自己紹介 noteのはじめに
少年から、エンジニアになるまで
わたしのプロフィールをざっくりと書きます。少年期は尾張で、放課後はよく野球遊びをして過ごし、青年期は名古屋でソフトテニスに注力しました。大学では化学を専攻しつつ、仲間と草野球に興じたり、塾講師として中学生を教えたり、読書に耽ったりしていました。その後、大学院修士課程を経て、化学メーカーに就職し、エンジニアとしてR&Dに携わっています。
シゴト
主にエレクトロニクス、モビリティ向けの材料開発に従事しています。日本の半導体、ディスプレイはこの20年で次第に存在感を失っていきましたが、半導体材料は今でも国際競争力を保ち、グローバルに展開しています。半導体は主に米国のファブレス企業が設計し、台湾や韓国のファウンドリと括られる企業が半導体チップを製造し、やはり台湾や韓国のOSATと括られる企業で組立・検査を行います。そして、ファウンドリやOSATが使う材料、装置の多くは日本のメーカが製造しています。わたしはキャリア前半はディスプレイ向けの開発に携わりましたが、ここでもお客さんは主に台湾でした。
英会話
こうやって書くと、会社の人はさぞ英語ができるように聞こえるかもしれませんが、そうでもありません。台湾でも韓国でも現地スタッフが同席して、しっかり通訳してくれるので、「英語ができない日本人」でもしっかりと仕事ができるようシステム化されています。もっとも、現地スタッフの日本語がたまに怪しかったりするので英語ができるに越したことはないのですが、総じて英語アレルギーは強いです。ただ、R&Dに携わっていると、ときどき欧米顧客と英語で話さなければいけない状況や国際学会で話さないといけない状況が訪れます。日頃どっぷり日本語環境に浸りながら、年に数回だけそうしたシチュエーションに対応するのは困難極まりないのですが、その辺りのトピックも今後取り上げていけたら、と思っています。
デジタル化、AI
Windows95を契機にパソコン、続いてインターネットが普及し、デジタル化が叫ばれて久しいですが、今や時代はDX、AI、ChatGPTですね。研究開発職をしていると、開発進捗をわかりやすくPowerPointにまとめて社内外の関係者に説明、アピールすることが毎日のようにありますが、そんな資料もこれからはAIがやってくれそうな勢いです。うれしい反面、シゴトの価値は創造性のある業務にしかなくなっていく、厳しい時代だなと思います。DXは、材料開発への応用も近年著しいです。統計解析を活用して、複雑に影響しあう複数の開発要素を最適化する配合設計の導出や、分子シミュレーションを活用した材料設計など、今や計算科学なしには競争を勝ち抜けない状況になってきています。デジタルネイティブとはいえない世代なりに、こうした動きに取り残されないよう、この辺りも折を見て記事にしたいと思います。
noteをはじめるにあたって
デジタル化が進み、SNS全盛の時代にありながら、これまでそれらを活用することなく日々を過ごしてきました。ただ、これだけ個人が発信する環境に恵まれた時代、「発信して、つながる」ことで見えてくることもあるかなと思い、noteに投稿することにしました。感じたことを、書けるときに、という肩肘張らないスタンスで取り組むつもりです。シゴト、英会話、日常のどんな内容が中心になるか、方向性を定めていませんがお付き合いいただければ幸いです。