black night 1

人は他人を怒らなくなった
と同時に愛せなくなった

どうでもいいのである
他人の人生なんて
自分さえ上手く生きていければ
それでいい

淋しい世の中である

部下に愛想笑いをする上司を見ててそう思った

「あの人がそう言いました
この人が書類を持ってました」

そんなことばかり言う
もう、新人ではないのに
お得意のベビーフェイスで人生の波を乗り越えて行くつもり？？

問題は今日を上手く生きて行くことだけでは無いんだよ

苦難の続く冒険はテレビやゲームの中だけでは駄目なのに‥

陰で笑っているパートのおばさん達、ママ友軍団の延長である
それは是非に他所でやって欲しい

若いのにほくそ笑むその表情には魅力のカケラも残っていない

喉元から言葉を発せないでいる正義の人はただ佇んで見ている

自由な世の中‥

でも、ペラペラのガラスの心を守る為の規則でがんじがらめ

実は不自由な世界‥

今日も会社はたくさんのため息で埋め尽くされている

さあ、コーヒーでも飲むか‥