【ドギ天入り】2024GP2nd予選完走!火水バイク【全文無料】
初めまして、滋賀で活動しているDMP『おむらいす。』です。
今回は2024GP2ndのオリジナルで予選完走した火水バイクを紹介します。
自分は実績あるプレイヤーではない上に、完走とは言っても最終戦で負けて6-3なので誇れるほどのものではありません。
それでも今回noteを書くことにしたのは、X(旧Twitter)を見ているとドギラゴン天(以下ドギ天)の使い方に悩んでいるプレイヤーをお見かけする機会が多かったからです。
悩んでいる方に「自分はこんな使い方をしたよ〜」という1案を提案したく、公開することにしました。
「こんなの既に試したわ!!」というプレイヤーも多いかと思われますが、実際にGPで使用した所感も含めて書かせて頂きますので、ドギ天を使うデッキを模索されてる方の一助となれれば幸いです。
なお、本noteは投げ銭方式にしますが、どれくらい需要があったかが知りたいだけなので、気にせず全文無料で読んでもらえたらと思います。
デッキ作成の経緯
ドギ天が発表された時にイラストのカッコ良さに胸が躍りました。能力も相手依存とはいえ充分実用に足るスペックで発売を楽しみにしていました。
とはいえ、その強さを感じていながらも正直GPにドギ天を使うデッキを持ち込むつもりはありませんでした。
そう、デュエキングDreaM 2024発売初日、Boxを買いに行ったカードショップでドギ天をショーケースで見るまでは…
『680円…?』
安過ぎました。
こんなにカッコ良くて!
イカした能力をしているのに!!
世間のドギラゴン天の評価が低いのかとショックを受けました。
(今にして思えばBoxの価値が落ちてた影響が大きかったんだとは思う)
このイカしたドラゴンのカッコ良さを、強さを知らしめたい。
シングル価格を跳ね上げたい。
そんな気持ちでドギ天を主軸にしたデッキでGPに出ることを決意しました。
デッキ構成
ドギ天をメインにするデッキとして、やはりデュエマの花形、ドラゴンのシナジーを活かす方向をまず思案しましたが…
多色が多くなりすぎること、ドギ天の1番の強みを活かせる形ではないことを理由に断念しました。
ドギ天の1番の強みは何か、発表された時に1番印象に残ったことは…
相手に選ばれず、いきなり殴れるクリーチャーであることです。
ファイナル革命による除去と踏み倒しが相手依存であることが評価を分ける意見を多く見ましたが、それ以前のテキストにドギ天の本質が表れていると感じました。
『相手クリーチャーがいても、いなくても自分の攻撃を通せるカード』
それがこのカードの強さであり、臆せず殴れるデッキでこそドギラゴン天は輝くと考えました。
そして新弾にはもう一つ同じ方向性を待つカードがありました。
この2つのカードを使い、そしてGPでもかなりの母数となるだろうファイアーバードに勝つことを絶対条件として選んだデッキタイプがバイクでした。
デッキ構成
ぶっちゃけバイクにドギ天突っ込んだだけ。
そのため全部のカードについて語るほどのこともないため、重要なカードだけ解説します。
デッキ作成で意識したことは
・手札交換を多く入れる余裕がないため、初手手札から複数のリーサルプランを考えられる構築にする
・ドギ天の早期着地が有利に働くデッキが多いため、早期着地を可能にするカードは厚く取る
・毎ターンアクションをするので、多色が嵩張らずに動けるように多少カードパワーを落としても単色カード採用を意識する
以上3つのことを意識して、以下カードを採用しました。
環境上位に刺さるメタカードである
…以上に選ばれない、確実に除去されずに1ターン後に生き残っているアタッカーであることを重視しています。
後述するバルチュリスを手札に抱えられていない場合、ワンショットを決める都合でメタが刺さらなくても2ターン目に出すことになります。
ドギ天を早出しするプランの場合に使うカードたち。
相手がワンショットするデッキではない場合、ジャストダイバーで確実に場に生き残るドギ天は相手からは脅威になるため優先して出したいです。
ピリオドの軽減は相手依存であるため通常のバイクでは2〜3枚採用が多いですが、ドギ天のバリューを上げるため、単色のカードを優先してデッキに入れるために最大枚数で採用しています。
コマンド持ちで侵略と革命チェンジを両方こなせることでプレイの選択の幅を広げてくれました。
またピリオドの軽減が効かないデッキ対策とピリオドの5枚目枠としてドルガンチュリスを採用してドギ天の着地成功率を上がる試みをしています。
GPでのMVP。
ドギ天の恩恵を1番受けたケモノ。
ワンショットプランを選んだ場合、相手のトリガーをいなしたタイミングで着地して、アタック時にドギ天に革命チェンジすることでジャストダイバーになり、逆転撃も無効にしてダイレクトアタックを決めるという完全無欠なアタッカーになります。(なお最終戦は邪王門で沈んだ)
