「ん」
「ん」はひらがなの最終文字であり、単体で意味があるようでない。
だが、その他の語とくっつくと非常に重要な意味を成す。
おそらく、この最後の「ん」と最初の「あ」は中心を表し、
それがなくなると「あん(安)」が無いことと同じになり、
「不安」になるのだと思われる。
「ん」という唸るような響きは、言語を超えた、
世界共通で誰もが発せられるような空気の振動にも感じる。
例えば、声が出せない人でも「ん〜」と唸ることはできるのではないか。
この「ん」という形も、
私の示しいくべき使命の「れいち(01)」を象徴していて、
斜め直線が中心の一本線を表しているようにも見えるし、
その次の曲線は「太極図」の真ん中にも見える。
「ん」という漢字はないが、「ん」が「无」の起源となり、
そこから「無」が発生してきたと思えば、
0という中心を表していると言ってもいい。
意味がないけど、なくてはならないもの。
なくてもいいけど、ないと不便なもの。
人生の始まりと終わりが必ずあるように、
日本独自の「ひらがな」の始まりと終わりから、
「言霊」を感じることこそ、
日本の文化を知る最初の一歩に繋がるのではと感じる今日この頃。