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石けんシャンプーぶっちゃけどーよ?

最近シャボン玉石けんのシャンプーとリンスに移行したのでシャンプーについてつらつらと。
ちなみに少し前から石けん歯磨きに移行して(こっちはパックスナチュロン)、かなり快適(歯に茶渋が!つかない!!!)なのでこちらも別でまとめたいと思います。

参考までに髪質は柔らかめ、ふわっと猫っ毛で色素薄めのストレート。長さはセミロングからロングな感じです。

シャンプー遍歴

ドラスト時代

かつて学生だった頃、仲間由紀恵さんがアジエンスのコマーシャルやってたり、Luxが広告を席巻していた時代がありました。
そのころは
「シャンプーなんて匂いが良ければそれでいい!」
だったので、ドラストで売ってるもの、しかもコマーシャルでよく流れてるもの。
これを買って使ってました。
あとは匂いのいいやつ。
たまにお友達に海外土産のココナツの香りのトリートメントなんかもらってウハウハしてました。

シリコンVSノンシリコン時代

学生から社会人にかわり、お財布の余裕やお買い物楽しい!となっていたころ、
シリコン入りのシャンプーは良くない。
という話が出たり消えたりし始めました。
そんなタイミングでLUSHと出会い、
創業者が頭髪学者であることを知り、
LUSHとたまーにロクシタン。な時代がやってきます。

(シリコン:「ジメチコン」「アモジメチコン」「ジメチコール」「シクロペンタシロキサン」「シクロメチコン」など)

シリコン入りのシャンプーは、傷んだ髪の毛をシリコンがコーティングすることで滑らかな指通りが叶うと言われます。
ウォータープルーフの化粧品なんかにも含まれている、と言われるとイメージしやすいかと思いますが、人工的に膜を作っちゃう感じ。

この膜を作る構造が良くない!と叫ばれていたんでしょうね。
やはりどうにもならないくらい髪が傷んでいる人(カラーリングとか)にとっては、人工的にでもコーティングしてしまった方が手っ取り早くサラサラになるので楽だとは思います。
(これらのシリコーンが何から作られていて、自然に分解されるのか。までは軽く調べただけでは出てこなかったから環境評価はこの際しない方向で)

ただやはり、余計なものをくっつけちゃうという構造はあまり良くない感じがするので、私はノンシリコーン派。です。
ということでLUSHやロクシタンのシャンプーに変更しましたが、
シリコーンからノンシリコーンへの変更時は髪がギシギシする
しばらくすると慣れますが(というかサラサラしてくる)、コーティング剤が剥がれていく過程で抵抗感がある方は一定数いるみたいです。

石油が入ったシャンプー

ということで、ノンシリコーンに切り替えて早幾年。
LUSHのセクシャルバイオレットNO.14が好きで、コンディショナーであるアメリカンクリームと合わせてずーっと使ってきました。

が、体を洗うのも石けん。食器洗いも洗濯も石けん。なんなら掃除は石けんと
クエン酸。
と生活をしていると、
髪の毛も石けんで洗えるんじゃね?
とか思ってくるわけです。(わざわざシャンプーを買うのがめんどくさい)

石けんは動物性油脂や植物性油脂でできていて生分解性が高く、環境にやさしい!
体にも優しめ!

が売りですが、シャンプーって何が入ってるの?というところです。
そこで調べてみました、成分表。

するとですね、(以下ラッシュのHPより)

◉ラウリル硫酸Na
ラウリル硫酸Naは、界面活性剤の一種です。

いずれの界面活性剤にも、水溶性の部分と油溶性の部分があります。この特性のおかげで、通常は混じり合うことのない水と油を混ぜ合わせることができ、汚れを洗い流す働きをします。

