レンタル障害者 について思うこと【車いす公務員の視点】
少し前の話だけど、炎上してたよねー。
私も車いすで、一種二級の身体障害者なので、私の視点で少しだけ。
レンタル障害者はあり、か?
ありだと思います!
私は手帳を使ってよく映画鑑賞に出かけるので、隣に誰かいてくれたらそれはありがたいよ。着いてきてくれたら割引のこともきちんと説明して、私が大変なことはお願いしたりもしています。
例えば、スロープ押してもらったり、重いドアを開けてもらったり、ポップコーン🍿持ってもらったり、色々とお願いする場面はあるわけで。
割引制度にあやかって、レンタルするなんて何事だっ!と炎上しているのでしょうが、綺麗事だなぁ、と思います。
プロの介助者をつけて余暇を楽しむための障害サービスの中には、移動支援っていうサービスがあるのだけど、3時間サービスを使うと約9,000円の公費が投入されます。公費の財源は皆さんの税金が9割、自己負担は1割なわけです。
お願いして引き受けてくださる友だちや知り合いがいるなら、割引制度を有効に使うべきです。厚労省は家族や友人って見解を述べているけど、40代にもなれば家族は高齢になるし、友人だって子育てに忙しい時期だからお願いしにくいのが現実。それに、週末にヘルパーを確保するのは本当に大変だし。Twitterで募集して何が悪いのかな。
企業が社会貢献して割引制度を導入してくれて、公費が少しでも節約できるのは、いい循環なんだろう、winwinなんじゃないかな。
で、私の現在です。
車いすで動ける今は映画鑑賞くらい1人で楽しみたいです。1人で気兼ねなく行ける数少ない場所であり娯楽だもの。本音は誰に気兼ねすることなく見たい時に楽しみたい。時には誰かと一緒に楽しみたい。
今は合理的配慮を最大限駆使して、スタッフさんにお願いしたり、自分1人で頑張ったり、時には夫や子どもとも出掛けてます。
はー、早く映画見に行きたいなあ。