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1500万円の奨学金!浪人しながら世界一周!? ギャップイヤープログラムとは?

旅する浪人生、川田源太郎です。
現在、UWC ISAK JAPAN という全寮制のインタナショナルスクールを卒業して、日本をぶち上げるために奨学金をいただきながら世界一周しながらをしています!

世界一周と聞くと、バックパッカーとかを思い浮かべるかもしれません。
ですが、僕が参加してるのはBaret Scholarsというギャプイヤープログラム(Gap Year Program)世界40カ国から来た100人の生徒たちと一緒に世界一周をしています。

情報量が多く、良くわからないと思います。
僕も正直何が起こってるのかよくわかっていません。
順を追って説明していきますね。

ギャプイヤープログラムとは

ギャップイヤープログラムとは
一言で言えば、

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!

アンパンマンマーチ
作詞:やなせたかし

日本人ならば、すべての人が知っているであろう、
アンパンマンマーチの歌詞に答えられるようにするために、
高校卒業後、大学在学中などに休学期間を作り
自分の世界を広げる期間のことをいいます。

日本的に言えば、浪人になりますね。
浪人生と聞くと、あまりポジティブなイメージはないと思いますし、
自ら進んで、浪人生になりたいという人は少ないのではないでしょうか?
ギャップイヤーと浪人生との、
大きな違いはみんなポジティブな理由でギャップイヤーを取ることです。
正直、10人ギャップイヤー取る人がいれば、
10人すべての人がギャップイヤーでやっていることが違うもので一概に言うのは難しいです。
ですが、一般的には旅をしたり、ボランティアをしたり、
実際に社会に出て働いてみたりします。

日本の学生がそうであるように、
世界中の学生の多くが、周りに流されなんとなく進学してしまいます。
果たして何人の学生が、
このアンパンマンマーチの歌詞に答えられるでしょうか?
学生に限らず現代社会に生きるすべての人が抱える問題かもしれません。

イギリスから始まったこのギャップイヤーという文化は、
現在、欧米諸国の学生を中心にとても一般的な選択肢になっています。

ギャップイヤー・ジャパンによると、

1割を超えるそのギャップイヤー経験者は、その後の大学就学でバーンアウト(五月病)や中退が少なく、高い目的意識をもって学園生活を謳歌するため就業力も向上するとして、先行する英国・豪州・イスラエルだけでなく、米国でもハーバード大(10年前比で33%増)やMITで推奨するため、「寄り道」(ギャップ)をする参加者が顕著に増えてきました。それはいわば「青春の麦踏み」期間です。

ギャップイヤー・ジャパン

社会の中で生きる私たちにとって、コミュニティに属し、
誰かをfollowすることは安心感を与えると同時に、
無意識に誰かの価値観から影響を受けます。
例えば、日本の学生であれば、誰が言ったわけではないけど、
いい大学に行き、いい会社に就職することが良いとさせる雰囲気があると思います。
知らず知らずのうちに、私達は大きなトロッコに乗っているんです。
そんな社会が作り出す見えない道から離れることで、純粋な何者でもない自分の姿が浮かび上がってきます。
ギャップイヤーの本質とは、学生という肩書すらない、無垢な自分と向き合い、自分の歩む道を探すことにあると思います。

Baret Scholarsとは?

ニューオリンズでのオリエンテーションの様子

大体、ギャップイヤーとは何か、掴め始めた頃と思います。
では、僕が参加しているBaret Scholars というギャップイヤープログラムについてお話していきます。
実は、今年始まったばかりのピチピチのプログラムです。
なので、僕達が第一期生なんですね笑

Baret Scholarとは、アメリカの実業家Chris Whittleが2024年から始めた、世界中のギャップイヤーを取る人たちを集めて、1年間をかけて世界一周するギャップイヤープログラムになっています。
参加している人たちのことを、Baretでは、「Scholar(学者)」と呼びます。
学生という教育を受ける側ではなく、お前たちが自分で学び、世界を広げていくんだという意味で、あえて学生という言葉を使っていないみたいです。
ここからも、ギャップイヤープログラムというものが、宙ぶらりんな自分に焦点があっているのがわかりますよね。

プログラムに来ているScholarは世界40カ国から110人ほどの人が一緒に世界一周をしています。

世界一周をしながら何するんだ!?

8つの拠点となる国

Baret Scholarは、8つの拠点となる国を20日ごとに滞在します。
その8つの国では、毎朝モーニングプログラムという各国の人たちのよる
ゲストスピーカーセッションが行われます。
ゲストスピーカーでは、ビリオネアのようなスーパー起業家から、現地のNPO、政治家、映画監督など多岐にわたる分野で活躍する人たちが話をしてくれます。

1ヶ月の滞在のあとには、Fellowshipと呼ばれるテーマごとに別れてその地域を旅し、学ぶ10日があります。
例えば、北アメリカでは、シリコンバレーでのスタートアップ、ワシントンDCでの大統領選、メキシコでの文化体験など、自分の興味に沿った場所にいくことができます。


シリコンバレーでのfellowshipの様子


僕のアメリカでのfellowshipは、シリコンバレーでのスタートアップでした。実際に、Airbnbの本社に行き話を聞いたり、スタンフォード大学を訪問したりしました。
同じ国でも違う地域に行き、比較対象ができることによって寄りのその地域の解像度が上がるように感じます。

どんな人達が来ているのでしょうか?

ほとんどの人たちが世界各地のインタナショナルスクール出身です。
みんな英語は、ネイティブ、非ネイティブの違いはあるにしろ、すべての人が英語を話すことができるように感じます。
これは、今年始まったばかりのプログラムで、インタナショナルスクール界隈でしか、そもそもプログラムの存在自体が認知されていなかったからという理由もあると思います。
ですが、基本的に英語能力の必要条件があるわけではありません。

また、これもマーケティング的な理由が大きいと思いますが、
3割近くの人達がUWCという国際的なインタナショナル高校連合から来ています。
僕の例に漏れず、UWCの日本校出身です。UWCは、世界中に同じミッションを共有した高校が18校あるので、UWC イギリス校, UWC 香港校、UWCノルウェー校、UWCアルメニア校という感じで世界中のUWC卒業生が集まっています。
UWCについて、話し始まるとめちゃ長くなるのでそれはまたの機会に!
ですがこれも、たまたまBaretのミッションと、UWCのミッションが近しいものだったからマーケティング的にUWC生を狙っていたというだけで、UWCじゃないと入れないとは、優遇があるというようなものではないです。

そんなBaret Scholarでの学び、体験をどんどん共有していきますので、
これからの更新も楽しみにしていてください!!
果たして、僕はアンパンマンマーチへの答えを見つけることができるのでしょうか?


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