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韓国は地方しか行かない 清州旅4 清州の韓屋カフェに奇跡が舞い降りる
清州の住宅街でもカフェは飽和状態
「安い!」だけで決めた民泊は普通の住宅街にあるので、散歩するだけで清州住民の生活が垣間見られる。大学が近いからか、住宅街でもそこら中にかわいらしいカフェがあっていいなあ。リサーチ中に見つけたいい感じの韓屋カフェを偵察しようと、スーパーのすぐ横にある『同感』に立ち寄ってみた。
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アイスアメリカーノをいただくだけのつもりが
9月上旬の清州は東京と同じく残暑が続いていて、夜も暑い。普段、冷たい飲物は飲まないけれど、せっかくだから韓国人が溺愛するアイスアメリカーノでも飲んで、部屋に戻ろうと思ったのだ。が、気づけば、2時間近くも滞在していた。そして、3晩続けて通うほど『同感』が大好きになった。
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『同感』はまず、ロケーションというか、カフェへの導線演出が素晴らしいのだ。控えめに灯された照明に導かれて歩道から階段を下り、ていねいに手入れされた木のトンネルをくぐる。どの植物も手入れがきちんとされていて、枯葉すら落ちていない。パサージュを見ただけで、カフェオーナーの細やかさや自然を愛する心が伝わってくる。こういうカフェはコーヒーもおいしいに決まっておる。
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落ち着く、ただひたすら落ち着く
そんな期待を抱きながら店内に入った瞬間、一目で心を奪われた。韓屋の天井を取り払い、一つ一つ選び抜かれた照明やオブジェがモビールのように吊されている。椅子もテーブルも、飾り窓の細工も抜け感があって、気取ってない。
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隠れ部屋のような中二階には座卓があって、ここでゴロゴロできたら最高だろう。オブジェもかわいいし、古い家なのにきれいに掃除されていて埃ひとつ落ちていない。この建物を大切にしているのが伝わる。どこを見てもオーナーの世界観が統一されていて、心がホッとする。
なにより、夜の7時なのに先客が2人しかおらず、とても静かで落ち着いた雰囲気なのがいい。経営的には良くないのだろうが。さすが清州、ソウルとは違う。ソウルなら観光客が押し寄せて撮影大会が開催されているだろう。やだやだ。
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私はこのカフェに呼ばれたみたいです
カウンターには優しそうな30代前半と思われる男性オーナーがいらっしゃった。清州空港でいろいろあって疲れたし、素敵空間に長居したくなったのもあり、普段は食べないケーキもいただくことにした。
注文くらいは韓国語で話そう。がんばれ、自分。
オ「어서 오세요」
私「아이스 아메리카노 한잔하고, 케이크는 뭐가 제일 인기가 많아요?」
オ「초코케이크가 인기가 많은데요」
私「이건 무슨 케이크예요?」
オ「 당근 케이크예요.」
私「迷う、どれもおいしそうだ」(ブツブツ)
オ「あ、日本の方ですか!?」
清州のはしっこに奇跡が舞い降りました。
続きます。
同感(동감)オーナーの意向によりカフェのHPやSNSはありません
https://naver.me/5ssol0RL