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garakutax
爆弾があれば、必ず爆発する――2024年の教訓
2024年は、日本のエンタメ業界や社会全体にとって、まさに「爆発」の年でした。フジテレビを揺るがした中居正広氏の性加害疑惑、松本人志氏への同様の告発、そしてジャニーズ事務所の崩壊。それだけではなく、レペゼン地球の突然の消滅や、てんちむ氏によるナイトブラ詐欺とその4億円もの賠償事件と、次々と隠されていた問題が表面化しました。
これらの出来事を振り返ると、明らかな教訓が浮かび上がります。「爆弾があれば、必ず爆発する」ということです。長い間隠されていた不正や欺瞞は、やがて蓄積され、ある日突然破裂する。これは、個人でも組織でも同じことです。
ジャニーズ事務所の問題はその象徴的な例でしょう。長年指摘されながらも見て見ぬふりをされてきた問題が、世界的な非難と共に一気に爆発しました。同様に、てんちむ氏のケースでも、「稼ぎ」の裏に隠された事実が明るみに出たとき、その反動はあまりにも大きかった。
このような社会の動きを目の当たりにし、私たちが学ぶべきことは何か。それは、自分自身の足元を見つめることです。個人として、組織として、どんな「爆弾」を抱えているのか。それを直視し、対処しない限り、いつかそれは必ず爆発します。そしてその時、失われるものは計り知れません。
2025年を迎えた今、私たちは「透明性」「誠実さ」「責任感」という価値観を改めて見直す必要があります。今年が希望の年となるためには、過去の「膿」を洗い流し、次の一歩を確実に踏み出すことが重要です。
爆弾が爆発する前に。それを解除するのは、私たち次第です。