G1【マイルCS 2023】調教後陣営コメントまとめ！
今日は、今週日曜日に行われる「マイルチャンピオンシップ」の追い切り後コメントを共有したいと思います。
主に追い切りについてのコメントです。
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本記事で分かる内容
「追い切り予想」・「追い切り評価」・「レースに向けての仕上がり具合」
この辺りが記事のポイントになります。
追い切り後コメントから、買うべき馬・消すべき馬をオッズを見ながら判断してみてください。
追い切り後の馬体重も併せてみることをお勧めします。
【出走予定馬】
イルーシヴパンサー
久保田貴士調教師
「前走の富士ステークスはレース前に騎手と話をして、ある程度ポジションを取りにいく競馬をしようと伝えていました。その通りうまく乗ってくれましたが、展開は向かなかったです。その割には最後、踏ん張って頑張っていたと思っています。どうしても展開待ちというところが多い馬で、正攻法でどれだけやれるか見たかったので富士ステークスはあくまで前哨戦と捉えてレースに臨みました。レース後に岩田望来騎手は『折り合いもうまくついていたし、最後は坂を上がって苦しくなりましたが、そこからもう一度盛り返したので力がありますね』と言っていました。
富士ステークスの後は一度使って動きも素軽くなって調整しやすくなり、そのまま在厩で一週間あまり疲れを取る調整をして、そこからマイルチャンピオンシップに向けて調整のペースを上げてきました。
ＧＩレースになると厳しい競馬となって思うようなレースが出来ませんが、もっと力がある馬だと思っていますので、ぜひいい競馬をして欲しいと思っています。今年は中山記念で走り、不利もありましたが非常にスムーズに走っていました。この馬は特にサウスポーだというイメージはなく、京都競馬場の右回りのコース形態も合っていると思います。
なかなかＧＩレースになると結果が伴わないところがありますが、ここに向けてしっかり調整してきました。なんとかいい結果を出して皆さんの応援に応えたいと思っています」
エエヤン
伊藤大調教師
「前走は、道中力んだけど、それでも直線は一瞬反応するシーンはあった。実質、単走で気持ち良く走れていた。時計はやればいくらでも出るけど、（四肢の）可動域が広くなったし、あの動きを求めていた。
正直、前走と同じだったらどうしよう？と思っていた。
ニュージーランドT（1着）の時は、もっとムキになって凄かったから。少しずつ大人になってきた。いい負荷がかかって、乳酸値も上がりました。それでもオーバーワークどころか、週末は馬体重が増えていたぐらい。
現状は右回りのマイルはベスト。G1でも通用すると信じています。京都のマイルも合っていると思う。」
エルトンバローズ
杉山晴紀調教師
「前走の毎日王冠は、久々の左回りで1800mということで、レース前は、期待半分、不安半分というところでした。レースでは騎手が上手く乗ってくれて、正直、自分が思っていた以上にいいパフォーマンスを見せてくれました。西村淳也騎手といいタイミングということがあるのかもしれませんが、彼の騎手としてのスタイルと合っているのかもしれません。
中間は、レース後、短期で放牧して、しっかり疲れをとってもらって帰厩しました。思ったよりも心配になるような疲れはありませんでした。
1週前追い切りについて、全体の時計は速かったのですが、（コースの）内を回っていたので、それが要因の一つです。最後も、少し促しただけで、いつも通り素晴らしい伸びを見せてくれました。いい動きでした。
最終追い切りは、毎日王冠の当該週と同じようなイメージでという指示で、西村淳也騎手にはオーダーしました。最初ゆっくり入って、終いだけ反応を確かめる程度でした。仕上がったと見ていいと思います。これまで思ったような負荷をかけられていますし、馬の反応も良くなっています。非常に楽しみを持ってレースに臨める仕上がりです。
毎日王冠を使う時に帰厩した時と比べて、今回帰厩してきた時の馬の緩みが無かったので、上積みはあったと思います。
ここのところの一走一走が強い競馬を続けていますので、今回も上積み十分だと思います。
今回の京都のマイルは間違いなく、この馬は、右回りの方がよりスムーズな走りが出来ると思います。距離に関しても、マイルがベストだと思います。
