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コブハクチョウ成長記録(6)

年末年始そして親離れへ

いよいよ冬鳥が牛久沼にもやってきた。
ここで見られる冬鳥はオナガガモやヒドリガモ、マガモなどのお馴染みのカモに、ユリカモメ、オオバン、ミコアイサなどである。

11月28日 冬鳥と一緒に浮かぶ幼鳥

11月末、まだ幼鳥はきょうだいでまとまって行動をしている。灰羽は大半が白い毛に生え変わり、白羽と区別がつきにくくなっている。僅かに残る灰毛がかつての面影を残す。
コブハクチョウ以外にオオバンやユリカモメの姿がみえる。

12月16日 幼鳥たちにも少しだが鼻先にコブが出始める

12月半ば、嘴の色は薄いままだがコブが少し目立つようになる。

12月23日 ヒドリガモと泳ぐ幼鳥たち もう成鳥と区別が難しい

12月下旬、きょうだいでまとまって行動するのは変わらないので、1羽見つかればほとんど全羽がみつかる。

そして2022年

1月2日 牛久沼が一部凍結 非常に珍しい
1月2日 2羽しか写っていないがほかの幼鳥も近くにいる

1月に入ってもきょうだいで一緒に行動することが多く、1羽みつかると近くにいることが多かった。状況は12月と変わらない。

1月19日幼鳥きょうだい4羽が沼の上に浮かんでいる
公園内芝生では灰羽幼鳥同士がじゃれあっている
1枚目の4羽の近くにいたきょうだい2羽(沼の上に6羽いる)

そして2月初めに親離れ
本来なら親が全羽追い払うのでここからいなくなるのだが、追い払われてから戻ってきたと思われるものを3羽確認している。
この頃はコブハクチョウが30羽以上もこの公園におり、その群れに紛れ込めばわからなくなる。


2月6日親離れ後公園に残ったうちの1羽
こちらは人に餌をねだっている。近くにきょうだいがいても無視


こちらの幼鳥(灰羽)は沼の中で餌をさがしている

2月6日に見たときは、3羽ともバラバラに行動しており、家族としての絆はすでになくなっていた。

2021年4月下旬に孵化した雛達の育成はこうして完了した。あとは8羽がそれぞれ生きていくだけである。


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