デトロイトライオンズ2024 53ロスター ディフェンス&ST編
前回のオフェンス編に続き今回はディフェンスの選手の変化、新加入選手のチェックをしていきます。
DI
2024年の5枠から1枠減って4枠。契約延長交渉が始まったといわれるマクニールが軸。PUPだったベテランのDJリーダーも開幕は怪しいもののなんとか間に合いました。怪我に苦しんできたオンズワリケがキャンプより絶好調とのことで、バグス、ベニトからのアップデートを期待したいです。ただマーティンがプレ3戦目の怪我でIR入り。ドラ6ルーキーのウィンゴ、PSにいるペコで穴埋めされるとうれしい。
ウィンゴはDTとしてはアンダーサイズだけど運動能力は高いので大化けしてくれたら儲けもの。
TENから招聘した名高いDLコーチのテレル・ウィリアムスの手腕にも期待したい。ペコは前TENなのでウィリアムスつながりでスキーム理解もあるはず。
EDGE
2024年は4枠。コミンスキーがIRに入りました。ハッチンソンは絶好調。ダベンポートは怪我無くキャンプを過ごして練習相手のデッカーも大分苦戦しているらしいです。健康でシーズン過ごしてくれればハリスからの大幅なアップデートになるはず。
怪我で2023年はほぼ全休のヒューストンは一時期OLBも試されましたが、上手くいかずパスラッシュ専用機としてロスター残留。DLは合計8人と少ないですがオンズワリケとパスカルが中も外もできるとのことなのでやりくりしていく予定か。
CFLのサック王ベッツはNFLの壁に当たりPSにも残れませんでしたが、プレシーズンで目立ったアグデ、ウクウのナイジェリアコンビはPS残すことに成功しています。
ちなみにダベンポートの今年の給与はバイキングスさんがライオンズの2倍払うことになっています。
LB
2023年から1枠増えて7枠に。上位5人は去年の面子がそのまま残留。魅惑の金髪長髪アンザローニを軸に、2年目の飛躍が期待されるジャック・キャンベルがスターター。バーンズは今年はSAMを任せられる予定。ロドリゴ、JRMも控えているので層は厚いはず。
DENから来たニーマンはスペシャルチーマーとしての期待。ノワスケは2023年UDFA入団後PS入り→ロスター昇格→カット→PSのムーブの際にアリゾナにさらわれたのですが、今度はアリゾナさんがファイナルカットでウェイブしたところを呼び戻し。
CB
2023年から1枠減って6枠。表のとおり、前年ロスター選手がドーシーだけという総入れ替え。ディフェンスがリーグ下位に沈んだ状況にテコ入れを行いました。スターターに怪我が続出し練習は苦労したようですが開幕は間に合いそう。モズリーは無念のIRスタートですがシーズン中の復帰可能性は高そう。
アウトサイドCBはベテランのデイビスにかかる期待は大きい。ドラ1のテリヨン・アーノルドが反対側のCBで開幕スターター確定。地元待望のエースCB指名の瞬間は忘れないぞ。
CBとしての能力以外にも持ち前の陽キャと抜群のコミュケーション能力を持っているイイ奴。
同期のドラ2のレイクストローとも”兄弟”としてうまくやってる模様。
そのドラ2のレイクストローはニッケルCBとしてアミクとポジション争い。春キャンプはほとんど名前を聞かず不安でしたが、防具装着練習が始まったくらいから練習中にインターセプトをする動画が複数が上げられていて順調に成長していそう。
総入れ替えポジションですので博打的な要素はありますが、かなり資本は入れました。
S
昨年4枠から5枠に。ブランチはより適正なポジションであるSへ。彼のバーサタイルなところはロスター決定に融通利かせてくれています。カービーとメリフォノウの若手トリオに、さらに昨年UDFAのジョセフ、2024年のUDFAのストリックランドが加わりました。
ジョセフに関しては春先よりHCが「2023年シーズンの終盤戦に使いたかったがチャンスがなかった」という発言から十分に成長していた模様。ストリックランドは格安UDFAからのロスター残留。とにかく日々成長しているとの評価。
STer
Pフォックスのみ残留。LSとKは入れ替わりました。
LSはダリーのポジションをUDFAルーキーのハッテンが奪取。大学ではLBとしてのプレー経験があり、カバレッジに優れていることを評価したみたいです。
プレイター以降迷走が続いたKは、春キャンプ好調だったバッジリーとUFLで60y超えを決めたベイツの高レベルの争いが期待されていました。ただバッジリーが怪我で早々に離脱。ベイツも練習中はちょこちょこ外していたようですが、徐々に修正できつつあるようでそのまま正Kの座を射止めました。去年のスターターがサイバードだったことを考えると十分アップグレードだと思います。
ベイツのUFL時代の64yFGはワクワクします。
Pフォックスに関しては心配無用。新KOルールへの適用だけが懸念事項。
雑感
DLはベテランによるアップグレードを試みつつ、LBは全員残留で戦力維持、CBは刷新が行われました。キャンプでの成長があった選手として、オフェンスではJamo、ディフェンスではオンズワリケ、キャンベルの名前が良く上がりました。ディフェンスはこの2人の活躍、ダベンポートとDJリーダーの健康維持、新DLコーチの手腕、CB陣の奮起とオフェンスと比べると課題は多いですが頑張ってほしいです。
オフェンスも含めてスタータークラスの離脱はないですが、準主力級の離脱は起きています。Kバッジリー、CBモズリー、DLコミンスキー、NTマーティン、WRグリーンと怪我がなければ53ロスター濃厚な人たちでした。毎年激しい練習を行いシーズンに備えるのがダン・キャンベル流のようですが、シーズンでは怪我人が出ないことを願うばかりです。
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