閾値(しきいち)

「いきち」とも読みます。
「生き値」と考えれば、とても興味深い言葉ですよね。

「閾値」の説明は色々とされていますが、
心理学的には、ある判断を下すための基準点や限界値。
物理工学などではある水準を超えると変化が生じる値。

つまり、マイナスからプラス、またその逆や上下左右前後等の動き含め、
「境目、境界線、接点、区切り」等の意味合いがあります。

生物学には「悉無律」(全か無かの法則)と呼ばれる法則もあります。
「刺激が加えられても反応するのか、しないのか」の境目ということです。

すごくわかりやすい例で言えば、
「悪口」を多様言われる分には気にしていないが、
ある「限界点」を超えると我慢できなくて、
反論したら、怒ったりして反応する。

この「閾値」という概念はとても大切で、
0(中心)をどこに据えるかで、
あらゆる現象もプラスにもマイナスにも変化できます。

お腹いっぱいで食べれば満足感が少なく、
お腹空かせて食べれば満足度が高くなる。

それと似たようなものだと思ってください。

「閾」の「門」の中にある「或」は「或る(ある)」と読みます。
意味は、「未知で不確かだけど、ある」

「或いは」という接続詞で考えれば、
「もしかすると、たまに、ある時には、稀に」
というような意味になります。

量子力学を知っている人なら、なんとなくこの感覚はわかるかと思います。

つまり、「0(無)」というのは有るのか?無いのか?
「0(無)」という状態が有る?
こういった矛盾を含みながらも、無視できない存在。

神と人間、親と子供等で考えれば、
人間の幸福のために用意した地球や万物、人生なのに、
戦争や災害等を止める事ができない、できるのに。

こういった「神=0」とも考えれるかと思います。

ちょっと話が飛び飛びになってしまいましたが、
ちょっとした1ワードから、深く掘り下げ、
また関連した言葉を調べていけば、
勉強や学習、理解や気づきの幅は大きく広がっていきます。

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