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テラスハウスのファンとして

皆さんこんばんは。そしてはじめまして。社会人一年目のげんたっきーと申します。

深夜2時にまったく寝付けず気づいたらnoteに書き出していました。
noteは、発信することで同じような夢や気持ちを持つ仲間が見つかったり、同世代の人たちに自分の文章で何か少しでもプラスを与えることができたらそれは本当にすごいことだなという思いで、仕事が落ち着く6月から書き始めようと思っていました。

しかし気づいたらパソコンを取り出し、こうやってタイピングしています。しかも自分がこれから書いていこうと思っていた内容とは全く違う内容で。なんでこんな忙しい時期にnoteを書こうと思ったのか。

昨日の昼頃、衝撃的なニュースを友達のストーリーで知りました。

テラスハウスに出演していた木村花さんが自殺したというニュースです。ニュースと木村花さんのストーリーを見た瞬間にゾっと悪寒が走り一瞬思考が停止したような感覚は未だに残っています。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ec9c059c5b64085c39b8f43

自分は初回の作からテラスハウスは全て見ており、いわばテラスハウスのファンです。すべてがリアルであり(やらせだといわれていた時期もあったが)、人間の素の部分を見ることができたり、また、こういう行動は客観的にこう見られるんだなというような、世間の目を感じることができるという点に魅力を感じていました。

でもそれは、時にリアルすぎる反面、様々な問題に発展し、住民が誹謗中傷されることは多々ありました。人間のリアルというのはとても面白く世間の需要もあります。だからこそ、今までそういった兆候があったのにもかかわらずそこから目を背け続けてきたことが今回のようなあまりにも無残な結果を引き起こしてしまったのだと思います。


今回のことから感じた個人的な感情を三つ話します。

1つ目は、ネット時代の恐ろしさ

2つ目が、伝え方の重要性

3つ目が、「死」について です。


1つ目のネット時代の恐ろしさについてはいろんな記事も挙がっているのでわかっている方は多いと思います。ただ、わかっていはいても、直そうと思えている人たちはほんのわずかなのではないですか?今回の事件も、どこかまだひとごとな人、今まで誹謗中傷していたことをなかったことにしている人は多いはずです。

でも、それができてしまうのがこのネット投稿の恐ろしさです。匿名のアカウントを作り、そういったコメントをするためだけのアカウントを作っている人も多いと思います。

正直、どれだけ暇なのかと思ってしまいます。あなたにとっての赤の他人に対してわざわざネットで誹謗中傷している時間は何なんですか。この質問に自分も納得できるような答えを持っている方がいれば教えてほしいです。

例えば、テレビに出ている何か良くない行いをした人たちに対して、その行いを変えてほしくて好意で伝えているならまだわかります。でも、ただ誹謗中傷を書いている方々、その人はあなたに何か悪いことをしましたか?そしてあなたはその人に説教をできるほどの人間なんですか?木村花さんに対して「死ね」と送っていた方々、本当に亡くなってしまいましたが、あなたの気持ちは晴れましたか?

あなたの数秒の時間を使って書いたその一言は、誰かを苦しめ、殺してしまうことだってあるんです。


書いているうちに少しずつ口調が荒くなってしまったので少し冷静になります。ここからが、2つ目の伝え方の重要性という部分につながってくると思うんです。

何か良くないと思ったことに対してツイートしたり、感情を発信することは全く悪いことではなく、むしろ良いことだと思います。誰にでも発信の自由はあります。

ただ、もしもその自分の意見をその人に直接伝えたいのであれば、「伝え方」があるのではないかと思います。あなた方からすればテレビの方は知っている人かもしれませんが、芸能人にとってのあなた方は赤の他人です。自分は、その人のすべてを知らないのにもかかわらず、いきなり人間を否定するような意見を言えるほうがおかしいと思うんです。

それが例えば、「~な点はよくないと思いました。~な点を変えると良いのではないですか?いきなりのメッセージ失礼いたしました。」などの言い方であれば伝わり方は違ったのかもしれません。「物は言いよう」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。

何かどうしてもこれだけはもの申したい、伝えたいということがあるとするならば、伝え方を考えるべきだと思います。

この文章を見て、匿名でただ誹謗中傷するような人が少しでも減ってもらうことができれば、それは自分にとってできる一つの弔いであり、今後新たな木村花さんを生み出さないことに繋がればと思います。


ここまで偉そうに個人的に良くないと思った意見を発信させていただきましたが、自分がここまで意見を書き綴っても少しもすっきりしない要因が、木村花さんの命はもう戻ってこないということです。

花さん、なんで命を絶ってしまったんですか?ネットの声は、「死」を選択しなければいけないほどにあなたを苦しめていたんですか?

正直、「自分で命を絶つ」ということよりも勇気のいることはないと思います。それができるなら、他にどんな選択肢でも選べたと思います。花さん、「死」だけはだめですよ。

自分にとっては到底理解できないほどの辛さだったんだと思います。ここまでネットの声が多いと、自分の周りに味方は誰もいないんだと感じてしまったんだと思います。でも、何があろうと死んではいけない。そう思います。


あれだけの選手であれば花さんの見方で応援していてくれた人も絶対にいたはずです。テラスハウスにもいろんな思いを共有できる仲間がいたはずです。正直、自分が死んだらその人たちはどう感じるのか、本気でその人たちの気持ちを考えられていればその決断はできなかったはずです。

誹謗中傷してくる人たちは全員ブロックして、本当の自分を見てくれる人たちとの時間を過ごすこともできました。テラスハウスをでて時間に解決してもらうということもできました。どんな方法でも見つけられたと思います。

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ここから先はこれを読んでくださっている皆さんに伝えたいことです。今回の出来事は、決してテラスハウスだからこその出来事とは受け取ってほしくないです。ネット社会の今、自分自身が発信する側になったり、大きな存在になっていくにつれ、賛否はでてくるものであり絶対にアンチは出てきます。そんな時は、そういうものだと思って自分自身を強く保ってください。


今の時代は酷な時代です。なにか夢を持っていたとして、その夢に対して行動、発信すれば、必ずドリームキラーが現れます。

でも逆に言えば、誰もが自分の夢に向けてチャレンジしやすい時代ともいえます。もし今後、何かを成し遂げたい、夢を達成したい、人と違うことをしたいと思っている人がいたら、一時の批判だけでそれを諦めないでください。


強くあり続け、発信し続ければ、絶対に同じような気持ちを持つ仲間、本当の自分を見てくれる人が現れます。この言葉は書きながら自分に対しても言っているのですが(笑)


話が少し脱線してしまいましたが、今回の出来事で伝えたいことは、

”あなたのその一言にもっと責任を持ってほしいということ”、

”強くあり、自分は一人ではないとわかってほしいということ” です。

一人一人がこの気持ちを持つことができればこのような出来事はなくなると思います。


ここまで読んでくださりありがとうございました。少しでも何かを考えるきっかけになればと思います。


最後に、木村花さん、いつもその笑顔を届けてくれてありがとうございました。花さんの笑顔に救われた方は沢山いたと思います。

自分もその一人でした。ご冥福をお祈りいたします。