古馬とは、斤量差も少なくなり、さらに、GIに向けて他の陣営も仕上げてくるでしょう。簡単にいかないということはわかっています。
（思い描く競馬は）この馬の持ち味は操縦性の高さなので、いつも通りの好位での競馬もありなのですが、流れ次第ではどのような競馬もできますし、展開次第の乗り方をしてくれればと思います。」
ジャスティンカフェ
安田翔調教師
「ジョッキーに馬の後ろでの収まり方や、トップスピードにいくまでの時間を確認してもらった。涼しくなって活気あるしぐさも出ているし、前向きさも出てきている。
先週に強い負荷をかけていて、戦闘モードに入っているので、気持ちを整えるテーマでやりました。能力は感じています。
京都コースはやってみないと分かりませんが、いいバランスで走れるので苦労しないと思います」
シュネルマイスター
名畑俊調教助手
「前走は直線で進路が無くなって、もったいない競馬になってしまいましたが、ステップレースとしては悪くない内容だったと思います。
中間は、1週前追い切りを美浦トレセンで済ませてから、翌日栗東トレセンに入りました。それから順調に調整を続けています。
美浦トレセンでの1週前追い切りは、実質最終追い切りのつもりでした。併せ馬で、しっかり最後まで強めに追い切ってもらった感じです。
栗東トレセンに入れるメリットは、春のマイラーズカップで結果が出ましたし、直前まで乗り込んだ方がこの馬は結果が出るのではということで、春と同様の形をとりました。
馬の様子は、2回目ということもあり、前回より落ち着いて、飼葉も食べています。慣れて落ち着いています。
最終追い切りは、1週前追い切りはビシッとやったので、今週は整える程度です。単走で、サラッと流す程度で、動きも良かったです。
今年は京都競馬場だが近走、勝負どころで置かれることがありますが、それが京都の坂の下りでカバーできればと思います。その点はプラスに働くと思います。」
セリフォス
中内田充正調教師
「前走は、外を回らされるような枠ではありませんでしたので、内でじっと我慢して、最後もしっかり伸びてくれました。勝ち馬が強かったです。この馬はいい内容で走ってくれました。
中間は、夏を過ぎて、残暑も残っていましたので、馬的にもしんどい時期が続いていました。そのため、予定していた富士ステークスをスキップする形になりましたが、その後は回復してくれ、ここまで順調に来ています。
1週前追い切りは、騎手に跨ってもらい、動かしてもらいましたが、まだ1週前という感じでした。
最終追い切りは、先週よりひとつ良くなって、騎手も同じ感触でした。ようやく競馬に間に合ったかなという感じです。折り合い面は、先週あった力みが改善されていました。
去年との比較は、臨戦過程が異なりますので、単純比較はできません。今回は休み明けになりますが、去年と比較してもいい状態で臨めます。力を発揮できる状態です。休み明けを苦にするタイプでもありません。
今年は京都競馬場で、上り下りがあります。初めての競馬場で、初めての坂の下りですので、上手に走ってもらいたいです。」
セルバーグ
鈴木孝調教師
「リズム重視で。変わらず順調にきている。
ラップ的にも徐々に上がって、前半もリズム良く走れていた。
レースでは、絶対にハナに。コースは初めてになるが、自分の形で走ってくれれば」
ソウルラッシュ
池江調教師
「今週は反応を確かめた。
反応を確かめる程度だったが、抜け出す時の脚が速かったですね。思い描いていた通りの調整ができました。
春に比べてハツラツさが出てきた。秋はいいですね。この状態なら楽しみ」
ソーヴァリアント
大竹正博調教師
「前走の富士ステークスは初めてのマイル戦でした。道中のペースにどう対応するのかしっかり見ようと思っていました。予想通りモタモタするところがあり、向正面で肩ステッキが入るような状況でしたが、そこからは流れに乗って行きました。前半で脚を使った分、終いは渋い伸び脚でしたが、ペース慣れすれば、終いはしっかり脚を使えるという印象を持ちました。
マイルチャンピオンシップを見据えての一戦と捉えていたのでいい競馬が出来たかなと思っています。
今朝の追い切りは単走でしたが、先週まではしっかり負荷をかけて、今週は輸送もあるので軽く流す程度の追い切りでしたが、総合的に見ていい動きだったと思います。
