THE JUMPへの想い
はじめに
この記事に興味を持っていただきありがとうございます。
改めまして、蛭子屋雄一と申します。
この度、ショッピングモール内の走高跳大会【THE JUMP】の開催に向けてクラウドファンディングをスタートしました。
まだ未読の方は、お手数をおかけしますがこちらの支援ページを先にご覧いただきたいです。
この大会の開催を記念して毎週土曜日にTHE JUMPに関する投稿を書いていきます。
私は語り癖があり、読みにくいこともあるかもしれませんが、
想いだけはとんでもなく大きなものを掲げているので、1週間かけてでも読んで頂けると泣いて喜びます。
私の想いや、この大会の理念に共感をしていただけた場合、
支援のご検討を何卒よろしくお願いします。
私の夢
私の夢は「老若男女障がいの有無を問わず参加出来るスポーツイベントを開催すること」です。言い換えるならば、新しい時代のオリンピックを創ることです。
スポーツには様々な魅力があります。
スポーツを通じた熱狂や感動はもちろんのこと、
コーチやチームメイトと共に目標を掲げ、切磋琢磨することで若い年齢から社会性を身に付けることが出来ます。
他にも挙げ始めたらキリがないほどたくさんの魅力があります。
しかし私は「スポーツがこの世の全て!」と言いたいわけではありません。
私はスポーツが大好きですし、大嫌いです。
最近私のYouTube上で発信している動画を観ればわかりますが、私は運動神経が悪く、体育でいい思いをした経験がありません。
運動会で見せ場は作れませんし、マラソン大会はゴールで拍手を受けるような順位でした。球技なんて言わずもがな…
ただ、走ることが苦手で陸上部に入部することなんて絶対ないと思っていたのに、気づけば15年も打ち込んでいました。
転機は大学4年生〜大学院1年生の時でした。
大学時代の私は、自分自身の能力の低さを誰よりも理解していたからこそ、ひたすらに時間をかけて練習をしていました。
その中で多くの成功と失敗を経験しました。
私の競技力の向上と共に人間性がアップデートされ、チーム運営(チームのリーダーや補佐など)や学業、アルバイトなどが競技で得た経験と繋がり、あらゆる場面で成長を実感しました。
その成長とともに、もっと上のレベルを目指すことを決意し、大学卒業後も競技を継続することに決めました。
卒業から2年後に開催される東京五輪に向けて、拠点を変えたくないという理由から大学院の進学に興味を持ちました。
そして研究室選びの中で偶然出会った教授が、私の世界観を大きく広げてくださり私の知的好奇心は解放され、その教授のもとで研究を始めました。
分野はスポーツ社会科学を専攻し、
主にオリンピック教育や障がい者スポーツの歴史を勉強しました。
オリンピックの成り立ちや、障がい者スポーツの起源を勉強することで、スポーツの価値に深く興味を持つようになりました。
冒頭で挙げたスポーツの魅力は、このような分野を勉強したからこそ、私がスポーツを語る上で欠かせないキーワードになりました。
翌週以降で詳細を記載しますが、
スポーツに対する理解が広がり、私が運動音痴にも関わらずここまでスポーツに夢中で打ち込めた理由がなんとなくわかりました。
多くの日本人はスポーツを始めるために何らかの理由を探しますが、本来スポーツは余暇活動であり、矯正されたり義務付けられるものではありません。
ゲームをするように、旅行に行くようにスポーツがもっと身近な存在になる。そしてその中で初めて会った人ともチームを組んだり競い合えたら素敵だと思い、どんな人でも参加出来るスポーツ大会を開催したいと思いました。
走高跳を盛り上げたい
今回開催されるイベントは、私が15年間虜になった走高跳にフォーカスしました。
陸上競技は、普段は400mトラックの中で行われるスポーツですが、トラックの内側で行われているフィールド種目は、空間があればどんな形でも開催できるという特性があります。
風向きや競技スケジュールの都合でマットや助走の位置が変わることは日常茶飯事です。
私はその特性を活かし、今後ありとあらゆる隙間を見つけて走高跳の大会を開催したいと考えております。
なぜ競技場の外で開催するのか
陸上業界の方は、よくご存知のお話ですが、これまでの長い歴史の中で国内の陸上競技大会で観客席が埋まったケースは滅多にありません。
