【3D】Meshy AIの登場とAI利用の落とし穴
今回は、最近面白くて触っている「Meshy」というサービスについて紹介したいと思っています。
これは自分で「3Dモデル」をプロンプト入力し、そこからAIが自動的に最適なモデルを提案するというものです。PixAIやSeaartのようなイラスト生成AIと同じように「ボタン一つ」でかなり精巧な3Dモデルが出てきます。
基本的には、課金制となっており最初のログインでは無料で何回か生成できます。あと、月次でいくらかクレジットも入ってくるようです。しかし、基本は有料です。これはほかのAIサービスと同じでした。
3DモデルをAIで生成する時代はすぐに来るでしょう。BlenderやMayaといった既存のNon-AI-Usedツールはポリゴンやメッシュの選定に時間をかけ、そして10万ポリゴンという最新のゲームに出てくるようなオブジェクトの作成は容易ではないでしょう。しかし、Meshyはそれを1分で行います。
それは破壊力抜群です。すでに私も4体ほどサンプルキャラを作ってみました。今後はこういったサービスがさらに拡充したりして「AI×メタバース」が自作自演になるのかもしれません。
とはいえ、私はAIサービスを常用することはほぼありません。その理由は「脱ウェブサイト」の思想にあります。すでに「Youtube」は見ていませんし「X」もやっていません。インフルエンサーの方がいたらすみません。
AIサービスは今後当たり前になると思います。この前、友人や職場の同僚に「Suno」という音楽生成AIのサービスを見せてみたらみんな驚愕した顔をしていました。
あと、割とですがほとんどの人が「ChatGPT」すらも使っていない。つまり、まだ大半の人にとってAIを使うこと自体がおっくうに感じているのではないかと思っています。というか、今の時代はWeb2.0、つまり相互ソーシャルメディアが浸透しきった時代で、みんなFacebookやLinkedin、Threads、Instagramのようなこれまで「若者」が使っていたツールを、40代、50代の人々が使いだし、常用的に使いだしたフェーズにあるからです。
何が言いたいかというと、普通の人、普通に暮らしている分にはまだAIを使う必要も感じられていないということです。
しかし、今後は人々が一通り「Youtube」を見て飽きるでしょう。飽きた後は何をするか?それはAIを弄り倒す、です。つまり次の時代、今SNSを触っている彼らは以下のようなサイトに常用的にアクセスしだす可能性があります。
これらはすべて「AIツール」です。しかし、完全無料というわけではありません。一つに使わない人がいるのはここが原因かもしれません。つまり「制限がかかり無限に使えないAIは制限もなく無限に利用できる今のウェブサービスより価値がひくい」、だからAIツールを使う気にならない。これは私も少し思っていたところがあります。
しかし、そのうちAIツールの驚愕の性能に驚き、みんな使いだすでしょう。少なくとも、現時点では使っている人のほうが、そのレアリティによって目立ち、稼いでいるケースがあります。そしてすでに、「AIで稼ぐ」という広告がちらちら出てきて、ちょっと臭くなってきているところでもあります。AIについてよく知らない人がAIで稼げると思って大金を詐欺られるフェーズが来ていると思います。
これはWeb3、いや暗号通貨、仮想通貨の時と似ています。次の時代は「ブロックチェーン」であり、既存金融機関はすべて灰燼と化す。そういうノリの時代があり、今はAIでホワイトカラー労働が灰燼と化すといわれています。そのうち、ゲノムサイエンスが隆盛してきたら「チー牛(容姿や経歴が芳しくない現代の落ち武者的存在、実際この言葉は軽蔑的なもので使用することは好ましくない)の人はデザインドヒューマンにすべて置き換わる」とか言い出すのではないかと恐ろしくみています。
AIの商用利用が進むにつれ警戒したいのは、「AIサービス」の本質を知ることでしょう。そして、それを逆に利用できる立場にならなければなりません。ただやみくもに課金していろいろやるだけでは意味がなく、オムニユースなツールとしてそれをどう生かせるかを考えたほうがいいでしょう。それをしなければ、ただの「AIに絞られる奴隷」のような存在になりかねない、そう思うほどにとんでもないテクノロジーだからです。