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無職THEニート記憶に残る過去の恋⑦

皆様、お疲れ様です!無職THEニートです!

最近ちょっと個人的なビジネスを始めるための準備で忙しすぎてとんでもなく更新遅くなり大変申し訳ありません…

ではさっそく続きを書きたいと思います


201X年俺は、東京に居た…

なぜ東京に居るのかというと、就活ついでにRちゃんに会うためだ!

いや、むしろRちゃんに会うためだ!(笑)

とりあえず、3泊4日の東京旅行?就活?

生まれ故郷の八王子に帰還?(生まれて数か月しかいない…父の転勤により)

いや、Rちゃんに会うためだ!そして気持ちを伝えるため!(Rちゃんは彼氏と別れたらしい)

私は、そのためだけに東京に来た!

男というのは馬鹿で、自分の好きな人の為ならなんだってできる生き物だと私は身をもって体験している


とりあえず、当時の私の就活はどうでもいいと思うので割愛します!

東京2日目の夕方になった

私は、Rちゃんと待ち合わせしている都庁前駅に居た

高層ビルが立ち並ぶ都会に色んな意味で飲み込まれていた…

今日気持ちを伝えないと次いつ会えるかもわからないし、もうお互い社会人間近だから、きっと社会人になったら忙しくてそれどころではなくなる気がしていた

知り合ってから5年

たくさん会って、たくさん話して、たくさんの思い出を作ってきた

関係が壊れるのを恐れて、私は今まで言えなかった

でも言わずに、Rちゃんが東京の大学に進学して離れてから私は気持ちを伝えられなかったことを物凄く後悔したので、もう後悔はしたくない!

そんなこんなでRちゃんが予約してくれたお店へいざ参る!

