくらは ひとつになれない
そのまま どこかにいこう

ばらばら

ひとつになれない世界の中で、どう生きていこうか。



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