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他人と自分の境界線

作業療法士さんのお話を聞く機会がありまして。

人間は赤ちゃんのうちは自分と外界の境界が曖昧だよ、だから発達の段階で自分の体がどこにあるのかを知って、外界と自分との境界を作っていくんだよ。

もちろんこれは全体の話の一部分ではあったのだけど、なんとなく占いの価値観と似ているのかなと思ったので備忘録。

なぜ占いが当たるのか。
星読み、星占いではなく、タロット占いの説明になるのかなとも思うのですが。

タロット占い

タロットカードは、大アルカナ、小アルカナからなるカード群で、象徴的なイラストがそれぞれに描かれています。
いろんなバージョンがあって(ディズニーのタロットが欲しい)、イラストはそれぞれに違うわけですが、どれもカードを配置して読み解くという点では同じです。

多分心がのぞけるから当たるんだと思っている

タロットカードには正位置とか逆位置とかありますが、基本的にはカードを見て感じたことを読み取る占いです。
特に自分のことを占う時においては、「目に映る全てのものはメッセージ」と言いますか、出たカードを言語化する時に、自分の心の奥のうまく言語化できないところを言語化するきっかけになるから「よく当たる」のかなと思ってます。

要は心の中は迷っているようでもう決めている、みたいな。

占いの結果がうまくいかなかった時に「じゃあ自分はどんな未来を望んでいるの?」と問いかけてカードを選ぶ。これも「自分の中で決まっている未来にフォーカスする」ことで、神秘性よりも「内面との対話時間」なんじゃないかなーとか思ってます。

集合的無意識

またタロットは集合的無意識にアクセスできるとも言われます。
人のことをタロットで占っても当たるってやつ。(乱暴な言い方)

人の潜在意識は深いところでは繋がっていて、タロットを使ってそこにアクセス(他の占いでもそうかもだけど)することで占いが当たるってやつね。
でもこれちょっと胡散臭い。と思っちゃうところかも、とは思うんですよね。
だって私は私、あなたはあなた。

とするところで、赤ちゃんは自他の境界がゆるい。というやつです。
HSPだったりHSCと呼ばれる人、またエンパスとされる人もいますが、
人間は元々外界と全く区別のない状態からスタートしているんじゃないかと思います。
大人の目から見れば「この赤ちゃんとその赤ちゃんは違うじゃん」となりますが、その赤ちゃん当人にしてみれば「自分」の境界が全くない状態で生まれているので、区別はない。自分の感情、相手の感情、全てごっちゃ混ぜ。
きっと「自分という個人がない」状態なのかもしれません。

そこから徐々に感覚を発達させていくに従って「自他の境界」が生まれてきて「自分という個人」が生まれる、みたいな。

だから集合意識、潜在意識がつながっている。というのは実に当たり前のことで、
でも普段はそのつながりに目を向けないことで「自分という個人」が成り立っている。

のかもしれません。相手の気持ちが汲み取れすぎると辛いし。同化しちゃう、のかも。

人間は発達の中で他者との境界を明確にすることにより、自分自身を発見する。
とかぐるぐる考えだしちゃったのでここら辺でおしまい。

まあでも占い、当たるにはちゃんと理由があるんだろうよ、というお話でした。


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