ソロモン72の悪魔とミクロコスモス(小宇宙)を紐づける
この記事はソロモン72の悪魔とミクロコスモス(小宇宙)である人間の体内を紐づけることを目的としています。
前回の記事はこちらを参照してください。
ソロモン72の悪魔
ソロモンの72の悪魔についての詳細な説明は、主に「レメゲトン」の一部である「ゴエティア」に基づいています。これは、16世紀か17世紀に成立したオカルトの文献で、伝説的なイスラエルの王ソロモンに帰される魔術の一種です。この文献では、ソロモン王が72の悪魔を使役し、彼らを支配下に置いたとされています。
各悪魔は独自の名前、階級、特性、能力を持っており、異なる形態や力を持つとされます。これらの悪魔は、神秘主義やオカルトの伝統において、宇宙の異なる側面を象徴し、特定の能力や知識を司ると考えられています。
以下は、ソロモンの72の悪魔の一部とその特徴の例です:
ベリアル:地獄の君主の一人とされ、強力な力を持つ。
パイモン:芸術や知識に関連し、教える力を持つ。
アスモデウス:欲望や性的な誘惑を司る。
バエル:隠れたものを明らかにする能力を持つ。
これらの悪魔は、多くの場合、召喚の儀式や魔術の文脈で言及されます。彼らを召喚し、支配することで、特定の目的や願いを成就させることができるとされています。
四体液説
四つの体液は次のとおりです:
血液(Blood): 体内の血液は、熱と湿気の質を持つとされました。
黄胆汁(Yellow Bile): 黄胆汁は熱と乾燥の質を持つとされました。
黒胆汁(Black Bile): 黒胆汁は寒さと乾燥の質を持つとされました。
粘液(Phlegm): 粘液は寒さと湿気の質を持つとされました。
四体液説では、体内のこれらの体液がバランスを失ったり、過剰になったりすることによって、さまざまな疾患や病気が発生すると考えられました。健康を保つためには、体内の四体液のバランスを保つ必要があり、医学的な処置や食事療法などがその調整に用いられました。
四体液説は中世ヨーロッパの医学にも影響を与え、西洋医学の基盤となりましたが、近代医学の進歩とともにその科学的な信憑性は低下し、現代の医学では使われなくなりました。現代の医学はより科学的なアプローチを採用し、生理学や細胞生物学などの進歩に基づいて疾患を理解し、治療する方法を開発しています。
チャクラ
チャクラ(Chakra)は、古代のインドの宗教、哲学、瞑想、ヨガなどの伝統において重要な概念の一つです。この言葉はサンスクリット語で「車輪」や「円輪」を意味し、エネルギーの中心やエネルギーセンターを表す言葉として用いられます。
一般的に、チャクラは身体の中に存在するエネルギーセンターとされ、人体において複数の主要なチャクラがあるとされています。各チャクラは特定のエネルギーやスピリチュアルな属性と関連づけられ、それぞれが身体の特定の部位に対応しています。以下は主要なチャクラとその位置です:
ルートチャクラ(根チャクラ) - マルダーラ・チャクラ:仙骨部分、腰の近くに位置し、安全、安定、根本的な生存に関連づけられます。
サクラチャクラ(仙骨チャクラ) - スワディシュターナ・チャクラ:仙骨の少し上に位置し、感情、創造性、性的エネルギーに関連づけられます。
マニプラチャクラ(脾チャクラ) - マニプラ・チャクラ:腹部に位置し、個人の意志力、自己尊重、自己制御に関連づけられます。
ハートチャクラ(心チャクラ) - アナーハタ・チャクラ:胸の中央に位置し、愛、共感、受容、癒しに関連づけられます。
スロートチャクラ(喉チャクラ) - ヴィシュッダ・チャクラ:のどの部分に位置し、コミュニケーション、表現、創造的な発声に関連づけられます。
サードアイチャクラ(第三の目のチャクラ) - アジュナ・チャクラ:眉間(額の間)に位置し、直感、洞察、精神的な覚醒に関連づけられます。
クラウンチャクラ(冠チャクラ) - サハスラーラ・チャクラ:頭頂部に位置し、宇宙意識、啓示、精神的な統一に関連づけられます。
ソロモン72の悪魔とミクロコスモス(小宇宙)の対応表
ベリアル - 心臓
パイモン - 脳
アスモデウス - 胃
ガープ - 肺
フルフル - 肝臓
アモン - 腎臓
バエル - 小腸
ヴィネ - 大腸
サラス - 皮膚
ウァラク - 血液
バラム - 喉
アロケル - 膵臓
ヴァパラ - 骨格系
ザガン - 盲腸
ヴァラク - 頭蓋骨
アンドラス - 筋肉
フォカロル - 眼
アンドロマリウス - 耳
オセ - 脊髄
ダンタリオン - 唾液腺
セレ - 腹膜
プルソン - 膀胱
モラクス - 甲状腺
イポス - 脾臓
ガアプ - 腱
フルカス - 鼻
ブネ - 頚部
ロノウェ - 脂肪組織
ベリト - 肺胞
アスタロト - 内耳
スタラス - 脳幹
フェニックス - 腸間膜
ハルファス - 鎖骨
マルファス - 足首
ラウム - 肩甲骨
フォカス - 脚の筋肉
サボック - 手首
シャックス - 喉頭
ヴィネ - 鼻腔
ビフロンス - 背骨
フォルネウス - 足
フォルカロル - 指
キマリス - 足の裏
バティン - 上腕二頭筋
バレフォール - 下腿三頭筋
アガレス - 顔面筋
ヴェパール - 腰椎
ユフィール - 肩腱板
ザレフォン - 舌下腺
バエル - 膝関節
パーズ - 肩甲骨
アモライム - 気管
キマリス - 指の関節
オセ - 顔面神経
アモン - 三叉神経
オリアス - 内側大腿筋
ヴァパラ - 肘の靭帯
ザガン - 頚椎
ヴァラク - 腹直筋
アンドラス - 顔の筋肉
ハウレンティウス - 大腿骨
フェニックス - 脊髄
ハルファス - 肩峰
シトリ - 上腹部
バレフォール - 胆管
プルソン - 鎖骨下動脈
モラクス - 頭頂部
イポス - 外側ハムストリング
アイム - 下腹部
ナベリウス - 股間
グラシアラボラス - 尾骨
ブネ - 足の裏のアーチ