都庁前駅は高層ビルだらけで、所狭しと並んでいる

こんな田舎者が来てはいけない場所、且つ生きてて来ることはないだろう…
後に私は仕事でくるんだが…この時の私は知る由もなかった

とあるビルの20階、レストランに近い居酒屋だった

T「○○(Rちゃんの苗字)二名で予約してるんですが」

店員「今、ご案内します」

T「ありがとうございます」

店員に案内され、席に向かう

地元じゃないからか変な緊張が私を襲う

自分にプレッシャーをかけ過ぎたのか

そうこうしているうちに席に着く

店員「こちらになります」

Rちゃん「お疲れ様!久しぶり!」

T「お、お疲れ様!久しぶりだね!」

Rちゃん「なんか今日はいつもと雰囲気違うね!」

T「そう?就活とかあったからかな?」緊張がバレている…

Rちゃん「とりあえず、飲み物頼もっか」

T「そうだね!俺は…」

Rちゃん「Tくんビールでしょ?私も一杯目はビールいこうかな」

T「気が利きますな!こりゃモテるわ!」

Rちゃん「急にいつものTくん節が戻ってきた!(笑)」

T「ん?私はいたっていつも通りだが?」

Rちゃん「またキャラが変わってる!新キャラ!(笑)」

T「全然いつも通りだよ!Rちゃんと話したら落ち着いたわ!なんかありがとう!」

Rちゃん「慣れない場所だと疲れるし、大変だよね…今日会ってくれてありがとう!」

T「俺もせっかく東京来るなら会いたかったし、てか会うのがメインかな!(笑)」

Rちゃん「Tくんは優しいからそう言うと思った!就活がメインのくせに~」

T「そんなことないよ!就活は、地元よりこっちの方が始まるのが早いから、どんなもんかなって!」

Rちゃん「Tくん話すの上手いから、さらっと決まりそうだけどね!」

T「Rちゃんこそあっという間に決まりそう!行く方向性は決めたの?」

Rちゃん「最初は法科大学院行こうか悩んだんだけど、今は証券会社受けようと思ってるよ!」

T「え~!!凄すぎる!でも、なんでかRちゃんは受かる気がするんだよな!」

Rちゃん「本当に?ライバル多いからあんまり自信無いんだよね…」

T「根拠ってほどではないけど、Rちゃんは目標に向かって努力できるでしょ?だから最善を尽くせると思うんだよね!だから受かる!」

この数か月後、Rちゃんは大手証券会社に本当に受かるのである

Rちゃん「ありがとう!Tくんにそう言われたら受かる気してきた!」

T「きっと大丈夫!自信持って!そういや、最近恋愛はどうなの?」

Rちゃん「最近?この間話した彼氏は別れたって話したよね?あんまり良い人ではなかったからさ…(笑)」

T「そっか…まだ好きな気持ちとかある?」

Rちゃん「ううん!もう何もないよ!吹っ切れ済みだね」

T「それなら良かった!時間が経てば全て良い思い出に変わるはずだよ!」

Rちゃん「その表現素敵だね!これからは思い出が色褪せない素敵な人と付き合いたいなぁ~!(笑)」

T「そしたら俺かな?(笑)」

Rちゃん「Tくんかもね!それはわからないからね!(笑)」

T「本当に!?リップサービスうまいなぁ~」

Rちゃん「そんなことないよ!お互いに未来はわからないでしょ?」

T「まぁ確かに!それはわからないよね!」

Rちゃん「こんな何年も付き合いがあって、離れてもこうやって会ってるって何かしら縁があると思うから」

T「俺もそれは思うね!友達とかでも会わない人は会わないからね」

Rちゃん「お互いに会いたいと思ってるからこそ会うんだよね!」

T「俺は常に会いたいと思ってるけどね…」

Rちゃんに聞こえないように呟く…

Rちゃん「ん?なんて?」

T「ん?なんも言ってないよ!」

Rちゃん「えー!今絶対何か言ったじゃん!」

T「え?何でもないよ!てかもうかなりいい時間でしょ!終電無くなる!」

Rちゃん「話に夢中になり過ぎたね!出ないと!」

とりあえず私達は店を出た

私が取ったホテルとRちゃんの家は幸いにも近かったので一緒に帰ることになった

Rちゃん「今日も楽しかったね!Tくんと会うといつも高校生の頃の気持ちに戻るんだよね!」

T「それ凄いわかる!俺もいつも高校生の頃に戻る!なんだろうね?てか、迷惑じゃなければ家の近くまで送らせて!」

Rちゃん「家の近く?家まで送ってよ!(笑)」

T「女性の一人暮らしの家まで送ったら家バレするから怖いかなぁって!」

Rちゃん「Tくんは大丈夫だよ!ちゃんと信用あるから!」

T「それなら良かった!しっかりお家まで責任持って送らせて頂きます!」

Rちゃん「本当紳士だよね!どうすればそうなれるの?同世代で一番紳士だと思う!」

T「そう?普通じゃない?相手を大切に思ってるからかな!(笑)」

Rちゃん「昔からだけど、全くぶれないよね!」

T「自称紳士だからね!そこはぶれないよ!」

