#読書感想文
第21回読書会報告書
晴天に恵まれた当日、前回同様暖房いらずの暖かい気温になりました。お出かけしている人たちの足取りはどこか軽く、街の方では人も車も賑わい、こちらも陽の気を浴びるようでした。そんななか、読書会を選んで足をお運びいただきありがとうございました。
第21回目の課題本は「悪童日記」アゴタ・クリストフ です。
戦争によって人の生が狂わされていく、過去も現代も……。言わずとしれた不朽の名作です。
戦争が
第19回読書会報告書
11月4日(月祝)、第19回いわぬま読書会が開催されました。
清々しい秋晴れに恵まれ、すじ雲が青空に広がり、近場の方は、歩いて会場まで来られた人もいました。風がほどよく吹いているので、日和に誘われてお出かけしたくなります。また読書の秋にぴったりの気持ちのいい季節です。東北の秋はほんとうに短いので、この時季が長ければいいのになぁといつも思います。
本日の課題本は「82年生まれ、キム・ジヨン」チ
第18回読書会報告書
9月15日(日)15:00から第18回いわぬま読書会が開催されました。
本日はあいにくの雨天、傘をさしても所々にできた水溜りのせいで、歩くたび路上に跳ね返った雨粒がズボンの裾を濡らしました。そんな中、ご参加いただき誠にありがとうございました。第18回目の課題本は 樋口一葉「たけくらべ」 です。現代語訳を想定しておりましたが、原文そのままの「たけくらべ」をお持ちになる方もいました。私も2冊持って
『父親の死体を棄てにいく』感想 カクヨム企画 番外編
黒田八束さんによる、カクヨム企画 『 父親の死体を棄てにいく 』で寄せられた8作品の感想です。Xでやると長文になってしまうため、noteにまとめて記載させていただきました。企画内容↓
以下感想は開催中の参加順。
① 雪の晩鐘 -下村アンダーソンさんその人の境遇や生活環境、価値観や嗜好など、互いに違うことを明確にするキーとして『音楽』はとても最適かもしれない。他者と出会い、こういう生き方もあり得
家父長制アンソロ「父親の死体を棄てにいく」感想
家父長制アンソロジー「父親の死体を棄てにいく」
〚 あらすじと感想 〛
家父長制に対するアンチテーゼとして、父親の死体を棄てにいく小説だけを集めた文芸アンソロジー。
あらすじは『おざぶとん』黒田八束さんの通販サイトより引用致しました。以下掲載順です。
※物語にふれているため、未読の方はネタバレにご注意ください。
① Sewing Pieces Together(落山羊さん)
「次のお話を探そう
第16回読書会報告書
6月16日(日)18:00〜19:00まで、第16回いわぬま読書会が開催されました。課題本は、井伏鱒二【山椒魚】 です。
宮城県は梅雨入り宣言もまだですが、この日は真夏日と言われるほどの暑さでした。各地で30℃以上を記録したところもあるそうです。風が吹けば、涼しく感じるのはまだマシな方なのでしょう。これがそのうち熱風になると思うと、今から夏対策は考えていかなければならないですね。
この日の