地下のある教会や街角(5) 独ケルン大聖堂の地下と聖遺物
欧州の街で地下のある教会や街角遺跡みたいなのに出会うことがあります。
気になるのです。 なんなん? なんでなん?
ケルン大聖堂はすごい壮大な建築。
ICEとかDBドイツ鉄道の電車でケルンについて駅前に降り立つと、駅の横にドーンと聳え立ってるので外観の大きさにまず圧倒されます。
中に入っても壮麗な大聖堂です。
なんでこんなに立派で、
昔から参拝者が多いのかといえば、
昔々、神聖ローマ帝国のバルバロッサ(赤髭王)がイタリアへ侵攻してミラノから持って帰ってきたらしい東方三博士の聖遺物があるため。金色の棺は聖遺物を納めるためにつくられたそう。
これも昔々の話なので、実際はどうなんでしょう?と思ったりだけど、以来、ケルンには「あの」東方三博士の聖遺物があるというので巡礼者が大勢やってくる。
12世紀に聖遺物がやってきたというのだからそれから数えても800年以上経ってるわけで、それだけの期間崇拝されているってそれだけでも歴史。
実は、この大きな大聖堂の内陣下あたりに地下遺跡があります。
ケルンの大聖堂は何度か建てられているのいうので、この地下遺跡は紀元400年とか800年頃に建てられた聖堂の基礎なのだと思います。
現在はこの地下に礼拝堂とかがあるわけではなく、昔の基礎なのかな?古い地下の遺跡だ、ってものだけど、この地は古くから信仰されてきた聖地であることを偲ばせてくれます。
東方三博士の聖遺物は12世紀に神聖ローマ帝国の赤髭王がミラノから持ってきたというけれど、持ってきたって具体的には戦争の戦利品として持ってきたのでしょう。
はて、
ミラノのどこにあったの?と思ったら、Basilica di Sant'Eustorgioという聖堂にあったらしい。 コレなんて読むんだろう? サンタンブロージョ聖堂なら行ったけどと思ったら、サンテウストルジョ聖堂だそうです。
違ったかあ、と思って写真をググったら、
Basilica di Sant'Eustorgio サンテウストルジョ聖堂
下町の運河あたりを散歩したあとに行ってました。
元々こちらの聖堂に聖遺物があったらしい。
うーん、なんでここにたどり着いたんだろう???
自分でも判らない。
どんなフォースか判らないけど、
なんか、どっかからのフォースを感じて、
ちょっと怖い。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?