これまでは最後のダイレクトアタック、押し込み要員の役割しか難しかったけれど、相手の盾が残っていてもドギ天にチェンジすることで打点を増やす、ファイナル革命の効果で相手クリーチャーをバウンスして超次元の王家や再興王女プリンというスピードアタッカーを出して押し込めるプランが可能になり、使い所が増えました。
ワガママ王女みたいなキャラに見えて、ワンショットの前座を一心に引き受ける献身性が魅力。
ジャストダイバーが侵略先にも効果が出るため、レッドゾーンFの二回攻撃の成功率を高めてバルチュリスに繋げやすくなりました。
バルチュリスのお陰で1打点である欠点は補いやすいもののブラックゾーンが引けない時の火力の下がり方、超次元の王家と違ってリソースが少なくなること、多色が嵩張る都合により試行錯誤の末の2枚採用。
現代最強カード。
ただこのデッキでは見せ札として使うので、実用性は低いです。ピリオドを使う事情で最初のマナ置きでデッキタイプがバレないようにわざと埋める展開が多かったです。
1枚見せることで相手は場を並べることへの意識を割く上にトリガーが嵩増しされていることも警戒してくれるので入れ得だと考えています。
ただ入れただけなのに、大幅にデッキを強くしてくれたドリームなカード。
何気に多色クリーチャーが出た際のドローが超有能で、ブラックゾーン複数侵略時にドローすることで後続のアタッカーを用意しやすいのが目から鱗でした。
コンセプトであることとインパルスと同じ事情でデッキタイプをドラゴン軸に偽装するために初手マナ置きに選びやすいため4枚採用です。
ドギ天からドギ天にチェンジするのが最高ムーブ。
立ち回り
基本的には従来のバイクデッキと同じように立ち回ります。
2ターン目にアンタッチャブルなアタッカーを立てて、手札と相手のデッキタイプと相談で小突きながら4ターン目に侵略、革命チェンジを活かして走るイメージとなります。
手札次第で3ターン目に走ることも出来ますが、基本的に相手のビッグアクションが早いデッキは2ターン目のメタが刺さりやすいので、焦らずに手札を整えて大丈夫です。
自分の3ターン目、相手が次のターンでリーサルを狙うことが難しいと判断出来る場合はピリオドからドギ天を着地させます。仮にトリガーを踏んでもドギ天を処理することは難しいので、相手にドギ天の圧を掛けながら有利にゲームを進められます。置きドロソにもなるため、4ターン目のアタックの幅を広げてくれます。
4ターン目は基本的にドギ天は温存して侵略で盾を割っていきます。トリガーでクリーチャーが出た時にドギ天のファイナル革命を使えるように構えておけると安心です。
ファイアーバード対面
ファイアーバード対面の場合でもオニカマスを2ターン目に出していれば、メクレイド連鎖がよほどの形で無ければ3ターン目の返しでリーサルを取られることはないので強気で攻めても大丈夫です。
ハッターが出た際には惜しみなくピリオドを使い処理していきます。ハッターの効果でピリオドは破壊されますが、1ドローでアド損はないので場の処理を優先させます。超次元の王家も手札を整えながらブラックゾーンに侵略してハッターを封印、ハッターの破壊は強制なので墓地のブラックゾーンを再利用するチャンスが残るのでハッターの処理は手札を使っていって大丈夫です。
オニカマスを残してアタックすることを意識すればインタビューを踏んでもクイーンルピア以外は邪魔にならず、オニカマスの一点でバルチュリス→ドギ天でクイーンルピアを退かしてリーサルを通せるので安心です。
有利対面だと認識しています。
アナマルル対面
基本的にはガイアッシュをケアするためリーサルを見据えたターンまでは侵略、革命チェンジはせずに殴りましょう。
相手が深淵の逆転撃を撃っても次ターン何も出来ないので吐かせ得ですし、温存しようものならリーサルターンにジャストダイバー軍団で殴ることを止められないので勝ちが近づきます。
また先攻の場合は3ターン目にピリオドからドギ天を着地させてガイアッシュが出ても次ターン相手はビックアクションを起こせないので出し得です。
手札に戻ったピリオドでガイアッシュを処理してドロー出来るし、2枚目のドギ天があればガイアッシュをファイナル革命の餌に出来るので必要以上にガイアッシュをケアしなくても大丈夫です。
ただしこちらの手札が芳しくなく、5ターン目を迎えられてしまうと勝ち目はほぼ0になるので、あくまで速攻で殴り切ることを意識します。
天門など受けが固い対面
基本的に不利ですが、無理に速攻はせず場を並べることでチャンスを掴むことは出来ます。
相手のビッグアクションが来る前のターンまでは場を並べることを意識して、ジャストダイバーやアンタッチャブルを駆使して殴ります。相手がトリガーでクリーチャーを出してきたタイミングで侵略や革命チェンジを使って突破します。
ドギ天のファイナル革命は一回だけなので、侵略でギリギリまで攻略することが理想です。
