みんなで本を作った話【作業行程編】
みなさんこんにちは。
幻緑わっかです。
先々月に開催されたかごしまサブかるフェス、初開催のイベントに初出展した事について前回あらすじを話しました。
今回は、出展するにあたって行ったこと
『バーチャルみんなのほん』の制作過程について、(ほぼ)初心者目線でざっくりと解説していこうと思います!!
(ぶっちゃけ作り方は調べた方が詳しい情報たくさん出てくるので、必要最低限というか、私はこんな感じで作りました!っていうのが伝わればと思います。)
れっつごー!
【重要】作り始める前に(2021.3追記)
一番大事なことを書いてなかったので追記します。
・お金と在庫の扱いについて決める
これは決めないと作っちゃいけないってくらい大事です。トラブルを招いたら折角の企画が台無しになってしまいます。
作成費用は誰が持つのか、または割り勘か
収益が出たらどうするのか、マイナスだった場合は?
在庫が残った場合は再販するのか?等々…
また、お金のやりとりが発生する場合は銀行口座が必要になりますが、本名を知られたくない…という時はサークルの口座を作る方法があります。
しかし、作成するには規定作りや審査等で最低1ヶ月はかかりますので、作る際は事前に調べたり銀行窓口に問い合わせた上で
時間に余裕を持って作りましょう。
準備物
【使用したソフト】
・illustrator(PC)
印刷データを作りました。
(本格的に本作りをしたいならInDesignの方が良さそう。)
・Photoshop(PC)、アイビスペイント(スマホ)
イラストを描きました。
(これは普段使い慣れてるものを使いましょう。)
・Twitter
お知らせ超大事。タグ付けと画像添付を忘れずに。
(これも普段使い慣れているSNSを使いましょう。)
【準備したもの】
・おつり(ちなみに鹿銀で両替しましたが手数料100円かかりました。)
・電卓
・筆記用具(ボールペン、シャーペン、消しゴム、はさみ等)
・テーブルクロス
ブースに本を並べた時に寂しくならないように。
本のデザインに合うように黄緑のチェック柄を買いましたが良い感じになったのでよかったです。(写真は後ほど…)
・本の梱包用透明袋
本はB5の22ページで作って、厚さを気にしてA4を買いましたが普通に大きかったです。本結構薄かったしB5でよかった。
・スケッチブック
あって助かったオブザイヤー金賞受賞。
これに看板風イラストを描いたり、紙を破って即席値札を作ったり、席を外す時の伝言板になったりしました。こんなに活躍するとは思わなかった。
・カラーペン(28色33本)
↑を描くのに使ったけどそんなに要らなかった。
色選びに苦労したので必要だと思ったら数本だけ厳選持っていきましょう。
なんならちゃんと準備すればこれは不要。
・お昼ご飯
コンビニで買ったけど一人で売り子してたので食べるタイミングがありませんでした。(食べようと思えば食べれたけど。)
仕事柄いつもお昼食べることなかったので慣れてたし無問題でした。
でも売り子は1人より2人の方が良い。
・ゴミ袋
忘れてたのでお昼ご飯入れてたレジ袋使いました。
買う時エコバック使わなくて良かった。
【準備した方がよかったもの】
・手持ちビニール袋
商品買ってくれた時に商品そのまま渡すしかなくて毎回ごめんなさい~!!💦ってなってた。
冊子を入れるタイプは良さげなの100均には無かったけど、どこを探せばよかったのだろうか…。
・お金を置くトレー
受け取ったお金を一時的に置く場所にとても困った。
それこそ100均でも手に入るので買っておきましょう。
・タブレットスタンドみたいなやつ。
『ディスプレイは立体の方がいい。』と思って見本を置こうとしてたけど純粋に忘れた。
看板や値札を立体にして誤魔化しました。
…長くなってしまったのでリスト化してみました。
人によっては必要なものが変わってくるので、必要最低限の参考程度にしてください!(そもそもこの記事自体がそんな感じでした。)
【使用したソフト】
・illustrator(PC)
・Photoshop(PC)、アイビスペイント(スマホ)
【準備したもの】
・おつり
・電卓
・筆記用具(ボールペン、シャーペン、消しゴム、はさみ等)
・テーブルクロス
・本の梱包用透明袋
・スケッチブック
・カラーペン(数本のみがおすすめ)
・お昼ご飯
・ゴミ袋
【準備した方がよかったもの】
・手持ちビニール袋
・お金を置くトレー
・タブレットスタンドみたいなやつ。(見本置きなど)
準備物を確認できたところで、実際に作っていった行程を見ていきましょう!!
⓪印刷会社選定、用紙決め
今回はプリントパックにて注文しました。
特に滞りなく品物も届きましたが、色んな会社を比較したいので次は別の会社に注文するかもです。
用紙は
表紙→ホワイトアートポスト180
本文→マットコート110
にしました。
ちなみに180とか110というのは紙の厚さを示していて、数字が多い方が厚いらしいです。
今回CD-Rを同封したので一番厚い紙にして正解でしたが、本文はちょっと読みづらかったので、次回作るとしたら本文はもう少し薄くしようと思いました。
実際どの会社でも良さそうですが、大体は用紙サンプルが無料でもらえるので、会社を決めたら忘れずサンプルを取り寄せましょう。
あと、会社によっては初回登録でクーポンが貰えることがあるので、(予定している部数やアイテムが大量になって予算オーバーにならなければ)詳細や期限を確認したうえで利用してみるのもいいかもしれません。
(私は期限が切れて使えませんでした。残念。)
また、入稿から品物が届くまでの日にちの数え方が複雑になっていたのでそこもしっかりチェックしましょう!