不確定の情報なので、滅多にという言葉を使用していますが、埋まったことは無いと言えるほど観客席はいつも空席ばかりです。
近年は、その現状を打破するための施策が施されていますが、競技場の中で観客が楽しめる企画を行っても、新規の陸上ファンを獲得する目的と乖離してしまうと感じました。
最近は街中で陸上競技が行われる回数も増えてきているので、無理して陸上競技場で競技をするという常識を変えてもいいのではないかと思いました。
また走高跳は、周回するトラック種目と助走路が被り選手同士が配慮しなくてはいけないことがよくあります。
コロナ禍を経て大会のライブ中継も増えましたが、どうしても一瞬で決着のつくトラック種目にフォーカスが向いてしまうので、走高跳は試合中に目立つことがなかなかありません。(この問題はフィールド種目全体に言えますが、バー種目である走高跳と棒高跳びは特に目立ちません)
今年行われた日本選手権でも、世界選手権の標準記録にアタックしている時に注目が集まらなかったり、選手が跳躍する時に大音量で会場を盛り上げる企画をおこなってしまったりと、決してアスリートファーストと言えない空気が漂っていました。
私も含め現在の陸上界に対する不満の声は高まっています。
せっかく苦労して開催してくださった大会に不満を言ったり、大好きな陸上に悪態をつくことは気持ちの良いことではありませんが、何かを変える必要があるという共通認識は芽生え始めてきたと思います。
だからこそ、私のようなアスリートOBが立ち上がり、現役選手が気持ちよく競技を出来るように行動するべきと考え、今大会の開催を決意しました。
この大会をきっかけに私はこれからたくさんの陸上イベントを実施していきます。
私が思い描く陸上イベントには一貫する目標を立てていきます。
イベントを通してファンを増やし、トップ選手の出場する大会へ応援に行きたくなるような導線を作ること
誰もが主役になれる試合作りを意識すること
アスリートの活動費のプラスになること
この3つです。
日本の人気スポーツの歴史を辿っても、
新聞等のメディアで取り上げたことをきっかけにファンが増えたことや、競技協会や運営側の努力でいくらでも変化していることは明らかです。
そこにスター選手が後押しすることで、その業界がどんどん拡大しています。
いくら世界で活躍する選手が居ても、その選手のファンが増えるだけで、そのスポーツが人気になるとは限りません。
陸上競技は、箱推し(陸上そのものが好き)にもなれるし、単推し(特定の種目が好き)にもなれます。
選手の外見から好きになる要素も多く、スラッとした人、筋肉質な人、かっこいい人、かわいい人など数えきれないほどの魅力が詰まっています。
そして何よりアスリートにはひとりひとりドラマがあります。
選手とファンがどれだけ一体になれるか
そのために何を変えて、何を残すべきか
この試行回数を増やし、解を求めていくことが、今陸上界が取り組むべきことではないでしょうか。
私は現在27歳ですが、残りの約80年は陸上競技が人気になるまでしつこく色んな事を仕掛けていきます。
まだ何者でもない若輩者ですが、陸上競技関係各所の皆様には是非私に期待を寄せていただきたいです。
どれだけ多くの期待を寄せられても、それに応えられる自信はあります。
なぜなら陸上競技は最高に面白いスポーツであり、
陸上競技が大好きな方は既にたくさんいるからです。
今後、陸上競技は更に認知の幅を広げ、日本の人気スポーツになります。
今回私が主催するTHE JUMPがその一端を担えるよう、私の全てを懸けて頑張ります。
ただ今大会は規模が大きいため、金銭的な問題だけはどうしても私の力では解決することが困難です。
今回の支援を力に換えて、きっかけを作り、いずれ支援なしで大規模イベントを開催出来るよう尽力致します。
支援額も高額です。なので手放しにお願いをするつもりは毛頭ありません。
私は、今大会の支援額を「期待の大きさ」と捉えています。
既に寄せられているこの「期待」に応えるために、出来ることは何でもします。
衛藤昂さんの言葉を引用して今回のコラムを閉じたいと思います。
今まで見たこと感じたことのなかった【新しい景色】を一緒に創りましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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