Rちゃん「素敵だね!そろそろ私の家着くよ!」

T「そうなんだ!安全に送り届けれそうで良かった!」

Rちゃん「ありがとう!もし、Tくんが良ければ家寄ってく?せっかくだからもう少し一緒にいたいなぁって!」

T「いやいやいやいや、さすがに家はまずいって!Rちゃんのファンに殺される可能性あるし、俺がオオカミになるかもよ?(笑)」

Rちゃん「大丈夫!ファンもいないし、Tくんお酒飲んだらそういうこと出来ないって前に言ってたし!(笑)」

T「なんでそういう話覚えてんの?(笑) 確かにお酒飲んだらそういうことできないけど、倫理的にいいのかな?」

Rちゃん「深く考えすぎ!小学生の頃とか男女関係なく家行ってたでしょ!(笑)」

T「俺達大人だし!(笑) まぁそこまで言ってくれるなら少しお邪魔してもいい?」

Rちゃん「こうやって男性招待することなんてないんだから!」

T「大丈夫!男連れ込んでるなんて思ってないよ!」

Rちゃん「それならいいけど!とりあえず上がって!」

そうして、私はRちゃんの家にお邪魔した

凄く綺麗に整理整頓されていて、様々な本があって、いつもしっかり勉強してる印象を受ける部屋だった

Rちゃん「今飲み物持ってくるから!飲みものビールでいい?」

T「うん!ありがとう!」

Rちゃん「私はチューハイにしとこうかな!」

T「無理にお酒飲まなくても大丈夫だよ!(笑)」

Rちゃん「こういう機会なんてあまりないから楽しまないと!」

T「本当無理しちゃダメだよ!」

Rちゃん「無理はしないから心配しないで!」

Rちゃん「食後のデザート食べる?Tくん甘いもの好きだよね?」

T「キャラに似合わず甘いもの大好きです!」

Rちゃん「今日本当は持って行こうと思ってて、急いで家出ちゃったから持ってくの忘れたケーキなんだけど…」

T「レアチーズケーキでしょ!しかも手作り!?わざわざ作ってくれたの?」

Rちゃん「Tくんレアチーズケーキ好きって言ってたからさ!頑張って作ったから責任持って食べてね!(笑)」

T「めちゃめちゃ嬉しい!全部食べるよ!」

この時食べたレアチーズケーキは今でも私の人生で一番美味しいレアチーズケーキです!(笑)

Rちゃん「それもあって今日家に上がってもらいました!」

T「先に言ってくれればよかったのに!」

Rちゃん「言ったらサプライズにならいからさ~(笑)」

T「本当にありがとう!マジで嬉しい!幸せだわ!」

Rちゃん「喜んでくれて良かった!こちらこそありがとう!」

T「こんな彼女いたら最高だろうなぁ~」

Rちゃん「こんな彼氏いたら最高なんだろうなぁ~(笑)」

T「えっ!」

少しビールを吹いてしまった…

Rちゃん「大丈夫?動揺した?(笑)」
Rちゃん「冗談だよ!驚いた?」

T「驚いたわ!そういうことあんま言わないからさ!」

Rちゃん「たまにはいいでしょ?(笑)」

T「特別仕様過ぎて漏らしそうだったわ!」

そんなこんなで二人ともいい感じに酔っ払いRちゃんの家のソファーで寄り添いながら寝てしまった
もちろん変なことは一切していない
Rちゃんが私の肩に寄り掛かるように眠ってしまったから私も彼女に甘えるように頭を寄せて眠ってしまった
この時の幸せな気持ちは文章では表現できない

ちゃんとその後、お互い起きて別々(私はソファー、Rちゃんはベッド)に寝ました!

翌朝、Rちゃんが用意してくれた朝食のパンを食べ、最寄り駅まで送ってくれるとの事だったので、お言葉に甘えて送ってもらった

Rちゃん「東京で会えたの新鮮だったよ!本当に楽しかった!ありがとう!」

T「こちらこそ楽しかった!本当にありがとう!」

T「ちょっと話あるんだけど!」

Rちゃん「何?」

T「いや、あの…」

Rちゃん「うん?」

T「えっと、その…」

Rちゃん「なしたの?」

T「いや、また会えるかな?」

Rちゃん「もちろん!当たり前でしょ!」

T「そっか!それならいいんだ!ありがとね!」

Rちゃん「う、うん!こちらこそありがとう!またね!」

こうして、私はまた自らチャンスを逃していくのである…

私は電車で後悔しながら、やっぱりRちゃんの事が好きなんだと改めて感じつつ、自分の不甲斐なさにただただ、落ち込む…

好きだからこそ言えない

この関係が終わるんじゃないかと臆病になる

なんで俺はこんなに情けないんだ

そんなことばっかり考え自分を余計に嫌いになる

重ねた時間が多ければ多いほどそうなる気がする

皆様もこんな経験やこんな気持ちになったことはありませんか?

あれば教えて頂けると嬉しいです

あともう一話とあとがき程度で終わる予定です

次回はいつになるかわかりませんが楽しみに待って頂けたら幸いです

では、失礼致します

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