①おおまかな収録内容・ページ数決め
本の制作が決まった時点での私のイメージは「バーチャル界隈で出会えた人たちと物(本)を作ったという実例」というとても抽象的な感じだったので、ジャンルはイベントテーマでもある「サブカル・創作」内だったら何でもOKということにしました。
小説や記事、ペーパークラフトやフォントデータなど色んなものを寄稿していただき、最終的に(見た目はちょっと違うけど)付録つきの雑誌みたいな感じになったのではないかなと思います。色々あってお祭りみたいな雰囲気なの個人的に好き。(´ω`*)
ページ数は最終的に表紙2P+本文22P=24Pになりました。
最初にあいさつ、目次、本文と続いて最後にふろくCD-Rの説明、最後に奥付(スタッフクレジットみたいなやつ)とCD-Rを張り付けておしまい。
各コンテンツの最後に担当したメンバーの紹介を加えました。
②みんなから原稿をもらう
今回は参加者のみなさんから、今までに作成した作品や新規に作っていただいた作品をGoogleドライブで共有してもらう形をとりました。
本を作ると決まった当初は「大人数をまとめるとなると複雑なこととか考えるのかな…」とかボンヤリとした不安を抱えていましたが、提案してもらったこの方法はとてもシンプルで良かったです。
新規作成を必須としなかったのもみんなの負担が軽くなって実現できた要因になったと思います。
ちなみに私はメンバーのイラストを描き下ろしてました。
③の原稿割り当てと同時進行でギリギリ描ききることができました。これが製作者特権(((
③印刷会社のHPにあった印刷ベースを基に原稿を割り当て、枠などのデザインなど全体的なバランスを見て調整
昔illustrator習っといてよかった~…と思いました(笑)。
(とはいえ忘れてる操作もめっちゃあったのでそこは随時調べながら。)
おおまかに話が変わるところまでを1Pとして一旦入れてみて、他のページとバランスが大きく変わらないように調整。
隙間が大きいところは帯?や紹介欄などデザインを入れて寂しくならないように。
また人の作品を扱うということで、読みやすさを意識しつつ、区切りすぎず極力原文の区切り方をそのまま生かすように意識していました。
あまり凝りすぎるとキリがないのと納期に間に合わないので、拘りたいところは拘りつつ、納得のいく範囲ギリギリまでシンプルに仕上げました。
デザイン辺りは全て私に任せてくれたので制作はスムーズにできました。
⑤メンバーに頼んで調節や印刷時の注意点クリアしてるか確認してもらう
illustratorは触ったことがあっても本作りに関しては素人な私。
今回のメンバーでもあり印刷に詳しいEternal Laboratoryさんに入稿する上でのチェックをしていただきました。
お蔭様で滞りなく1発OKでした。本当にありがとうございます。
そこで今回注意した点を一通り並べていきます。
(また詳しいことは調べたら色々見つかるのでここでは自分の解釈でざっくり説明します。)
・文字のアウトライン化
illustratorやPhotoshopデータで入稿する際は絶対に避けて通れない行程。
アナログで例えると、手作業で文字を書くんじゃなくて、ハンコで文字をスタンプするように変更する感じ。(多分。)
絶対にアウトライン前とアウトライン後のデータは分けて保存するように!!!!
毎回工程ごとに保存してたのに何故かアウトライン前のデータだけは保存してなくて、訂正するのに苦労しました(^^;
・画像の埋め込み
これもめちゃくちゃ大事。これやってると使ってる画像の保存してる場所変えても影響が出ない!!入稿や他の人と共有した時も安心!!
・端っこに色置く時は余白のとこまではみ出させておく
印刷した時にちょびっとだけ白いのが見えるのを防ぐ作業。
やっぱり最後までチョコたっぷりの方がいいよねって話。(?)
(そういえばあのCMいつの間にか見なくなりましたね)
⑥メンバーみんなに各担当ページのスクショを送って誤字の確認
ここまできたら作業もクライマックス。
PDFで書き出してメンバーに各担当ページの誤字を確認してもらいました。
⑦入稿!!
注文内容をしっかり確認して入稿!!
あとは印刷会社からの連絡を待ちます。ドキドキ。
⑧届いた本の状態を確認、袋詰めして完成!
そしてついに完成~!!
やっぱり現物を見るとテンション上がります!!!
詳しくは後ほど書きますが、無事CD-Rも届いて一安心。
CD-Rを最後のページに張り付け、その日は作業終了。
…実はその後外装フィルムを買ってきて当日設営した後に袋詰めしてました。看板も間に合ってなくてその場で作成。(準備は早めに済ませましょう。)
思い付きでメンバー紹介も描いたりして、それを見てくれる人がいたのは嬉しかったです。個人的に手描きのライブ感が好きなので結果良い感じになりました。(´ω`*)
売り子中は一瞬の隙も見せず(というと大げさですが)明るい表情を心掛けながら、色んなもの作っている人いるなぁ~と見るのも楽しみながら
無事楽しくイベントを終えることができました!
おまけ(CD-Rの版面作成)
CD-Rの発行はEternalさんの会社でしてくださいました。
その様子がこちら。
盤面デザインは自分でCDのベースを探してみて、その大きさを基にデザインしました。
CDラベル作成の実績解除ができたので、今度はジャケットも作ってCD単体で制作するのも面白いかな…と。
そんな想像も膨らましたりしています。(´ω`*)
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そんな感じでわっかの初心者本作りは以上でした!
行程自体、一人でするのはちょっと大変でしたが、一度やってみたら覚えられるような(と言ったらちょっと大げさですが)
「自分でも本作れるんだ!!」って自信に繋がりました。
みなさんも2021年、やってみたいことを実現してみましょう!
わたしも色々実現していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
幻緑わっか
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