やさしいストーリー30
心をケージに入れている
綺麗で正しい考えには永遠の解放を与え
暗い夜道を歩きたいと駄々をこねる事を決して許さない
本当の自分の心は限りなく自由でありたいはず
心を矯正する事は間違っているとわかっている
でも、何かを畏れ、この世を支配する大きな力を大きな目を意識しすぎる私はそんな愚行を行なっている
常に
「そんな事を考えてはいけない」
と‥日々を縛る‥
清廉潔白には生きていけない‥
私の周りの人達の居心地が悪くなるのはそういうことか
もっと、羽ばたいて心よ‥
自由に行きたいところへ
やりたい事を全う出来る場所へ
どこか嘘っぽい‥自分
別れる為には
暗い夜道を抜け、ぬかるみを歩き
徹底的に汚れた手で
それでもそういう中から芽吹いてくるものを見つけ育てる
心と語り合い続け
時に疲れ果て
時に有頂天になり
敢えて地図を持たず‥
永遠に辿り着けないままの旅を
こうして歩いている
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