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バイエルンの今、世代交代と監督解任は大成功!?

初めまして!Footballが大好きな学生、ゲンです。

最近の若い方からはイングランドプレミアリーグやスペインラリーガサンタンデールが人気だと思いますが、僕はドイツブンデスリーガ、特にバイエルンミュンヘンを愛しています。今回は僕が一番好きなクラブチーム、バイエルンミュンヘンの今シーズンについて解説したいと思います!

世代交代を迎えるバイエルン

「ロベリ」の退団と、急ぐウイングの補強

昨シーズンから今シーズンにかけての最大の変化のひとつは、バイエルンのウイングを長年担ってきた"アリエンロッベン"と"フランクリベリ"、通称「ロベリ」の退団です。若手の"セルジュニャブリ"や"キングスレイコマン"が台頭してきてはいましたが、必要な場面で違いを作ってくれる存在だった「ロベリ」の退団は少なからず穴になるポイントのひとつです。その為、バイエルンのフロント陣はウイングの獲得を急ぎました。マンチェスターシティのレロイサネなどの噂も上がりましたが前記選手の怪我により破談となり、バイエルンはローンで2人の選手を獲得し、移籍市場は幕を閉じました。(写真左リベリ、右ロッベン)

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1人目はインテル所属のクロアチア代表ウインガー”イバンペリシッチ"です。このクロアチア人は186cmというウイングにしては大柄な体格と左右どちらでも蹴れる高精度のキックが魅力のウイングストライカーでした。しかしインテルの監督に就任したアントニオコンテ監督はウイングを用いないフォーメーションを多用するため、本職ウイングの彼には出場機会が約束されておらず、この買取オプション付きのローン移籍が成立しました。

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2人目はかなりのビックネーム、バルセロナ所属のブラジル代表ミッドフィルダー、"フィリペコウチーニョ"です。彼はバルセロナでも多くの試合をスタメンで出場し、メッシやスアレスと高いレベルのコンビネーションを見せていました。しかし、このブラジル人ミッドフィルダーは一時期ケガにより戦線を離脱し、復活はしたものの、ケガ明けのパフォーマンスはカンプノウのサポーターを満足させるレベルにはありませんでした。その後のある試合で、彼はゴールを決めた後、サポーターに対し耳を塞ぐようなゴールパフォーマンスをしてしまい、サポーターとの間に大きな確執が生まれていました。そんな中出てきたフランス人ストライカー、アントワーヌグリーズマンの獲得の噂。彼はポジションを追われる形となり、スペイン王者からバイエルンへの買取オプション付きのローン移籍をすることが決まりました。

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長年ドイツを支えていた壁の崩壊

ウイング問題をローン移籍で一時的に解決したバイエルン、しかし解決しなければならない問題はまだありました。それは年齢を重ね、パフォーマンスが下がっていたセンターバック陣です。ここ数年バイエルンとドイツ代表の最終ラインは"マッツフンメルス"と"ジェロームボアテング"の最強タッグが支えてきました。しかし両選手ともに30を過ぎ、パフォーマンスが落ちていたのは確かです。それでもスタメンに定着したいたフンメルスでしたが、彼は古巣であり国内最大のライバルであるボルシアドルトムントへ移籍してします。一方のボアテングは残留したものの、スプリント力の低下による対人守備の弱さは目に見えて分かるほどでした。ふたりの後任としてもうすでにドイツ代表にも呼ばれている大柄センターバック"ニクラスジューレ"が居ましたが、彼の相方を務めることができるレベルの選手は居ませんでした。(写真左ボアテング、右フンメルス)

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しかしこの問題へのバイエルンの対応はとても迅速なものでした。左サイドバックとセンターバックの両方でプレー可能なフランス代表ディフェンダー"リュカエルナンデス"をアトレティコマドリ―から獲得し、両サイドバックとセンターバックだけでなくボランチでもプレー可能なポリバレント"ベンジャマンパヴァ―ル"をシュトゥットガルトから獲得します。これによりセンターバックの人員不足でだけでなく、昨シーズン「ロベリ」とともに退団したブラジル人サイドバック"ラフィーニャ"の退団によるサイドバックの層の薄さも改善することに成功しました。(写真上エルナンデス、下パヴァール)

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世代交代を終えたチーム、崩壊するコバチ政権

順調に移籍市場を終えたバイエルン。この新星バイエルンをニココバチ監督がどう指揮したのでしょうか。

結果的にいうと予想通りでした。バイエルンの歴代監督は"ペップグアルディオラ"や"アンチェロッティ"、"ハインケス"など実績ある監督ばかり。そんな中フランクフルトからバイエルンに引き抜かれたニココバチには元々少し物足りなさを感じていました。「ハイプレスを仕掛ける」といった割には中途半端、ビルドアップのシステムやフィニッシュまでの形は固まっていない。チームの絶対的エース"ロベルトレヴァンドフスキ"の得点力や、ロベリの後釜として期待されていた若きドイツ人ウインガー"セルジュニャブリ"の覚醒、パヴァ―ル加入によりサイドバックから中盤にコンバートされたドイツ代表"ヨシュアキミッヒ"の活躍により、勝利する試合も少なくはありませんでした。しかし勝ったとしてもそれは選手の個人技によるものばかり、得点シーンの大半はサイド攻撃からの単調なクロス、チームが崩れるのは時間の問題でした。それに加え最終ラインにアクシデントが起こります。補強したリュカエルナンデスは負傷による手術で離脱、ディフェンスラインの要であるジューレは前十字靭帯断裂の大怪我で復帰には少なくとも半年以上必要な状況に陥ってしまいました。年を重ねパフォーマンスを落ちたボアテングと本職中盤で鈍足のハビマルティネスの最終ライン、しかしハイプレスをするためラインは高く、容易な裏抜けから得点を許すシーンが目立ちました。そしてブンデスリーガ第10節フランクフルト戦にて1対5という大敗を喫し、とうとうニココバチは監督を辞任しました。

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