ルドルフシュタイナーが発見したルシファーの哲学システムについて解説
以下の記事の続きになります。
ルシファーの哲学システムの詳細に解説していきます。
ルシファー、イエスキリスト、アーリマンの哲学システムをカテゴライズすすると以下のように分類することができます。
ルシファー・・・一人称視点
イエスキリスト・・・二人称視点
アーリマン・・・三人称視点
一人称とは
一人称(いちにんしょう)は、話し手または文章の中で自分自身を表現する際の視点や文体のことを指します。言い換えれば、話し手が「私」や「僕」などの代名詞や自分の名前を用いて、自分の視点から話すことです。
一般的な一人称の代名詞には以下のようなものがあります:
私(わたし)
僕(ぼく)
俺(おれ)
あたし(あたし)(女性向け)
自分の名前
例えば、「私は昨日映画を見に行きました」という文では、「私」が一人称になります。一人称を使用することによって、話し手の感情や経験を直接伝えることができます。
一人称===主人公===椅子取りゲーム
「一人称=主人公」という図式は、「私は賞を争う」という言葉を語源としています。この哲学的なアプローチにおいて、ルシファーのような哲学システムが支配的になると、競争的な社会観や世界観が形成され、資本主義、市民社会、政治、宗教の分断が広がっていきます。
スピノザの哲学はルシファー哲学の代表例
バルーフ・デ・スピノザ(Benedict de Spinoza)は、17世紀のオランダ出身の哲学者で、主に合理主義の哲学者として知られています。スピノザの最も重要な著作は『エチカ』(Ethics)であり、彼の思想を理解するための主要な文献となっています。
バルーフ・デ・スピノザ(Benedict de Spinoza)は自然、鉱物、植物、動物、人間、国家が全て神に内包されている神即自然 (deus sive natura) の概念によって人間の自由は神によって予め決定されているという決定論的な哲学システムを構築しました。
ルシファーの哲学システムの行きつく先は予定説
予定説とは、ジャン・カルヴァンが提唱した理論で、人間の能力や運命が予め神によって定められているとする考え方です。ルシファーの哲学システムを極限まで追究すると、身体能力や学力に優れた人間、または親の影響などが収入や差を生む可能性があり、能力は生まれつき決まってしまうという視点から、親ガチャや優生思想などが広がっていくことが考えられます。
ルシファーの哲学システムは悪なのか?
ルシファーの哲学システムは資本主義によるグローバル化を促進し、経済成長や個人主義の発展、富裕層の形成、新しい生産手段を有する起業家の登場に寄与します。これは国家による家父長制システムからの脱却をもたらし、貿易による相互主義によって国家間での大規模な戦争を回避することが可能です。しかしながら、新興の富裕層や起業家の出現は、旧来の支配者層による国家構造の変革を引き起こす可能性があります。したがって、旧来の指導者層が支配構造の変化を望まない場合、革命や対外戦争が発生するリスクが高まります。