ヴァンガード Divinez面白いよねーという話
元々ヴァンガードをやってたこともある(かなり昔だけど)、推しが出る(しかもまあまあメインキャラ)で、まあ見ないわけはないんだけど、なんだかんだ言っても子供向けアニメだし、そこまで重くもならないだろうし、伏線とかもそこまでなさそうだよなーと思って見てたんですよね。
そろそろ終盤だなって9話も見たんですよ、なんてこった。
あ、ここから9話までのネタバレいっぱいします。
ある程度予想をしながら追いかけていたので、仮面の人物については8割くらいは確信を持ってました。なんなら最初の人物紹介を見た時点で、あ、ラスボスだわこれと思うくらいには出てくる情報量が薄かったので、なるほど、最終的に兄妹で戦うんだなと想像していました。でも、闇落ちすると思ってたんだよなー、そこが勘違い。
でもそうなると、不思議な点がいくつか出てくるんだよなと気付くわけですね。
・仮面の人物はアキナを止めようとしているけど、止める理由なくないか?
自分の病気を治すことをわざわざ止める理由なんて身代わり以外あり得ないよねとは思う。思うんだけど、それに気付けるわけがないんだよな、で思考停止してました、とさ。
・運命大戦に自分から参戦すればいいのでは?
誰かを止められるのはそれより強い想いを持つ人だけだとは考えてるので、誰かに頼る(真剣に勝って願いを叶えたい人がどこまでいるのか分からん)よりは、自分で戦って止めた方がいい。仮面のままでも戦えるでしょ。
・そして、ヒカリ側に戦う理由はなくないか?
奇跡を起こせるなら、普通はアキナの身代わりとかそういう展開もないだろし、裏が何かないとヒカリがあえて止める理由が思い浮かばない。裏があるのだとすると、そもそもの願いを叶えるシステムの方がおかしくないか?となる。でもまああるんだよなー、そういう展開。
それとは別に気になっているところ
・「奇跡」弱くね?
レザエルの話じゃないです。アキナの願いの方。ヒカリは少なくとも退院はできるレベルで、すぐ死ぬとかすぐ動けなくなるレベルではない…はず。「奇跡」って[常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象。(辞書的な意味)]だという認識してるので、病気を治す程度で使うものなのかな?と思ってました。これが不治の病とか、余命が出てるレベルならまだ分からんでもない。
・「願い」ちっちゃくね?
関連する話ではあるんだけど、なんでも叶う聖杯みたいなのをイメージしてた割には、全体的に個人でそこそこ頑張れば叶うレベルかつ、俗物的なものが少ないイメージだった。7人しかいないのに、願いが怪しいやつ複数いるしさ。
・『切札』の歌詞
普通は主人公に当てはめるものだと思ってるんだけど、見えているアキナのキャラと歌詞が噛み合わない。戦わない感じがするヒカリとはもっと噛み合わない。本人大変そうではあるけど、絶望もしてなさそうだし。9話見て180度まではいかないにしても結構見える景色が変わったね。
ここまで書いて、叶う願いはFateの聖杯基準、奇跡はKanon基準で考えてるんだな自分ということに気付きました。
10話で誰と戦うのとか、「とき」の運命者はどんな効果なのかなど、楽しみはまだまだあるので、早く次の土曜になってほしい。