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「世界は美しいものだった」@ MILLION THE@TER WAVE 11

9月23日、本日は「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 11 オペラセリア・煌輝座」の発売日ですねー!!
7月下旬開催PST「Parade d'amour」から早2ヶ月、ついに来ましたよCDが……!
これからのMTWのCD発売日は後ろにズレ込んでいくと思われますが、今回も567到来前よりも1ヶ月遅れてのリリース、待ち遠しかった……。ミリオンライブ界隈全体も創作クラスタも沸いた今作、私自身もついにフラゲしてしまいまして。

そんなわけで今回も雑な感想(※ネタバレ含)、いってみましょうー!!


1.ドラマパート本編のあらすじ

今回の話のあらすじ。

地方の田舎貴族のノリス男爵の娘、長女アシュリー・ノリス(演:北沢志保)は、鉄道事業の詐欺に騙された父に代わり、家族離散の窮地を脱すため、証文を持つ成金貴族で大商人のロバート・ヘリックの屋敷にあの手この手で忍び込むが失敗。そこでターゲットを変え、ロバートの息子であるオスカー・タルボット(演:桜守歌織)に近づくため、彼が通う王立士官学校へ性別を偽り入学した。
年度末にロバートの屋敷で開かれる舞踏会に乗じて屋敷に侵入、証文を奪う算段だ。オスカーと親しくなるか、舞踏会に招かれるためには成績優秀者になるか。
そんなアシュリーの正体・目的を不可抗力で知ってしまった生徒会長で同室のハーヴェイ・バーティ(演:田中琴葉)が協力するようになったり、オスカーの犬……ではなくオスカーの従兄弟のアリエル・ハワード(演:徳川まつり)が「お兄様(オスカー)にどちらが相応しいか勝負だ!」と逐一ウザ絡みしてきたり。そんな仲間たちと勉学に励むうちにアシュリーは当初の目的もとい復讐心が揺らいでいき、気づかないふりをするが……?
「世界は思うより広くて美しい──」

今回も本当に最高だった。ありがとう、ありがとうミリオンライブ。ありがサンキュー……。
いや、前回(※TC03)は「ある意味」で最高だったというか、とにかくMTW11は救いだった。
ラブストーリーではなく、そのラブに繋がる話、それだけに収まらず青春も友情も盛りだくさんで。
事前に妄想してた展開やらそうじゃない設定やら、マルチエンディング風にまとめられた終章やら全部良かったです。続きが気になるような、でも知ってしまったら……ってもどかしい~。
「ウザ絡み」とか書いたけどアリエルくんめっちゃ好き、かわいい(ちょろい)。

2.登場人物について

アシュリー・ノリス:北沢志保
強い女の子でしたね、アシュリーちゃん。
CDが発売される前、ミリシタのイベントコミュやMVでは「王子様に翻弄される男装のお姫様」かと思わせておいて、まさか王子たちの視界を広げ、自分を強く持って、前に進み続ける、Parade d'amourの歌詞を身をもって教える立場だったとは……。
序盤から(特に)アリエルくんにガンつけて、元はと言えばあちらからではあるにしても、狂犬っぷりを炸裂させてハーヴェイくんの胃を痛めさせる……いちいち煽るし、中盤からは若干穏やかになる刺々しい口調もキレッキレ。「やたらと人に噛みつかないように、首輪と鎖でもつけておいたらどうですか?」が1番好き。というかそこに一旦乗るオスカー様なに。

独学で首席合格、密かに剣術の稽古、努力家なのはもちろん、おそらく元々とても賢い子で、オスカーの「入学早々に生徒会長のハーヴェイを味方につけるとは」というセリフやハーヴェイに正体がバレてしまった割にはやや雑な反応から、オスカーに近づく手段としてわざと女だということをバラし、ハーヴェイに協力してもらうように仕向けたのではないか、と私は考えます。強かな子だなぁ~。