泡立ちと洗浄力は直接関係しませんが、商品を手で髪やお肌に行きわたらせやすくします。

その結果、汚れが落ちやすくなるのです。

◉ラウレス硫酸Na
ラウレス硫酸Naは、界面活性剤の一種です。水溶性と油溶性をあわせ持つ界面活性剤は、通常は混ざり合うことがない、水と油を分離せずに乳化させます。

ラウレス硫酸Naは不透明かつ濃厚な液体で、その濃度によって働きが変わってきます。含有量が最小限の濃度を超えると、界面活性剤の分子が油性の汚れを捕える構造に変化。濃密で豊かな泡を立て、髪やお肌を洗浄します。

泡自体には、汚れを取り除く働きはありません。しかし、シャンプーの時に指通りを良くしたり、全身を洗浄する時にお肌の上をすべりやすくしたり、汚れを浮かせる力学的な除去に役立ちます。

ヘアケアでは、高い洗浄力により汚れだけでなくスタイリング剤もしっかり除去。シーソルトをはじめとした、他の成分をプラスすると髪のボリューム感と輝きが増します。

◉PG
PG(プロピレングリコール)は色、香り、味のない、透明なやや粘性のある液体です。
水に完全に溶解し、皮膚が水分を吸収するのを助けます。 また、髪を柔らかくし指どおりのよいなめらかな髪へ。

PGは食品、化粧品、医薬品など幅広い分野で使用されています。これはこの成分の安全性が知られていることを意味します。

さらに、保湿剤として水分を吸収することで、バクテリアの成長を抑え商品を長持ちさせる働きがあります。
ヘアケア商品では、髪を柔らかくし、指とおりのよいなめらかな髪へと導きます。

PGとオリーブやアーモンド、ホホバなどのオイルを組み合わせることで、髪を乾燥から守ってくれます。
また、カラギーナンとラウリル硫酸Naが合わさると、セルフプリザービング処方*のお肌に優しい泡のシャワージェリーを作ることができます。

通常、PGは石油化学製品に由来するため、ラッシュでは2014年よりソルビトールを使用していました。
2017年、植物由来のプロピレングリコールが開発されてから段階的に移行しています。ラッシュで使用しているPGは、パーム油不使用で、菜種やココナツなどを中心に、製造時の収穫に合った植物の油から作られています。

*セルフプリザービング処方...パラベンフリーの保存料を使用しないで、原材料の働きで品質を保つように作られた商品です。

とあらあら石油系の原材料が入ってました。
ヨーロッパは水質の関係でシャンプーの泡立ちが悪く、泡立たせるためにこういった界面活性剤が使われるようです。

石油、も確かに太古の自然に由来するものではありますが、自然環境的にはてさてどうなの?と評価が難しいところではあります。

ちなみに、液体シャンプーにはこれらの成分が含まれていますが、固形タイプのシャンプーだと

◉ココアルキル硫酸Na
ココアルキル硫酸Naは、豊かな泡を作り出し、髪とお肌を洗浄する成分です。その徹底した働きにより、汚れや余分な皮脂、髪に残った油分を多く含むスタイリング剤を溶かします。ココナツオイルの脂肪酸に由来する成分で、ラウリル硫酸Naの代替品です。製品のパーム油不使用を実現するのに役立ちます。
あらゆる界面活性剤は、親水性の部分と親油性の部分を持つため、水と油をきれいに分散させます。最小濃度を超えると、界面活性剤の分子は髪から油性の汚れを取り囲む構造に変化。そして、汚れの表面を覆う親水性の部分が水に引っ張られて、髪から汚れが洗い流されます。
硫酸塩は、1930年代に広く使用されるようになり、現代のシャンプー産業の発展が幕を開けました。それらは、お肌を柔らかく清潔に保ち、髪には美しい輝きを与えます。
それから、界面活性剤の中で古い歴史を持つのが石鹸です。髪をきれいに洗浄しますが、アルカリ性なのでキューティクルを傷める傾向があり、ツヤのないパサついた質感にしてしまいます。