ゴスペルはオリジャとバリスパークが怖いものの、アンタッチャブルを揃えて最初の一撃で上2つを踏まなければ、バルチュリスの着地が約束されるので受けが固いデッキの割には勝ちの目があります。(ただし後攻は厳しい)
ループデッキ対面
無理です。
素直に殴るデッキなので受けからループに入られることを止めることは出来ません。
シャッフを入れても、殴る時にジャストダイバーを活かせないので普通のトリガーに止められてどっちみち苦しいかな?って思います。
以上が、火水バイクの解説になります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
下にGPの記録は書いておりますが、正直展開を細かく覚えておらず、主観が多いため、参考になるか怪しいところです・・・。
読み物として、気が向いた方がいれば暇つぶしに使って頂けると嬉しいです。
GPの記録
一回戦 光水天門 後⭕️
不利対面の上に全国出場を決めてるランカーが相手だったのでめっちゃビビってました…。
相手が多色を埋めてくれていたので、オニカマスとコマンドを複数体立てて相手のビッグアクションを待つ。バウM、ゲンムが立ったところでドギ天のファイナル革命でゲンムを戻して更に展開。バウMをブラックゾーンで封印しながら過剰打点で殴って勝ち。序盤にトリガーが結構見えてたのでドギ天を安心してゲンムに当てれたので運が良かった。
二回戦 火闇マゲ(マゲ抜き) 先⭕️
正直何のデッキか分からなかったので、早く走ることに決める。マナ置きからドラゴン軸であることは推測出来たのでガイアッシュケアで踏み倒さず殴っていたけど、ガイアッシュは入ってないことに途中で気付き、ドギ天を押し付けて勝ち。
三回戦 ガイアッシュ覇道 後⭕️
先行マナブーストを決められ、ジリ貧になる可能性が高かったのでバルチュリス、ドギ天でトリガー1つまでなら返せると割り切って3ターン目にワンショットで殴る。バルチュリスでトリガーを躱わせたらしくジャスキル成功。
四回戦 ファイアーバード 後⭕️
オニカマス、マガツを両方立てて、ピリオドで相手のハッターを潰し続ける。整えたリソースを全部吐き出して殴り、トリガーを踏むもジャストダイバーと過剰打点が功を奏して通る。
五回戦 マーシャルループ 先❌
一週間前から流行っていたマーシャルループについて全く知らず…。
最速3ターン目ループを食らって死亡。ただ殴れててもトリガーで死ぬのでどっちみち無理。
六回戦 旅路ループ 後❌
ジョーカーズ相手に手札がピリオド3枚スタート。侵略先が来ず、下バイとバルチュリスで盾を割り切るがターンを返す。その返しにジョットガンジョラゴンからループを決められ、盾にクロックがあれば逆転勝ちだが、現実は厳しく負け。
ピリオド4投の時点で覚悟はしてたこと。
七回戦 ブレスラチェイン 後⭕️
相手は朗らかな人だったが『二戦連続でループに負けて萎えてるんですよ〜』と言った時に気まずい顔をしたのでループデッキだと悟る。
相手が遅い出足だったため、ギリギリまで場と手札を揃えてジャストダイバー軍団で殴る。
『真実を見極めよジョニー』を踏むも全員アンタッチャブルだったため事なきを得る。
八回戦 ファイアーバード 後⭕️
オニカマスが引けず、マガツスタートだったため長引くと不利と判断。ルピガナで2枚盾を減らしてくれていたので、3ターン目にブラックゾーンで走り、ジャスキルで勝ち。運勝ち。
九回戦 クローシスマトリクスループ 後❌
正直ラストターンまで何のデッキか分からず。初見殺しされたけど、デッキ構造上ケアする手段がないため変わらない。
相手の盾を割り切り、バルチュリスをドギ天に革命チェンジしてジャストダイバーで『勝った!』と思ったが、邪王門と深淵の逆転撃を宣言される。逆転撃でメタのマガツを破壊され、邪王門からアーテルを出されてループ開始。敗北。
ループデッキに辟易していたけど、最後に面白い型のループデッキが見れて少し心が洗われました。
最終結果 6-3
さいごに
GP一週間前に作成したことで調整不足の面が多々あり、ファイアーバードとアナマルルに勝てるようにすることしか考えていませんでした。
ループデッキをケアすることは構造上難しいですが、そもそもループデッキの多さを想定していなかった自分自身の未熟さがデッキ選択とGPの戦績に表れていると思います。
マーシャルループが今後も流行る中で現状、火水バイクが環境を走ることは難しいでしょう。
しかし、ドギ天を強く使えるデッキとして火水バイクは良い受け皿になるという考え自体は間違ってはなかったと思います。
ループデッキが少なくなった時には、デッキ選択の1つに入れられるくらいのパワーはあると感じています。
ドギラゴン天を使うデッキで遊びたいと思っている方がいらっしゃれば、一度試してみてもらえたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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