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ソウルに行かない私の事情 アヒョンで聖地巡礼

ソウルに行ったこと、あります

コロナウィルスが世界中で猛威を振るう少し前、韓国での最後の夜を過ごしたのはソウルの阿峴(アヒョン)にある民泊でした。ここの民泊は人生最安値の1200円。老夫婦が暮らす高級アパートの一室にお邪魔でき、とてもいい民泊だったので、今は閉鎖されていて残念です。

ソウル出身の友人には「アヒョンなんかに泊まるんですか? 何もない下町だけどピッタリかも」と大受けされました。

アヒョン駅を出た瞬間、下町らしい光景に遭遇しました。栗の行商トラックです。皮剥きサービスあり。韓国では新鮮な栗を生で食べるのですが、友達が食べるのを初めて見た時は驚愕したものです。

韓国では生の栗を食べるのも特徴です。生栗のビタミンCがアルコールの分解と代謝を促進し、二日酔いにもよく効く為はお酒の肴としてもしくはお酒を飲む前に生栗を食べると効果的であると言われています。 韓国の夏バテ解消代表料理、参鶏湯の中にも必ず栗が入っているのはその栄養面を重視しているからでしょう。

(韓国農水産食料流通公社)


すぐそばのエオゲ駅にミュシュランビブグルマンの豆腐料理の名店、황금콩밭があります。偶然、光州→金浦の移動中、アシアナ航空の機内誌で知った私は、空港から迷わず直行。店内で手作りするお豆腐は滋味深くて、ここはまた行きたいお店のひとつになりました。

いちばんお手軽価格だったトゥブチャグリ(スンドゥブチゲとは少し違う)。
2019年は7,000Wが、2024年には12,000W。
昨今の物価高は、日本より韓国の方が深刻です。


韓国は豆腐がおいしいですよね。
石垣島のゆし豆腐もおいしいです。

店内は伝統家具を使い、シックでおしゃれなインテリアでした。ミシュラン効果なのか、韓国語を話すフランス人マダムがいらっしゃって、通常の響きとは違う韓国語にうっとり。滑らかで静かな発声に憧れましたが、私のバリバリの東京弁訛りは矯正できないでしょう。

半地下にあったお店は現在、広い場所に移転。下のリンクで確認してください


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ソウルに行ったのは聖地巡礼のため

わざわざ韓国の地方都市、光州からソウルへ飛んで、アヒョンに泊まってから帰国した理由は、アカデミー作品『パラサイト 半地下の家族』のロケ地を見たかったから。そして、そこがアヒョンだったから。以上!

映画の頭で登場したスーパ。
外呑み用のテーブルセットはなかった。
ロケ地周辺は坂の町。半地下のアパートが大量にあり、趣があります。再開発も近いと思うので、気になる方は早目に。住宅街なので静かに見学を。


渡韓前にマスコミ試写会でいち早く観賞させていただいていたので、在韓の業界人(すごく偉い人らしい)ならきっと付き合ってくれるはずと、前夜にメッセージ。一緒に夕方のソウルで聖地巡礼しました。あの時は本当に楽しかったです、ありがとうございました! あ、もちろんお会いしたかったからソウルへ行ったんですよ。次回の聖地巡礼はドラマ「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」でいかがでしょう。献花もしたいです。

などなど、24時間も滞在しなかった20年振りのソウルですが、阿峴で熱い出会いがあったことはいずれ。

「ソウルに行かない私の事情」は続きます。


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