とあるので、まだいいかなといったところ。

じゃあ固形シャンプーにしようかなーとも思いましたが、やっぱり
わざわざ買うのめんどくさい
石けんで頭洗えたら買い物が少し楽になりそう

と思ったので、石けんでシャンプーすることにチャレンジしてみたわけです。

石けんシャンプーぶっちゃけどーなの

やっぱり最初は軋む

「面活性剤の中で古い歴史を持つのが石鹸です。髪をきれいに洗浄しますが、アルカリ性なのでキューティクルを傷める傾向があり、ツヤのないパサついた質感にしてしまいます。」
とPGの説明の最後にちらっと書いてありますが、まさにそれ。

石けんでシャンプーしてみよう!
と思った私は

  1. 固形石けんを直接頭に擦り付けて泡立てて

  2. 石けんをすすいだら、余ってたアメリカンクリーム(コンディショナー)を塗って

  3. しばらく置いてから流す

をやってみました。
これ、まず何より最初の石鹸で洗う段階で
軋む
指が通らない

ただそれも次第にマシにはなってきました(1週間くらい)
軋むけどそんなに気にならない、みたいな。

でも次にやってきたのは
ベタつく

これは多分コンディショナーと石けんの相性が合わなかったかなー
上手く濯ぎきれなかったかなーといった感じです。
アメクリは元々羊の皮脂を使って作られていて(今は違う)、しーっとりするんだけど、
匂いはともかく、頭が羊の毛みたいにじーっとりする。
常にオイリーみたいな。

餅は餅屋 石鹸シャンプー専用リンスを導入

石けんはアルカリ性です。
肌は弱酸性。とか言われてますが、まあ酸性のものを使って中和してあげれば軋むことはなくなります。

そこで登場クエン酸リンス。

自作されてる方もいらっしゃるようですが、よくわからないのでシャボン玉石けんのリンスを購入しました。
ドラストではなかなか見かけませんが、カインズ、東急ハンズなどで見かけます。
もちろんネット通販もありますし。

  1. クエン酸リンスと一緒に購入した石鹸シャンプー(泡)で洗う。(リンスと一緒についでに購入した)

  2. すすいだ後クエン酸リンスをつける。

  3. 数分おいて流す。

手順としては今までのシャンプーと変わりません。
クエン酸リンス1日目は少し違和感がありましたが、2日目以降は特に違和感なく使えてます。

オフィシャルの口コミに「シャンプー中の背中の痒みがなくなった」というものがありましたが、そういった変化は特に感じることはなく
でも、

髪にコシがあるのになんか軽い

と感じています。
セミロングとロングの中間くらいなので軋むと絡まって大変なのですが、
確かに泡立ちは弱めではあるけれど、そこを差し引いても軽やかさがいい感じです。いい感じ。
お値段的にも今までのシャンプー、コンディショナー代の半分以下になるのでその面でも安心です。

結論:導入段階さえクリアすれば総じていい感じ

気に入った!
となった石けんシャンプー&クエン酸リンスですが、導入の壁は少し高めな気がします。
特に長い髪だとシャンプー時に指が通らないし、軋むし。
シリコンシャンプー使用者はもっと感じるかもねーなところです。

ただ軋みの段階を超えると髪の毛にコシとサラサラ感、両方手に入る。しかも価格がドラストのシャンプーに比べると高いけど、それでもめちゃくちゃ高いわけじゃない。
あと、多分慣れてくれば固形石けんでいけそうな気がする・・・(ズボラ)

石けんシャンプーの口コミの中には「使用しているうちに白髪が減った」「毛量が増えた」というものもあったので、特に毛量についてはちょっと期待しながら使用してみたいと思います。

環境負荷が低いこともそうですが、体への負担も少なそうな石けんシャンプー。

もし導入を考えられる方はまずは1週間!我慢してみてください。
次第に快適さの方が上がってくるはずです。

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