にしても、学校に通うことの楽しみに夢中になっている姿やアリエルに女なのがバレた際の彼女の投げやりで、諦観したような態度、終章での3人からの告白に狼狽える様子は年相応の女の子ですごく良かったです。ぶっきらぼうな男口調もめちゃめちゃハマってたし志保ちゃんにしか出来ない主人公でしたね。


ハーヴェイ・バーティ:田中琴葉
ハーヴェイくん……ハーヴェイくん…………(限界)。
いや、もう初手からかわいかったハーヴェイくんんん。生徒会長だけど上手く新入生歓迎の挨拶がキマらない~(褒め言葉)。
一幕で早々にアシュリーが女だったことを知ったシーンの回想が流れましたけど、ドア開けた時の反応が最高すぎない???

「ええッ!? お、女の子……!? どうして僕の部屋に女の子が!」だとか、
「ひぃぃっ!?」だとか、
「なっ、なにも、なにも見てませ……っ」だとか。

お前はどこのラノベのラッキースケベ野郎なんだ……というか、なんだこのかわいい生物……。裸(着替え中の下着姿?)はそりゃ動揺するだろうけど悲鳴がかわいいのなに、お前こそ女の子か。

それはさておき、ちょっと頼りないのかな? と最初は思いましたが、様々な場面でアシュリーを支え(もはや保護者、胃薬差し入れたい)、軍人の家系から抜け出せずにいるけど本当は医者になりたい、という夢を最後には大学に入り直す形で実現していて、彼のこの真面目さは琴葉さんの性格からでしょうね。
最初からずっとアシュリーと聞き手に説明する役割を担っている大事な役でしたね、ハーヴェイくん。それはそうと、ハーヴェイくん。アシュリーちゃんを運ぶ時はお姫様抱っこしたのかな~~~?

中の人的な話をすれば、種田さんはいろんなアニメでメインヒロイン役をやってるイメージが強かったですけど、ラノベ主人公みたいなの、めっちゃ新鮮で好きです~!(私信)


アリエル・ハワード:徳川まつり
お前お前お前!
お前もだよお前も~~~!!!(再び限界)
なに犬系男子、ケンカップル上等、泣き虫とかいう見事なコンボ決めてるんですか!!
かわいいよ! 好き!(告白)

アシュリーに首席を取られたことが最初気に食わなかったのは事実だろうし、お兄様の露払いをしてたつもりだったんだろうけど、いつの間にかアシュリーのことを知れば知るほどに信頼して、勝負を吹っ掛けては結局受けてくれるアシュリーと競うのが楽しくなっていたアリエルくん。しかも、正体を知って裏切られたと思う気持ちも、家柄も何も関係なく自分そのものだけを見て評価してくれていたアシュリーを想うからこそなんだよね……!
しかも泣いちゃったところにお兄様と気持ちの整理をするわけだけどね……!
アシュリーの努力をその目で見ていたから、自分が負けた時ちゃんと認めて、心配でいてもたってもいられず駆けつけたらアレだったから……。
生意気王子から一転、一人前の男に成長ですよ!
く~、鉄板な展開……!
そもそも、「お兄様っ!」て呼ぶ時絶対しっぽブンブン振ってるよね、振り回してるよね!? ね!? かわいいなあー!!

まつり姫の演技力がピカイチすぎるから~!
天才か? 天才だ~!
姫だけじゃなくて王子もできるのかよ、さすがすぎる~!!
ちなみに超個人的には、諏訪ちゃんをン年前の「悪魔のリドル」の東兎角で知った身なので、この子声低い!? ってビビってからのまつり姫を知って床に伏したんですけど、今回また違った感じでかっこいい王子様になってて、もしアシュリーちゃんとくっついたらしっかり守ってくれるよねアリエルくん~! って夢女子がぴょんぴょんしている。終章のセリフがマジでそれ。


オスカー・タルボット:桜守歌織
お兄様! 困ります! あーっ!
いけません! アシュリーちゃんを「おもしれー男(女)」って俺様王子みたいに見守っては! いけません!! あーっ!?
お兄様っ!?
セリフの合間合間の吐息とか微笑みとか、これ以上、どれだけの夢女子を生産なさるおつもりで!? いけません困ります! いけませんいけませんー!! ああーっ!?!?