レースではポジションは取れると思うので、ある程度の位置でじっくり脚をためて最後に脚を使ってくれたらと思っています。」
ダノンザキッド
北村友騎手
「思ったより体を使えていて、最後も余力がありましたし、いい追い切りができました。前走は２２００メートルの距離。（が敗因）
去年（の阪神）から京都へコースは替わるけど、状態はいいですし
ワンターンのマイル、１８００メートルがベストです。」
ダノンスコーピオン
安田助手
「今朝はしまいの反応を確かめる追い切り。時計は出ていますが、まだ緩さが残っている感じ。息遣いは問題ないが、走る気持ちに体が付いていっていない。休み明けの感じがある」
ナミュール
高野友和調教師
「前走は、いい状態で競馬場に連れて行くことができました。競馬は騎手に任せました。悪くないスタートから、道中の折り合い、追走の仕方、4コーナーを回る姿、そこからスペース的に狭いところはありましたが、馬の状態の良さもあり、（間を）割ってくれました。最後の伸びまで言うことない競馬ができました。ポテンシャルの高さを確認できました。
中間の調整は、すぐマイルチャンピオンシップを目標にという話になり、ノーザンファームしがらきにケアをお願いして、競馬の疲れ、そこからの立ち上げをしてもらいました。栗東トレセンに戻ってきて最初に跨った時に、これは素晴らしい状態というのを確認できました。そこからは、その状態の良さを感じながらの調整でした。
1週前追い切りは、内容は素晴らしかったです。時計的には、牧場から来た時の最初の感覚が素晴らしかったので、整える感じでした。一歩一歩丁寧に感じつつ、言うことない追い切りでした。
最終追い切りは、体も出来て、富士ステークスもしっかり走り切っています。ですから、指示に従って反応できるかどうかだけ注意していました。上がってきて、乗り手の感触、上がり運動、馬房での様子を見る限り、万全に出来たと思います。
久しぶりの右回りは、秋華賞の最後のコーナリングで少し課題を見せていましたが、今、普段の調教でも、右回りも左回り乗っていますが、そういう癖は出ていません。馬体も充実して成長した今なら関係なく走ってくれると思います。乗りやすい馬ですから、初の京都競馬場もこなしてくれると思います。
能力の高さ、それに股関節の柔らかさが、年齢を重ねてさらに増しています。」
バスラットレオン
武村助手
「中１週なのでしまい重点。
いつも稽古は動くけど今朝も良かった。先週は少し疲れも見せていたけど、今週に入ってグッと上向いた。
直線平たんコースはいい。すんなりハナを取れたらしぶといので、あとは自分のペースで運べるかどうか」
ビーアストニッシド
飯田雄調教師
「順調に来ているし今朝も落ち着いていた。
前走を使ったことで“ガス抜き”ができた。叩いて馬体は良くなった。しまいまで一生懸命に走る。年齢を重ねて馬も賢くなったと思う。
1F短縮もプラスだし、京都は一番走りやすいコース」
マテンロウオリオン
昆調教師
「今朝の動きは普通。全体が遅いのでラストはこれぐらい動ける。
チークを着けて、どういう競馬をしてくれるか見るのが目的。
あの出来でスピード競馬にも対応できたから効果はあった。前走を使って確実に上向き。このメンバーでも、やれる手応えはある。」
レッドモンレーヴ
蛯名正義調教師
「前走の富士ステークスは十分頑張ってくれたと思っています。
レース後、横山和生騎手は『次につながるいいレースでした』と言っていました。
前走後はとにかく気持ちが大事な馬なので、学校に行きたくならないように、楽しく学校に行けるようにというイメージで調教を続けてきました。
今朝の追い切りの動きは良かったと思います。関西への輸送については、中京には１回行っているので心配ないかと思っています。
レースの位置取りなどは騎手が考えてくれるでしょう。素質のある馬を預けてもらい、なんとか結果を出せるように、この馬が楽しくレースをしてくれるように日々やっています。頑張ってくれたらと思っています。」
レース映像を見たい方
下記YouTubeにレース映像もUPしています。
（コメントだけでなく、レース映像もチェックしたい方は下記から
見てみて下さい。）
最後に
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