……。

落ち着こう。

オスカーお兄様、破壊力ほんっとすごい(語彙力)。
曲聴いた時点で、自惚れ強~い! けど、そんな自信満々で才色兼備な姿に尊敬の念を抱く人たちに囲まれる、スパダリ王子なんだろうな~! なんて思ってたら、留年で「へ?」って声出ちゃったよ。その留年にも深いわけがあったわけですけどね……(※後述)。
そして、作中のただの「デキる奴」なわけではなく、アシュリーを過去に見かけたことを覚えていて(恐ろしい記憶力)、最初から見透かしていたし、ハーヴェイくんには鎌をかけつつも、別に鎌をかけなくたってさも分かりきっているという口調、アリエルくんのことをさりげなくずっと気遣ってるし、最終的に自らもすぐ卒業試験に受かって近衛兵になろうとしているあたり、本当に油断ならん人だ……って描写が多いところにガッツポーズしてしまった。
そんな表の顔の下には、父親とは冷えきった仲、汚れたお金で動く事業を継がされることを避けて留年。しかも母親は亡くしていて……って暗い暗い闇を抱えていたわけで。アシュリー、アリエル、ハーヴェイに対してにこにこ笑いながら話しかけている普段の口調とは裏腹に、アシュリーに証文を渡す時のどこか不機嫌そうな声はあからさまでしたね。

それはそうとアシュリーの言葉で闇から目を覚ましたオスカー様?
アシュリーの素性を1番最初から知ってたくせにいきなり抱きつきましたよね!? そりゃ抜け駆けって言われますよ!!! まったくこの人は! しょうがないな!!(許すんかい)
終章の求婚聞きました? あんな直球勝負で来る? 作中1番本心を見せないように振舞っていた人が?
最高。

ジェネシス×ネメシスから味をしめたミリシタちゃんは歌織さんに低音パートを任せる機会を増やしてくれて、本当にありがたい……ありがたすぎて蟻になったわ……(?)。


3.登場人物と登場人物

MTW11はMTWの中では例外的に作中劇ということで、T×シリーズやMTGシリーズのように、アイドルとアイドルが演じた役でリンクする場所や対比がとても重要なんですよね。
志保ちゃんとアシュリーには「家族を守りたい」という強い思いがあって、琴葉さんとハーヴェイには「勤勉で真面目、常識人」な性格が繋がっているんだと思います。
まつり姫とアリエルは「『本当は自分自身を見て欲しい』と思っている」、こんな感じでしょうか。歌織さんとオスカーは「自分の道を行くために一歩踏み出すこと」ですかね。
担当びいきになるけど、オスカーは留年してもう年はおそらく20前後、自分の道を決めかねて士官学校で閉じこもっていたところから一歩踏み出したわけで、それは歌織さんのアイドルになった理由と通じるのでは、と嬉しく思ったりなんかして。


4.まとめ

MTWはお仕事でのアイドルとファンや関係者の、もちろん音声がついての会話や触れ合いが私にとってはとても新鮮で、また一貫してミリオンライブではあまり無かったジャンルの曲にたくさん触れることができるので好きですが、こうして作中劇が帰ってくるとこっちも好きなんだよなあ~! って楽しくなっちゃいますね。全部やってくれ(欲張り)。
そして、はやくライブで聴きたいな……。
ドラマパートで十分「世界って美しいんだな……」って浄化されたところではあるんですけど。
ううう、はやく、はやく生の4人の歌声聴きたい。
Parade d'amourで黄色い歓声上げたいし、星宙のVoyageで大号泣したい。もしかしたら夜想令嬢みたいにミュージカルやってくれるのかな……。
ともあれ、最高をまた塗り替えてくれたミリオンライブ。
まだまだ続くMTWシリーズのユニットも目が離せませんね、今もTIntMe!の3人が刺さって抜けないんですけど。
ではまた次回! ここまで読んでくださりありがとうございました!

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